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シャンパーニュ地方のブドウ畑でPalissage! パリサージュしてきた。

先週末(5月26、27日)にいつもお世話になっているシャンパーニュ地方のヌービルという村に遊びに行ってきた。

ヌービルはパリから電車で3時間ほどの所にあるシャンパンを作っている村だ。たまたま夫の家族がそこに家を持っていて、ご縁ができた。

そのときに Palissage (パリサージュ)するよ、やる?と誘ってもらったので、ワーイ!とお手伝いしてきた。

パリサージュ(Palissage)とはざっくり言うと、ブドウの苗を支えるワイヤーの高さを調節する作業だ。

ワイヤーを苗の高さに合わせてずらしていくだけなので、一見簡単な作業に思えるが、全部手作業なので、広大なブドウ畑を一人でやるとしたらめちゃくちゃ大変だなと想像して冷や汗をかいた。


このブドウ畑はみんなのボランティアで育てている共有畑なのだ。

だから私も簡単に参加できるんだけど。

ちなみに採れたブドウはもちろんシャンパン用として売られ、その利益はアフリカの貧しい子供たちへ寄付されるそうだ。



フランスのブドウ畑はぐんと斜面に広がっている。


今年の4月に猛暑日が続いたこともあって、例年に比べて今年は生育が早いようだ。

赤い帽子のおじちゃんが丁寧に説明してくれる。

苗をよく見てみたらブドウの花はつぼみ状態で、これから花が咲いて実になっていく。

このまま良い天気が続けば、収穫は8月の終わりごろだって言われてびっくりした。

たしか去年は10月頭くらいだった気がする。

ただ、アラレが降って苗が破壊されてしまった一帯もあり、そういう場合の収穫は生き残ったブドウの収穫と、新しく生えてきて実ったブドウの収穫の2度行われるみたいだ。


同じ畑でも上の方と下の方で土が違うため生育にもすごく違いが出ていた。

大きい苗も小さい苗もあって、その都度ワイヤーの高さを変えていく。

ブドウ畑の中をトラックが通るときに、苗を傷つけないように、飛び出ている苗がないようにもした。

朝の8時半くらいから始まった作業は、みんなでゆっくり楽しくやって、2時間ほどで終わった。



このパリサージュは週一回の頻度で今後行われていくみたい。みんな、また来週!って言ってた。

8月にはもう実がなっているなんて、すごく成長が早いなぁ。

そうそう、ここのブドウの種類はピノノワールだ。

今から収穫がとっても楽しみすぎる。


作業が終わったら、シャンパンで乾杯した。

シャンパンにとどまらず、おじさんたちが白ワインもどんどん開けてて、いや、まだ午前中だよなとびっくりした。

さすがフランス人。(笑)

私はたったの一杯でくらくらしてしまうからお酒が強い人が羨ましい。


でも収穫の時はもっとパーティー感満載なのだ!

私も収穫のときにまた参加したい、したすぎる!!!!!

つづく


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