前回の話はこちら

友人に湯布院のインターまで車で送ってもらう。
そこからヒッチハイクで長崎まで行きついた。
何台の車にお世話になったのか私の記憶と記録にも残っていないので、
ここに詳しいことは書き記せないのだが、
大分の友人に確認したら、私は無事に誰かに拾ってもらって長崎にたどり着いたそうだ。はっきり覚えているのは長崎に着いたあとしかない。
私の記憶よ。どうか戻ってきておくれ。

長崎には午後に着いた。たしか15時くらいだったと思う。
かつてのバイト仲間が出したというお店にまっすぐ向かった。

お店はシンプルで洗練された作りでめちゃくちゃカッコイイ。
いわゆるオシャレ～な店だ。

おおっ。
ちょっとドキドキする。
一緒にバイトで働いてたのは 5 年前くらいだ。
当時彼女はスーパーヒーローのように素敵でキラキラして見えた。
仕事が一番できるし、速いし、何をしていてもカッコよくて、
笑顔でみんなのフォローをしてくれるしで、
イケメンで惚れてしまいそうだった。

そんな人が作ったお店が目の前にある。
すごい。感動。

恐る恐るお店に入ると、素敵な女の人が出迎えてくれた。
見るとパンはもうすっからかんで無くなっていた。
もうこんな時間だしね。当たり前だ。
むしろ人気店で良かった。

バイト仲間だった彼女の名前を出したら、
奥から出てきてくれた！

すごい。さらにイケメンになっていた。

パンこれしか残っていなくてごめんね、
とバゲットを出してくれた。
美味しいバターも添えてくれる。

コーヒーも出してくれて、
ありがとう。(泣)と頂いた。

パンもコーヒーもめちゃくちゃ美味しかった。

あのバイトを止めてからどれだけ頑張ってきたんだろう。
こんなに素敵なお店を作っていて、良いパートナーがいて、
長崎で頑張っているなんて。胸がいっぱいになる。

本当にすごい。
すごいとしか言えない。
私も頑張ろうと心に決める。


お店をあとにして、
長崎の予約していたゲストハウスにチェックインする。

オーナーの人はとても親切で、長崎の町の情報を色々教えてくれた。

長崎の町をぶらぶら歩く。
すごく素敵な街だったので、もうすでに夕方になってしまったのが残念だった。もっと散策したかったな。
また再訪しなきゃ。

そして、教えてもらったトルコライスが食べられる喫茶店で夕食にした。
本場のトルコライス！！
ピラフとナポリタンスパゲティーの上にトンカツが乗っていて、さらにその上からカレーがかかってる！
なぜトルコなのかがよくわからないが、長崎ちゃんぽんに次ぐ長崎のご当地グルメの1つだ。
炭水化物＋炭水化物＋揚げ物っていうダイエットとは真逆の食べ物だっ！

おいしく完食。
帰り道、これまた長崎グルメで有名な、シースケーキが目に入って、
食べてみたかったけど、
私の胃はすっかりトルコライスに占領されていて、諦めた。(涙)

あー長崎楽しい。

明日はいよいよ鶴見に帰る。

旅行で2週間って、長いと思っていたけど全然足りない。
もっと日本の各地を旅したいと思った。

つづく

次回でこのヒッチハイクの旅の記録は終わりです。
ここまで読んでくれただけでも嬉しい。
ありがとうございます。