劇場
昨日の朝、ステートメントについての講座を聞いていたら、
この杉本博司についての話が出てきたので、
懐かしいなと感じて調べてみた。
杉本博司という世界的に有名なフォトグラファーなのだが、
(実のところ、私自身、写真教室に通わなかったら知らなかった方だったが)
この方の有名な作品の一つに「劇場」がある。
カメラの渋りを全開にして、かつ2時間シャッターを開きっぱなしにして、2時間くらいの映画の上映シーンを1枚の写真として撮影したものだ。
そこに映し出されたのは、単にスクリーンが真っ白なだけの古い劇場が写っているだけ。
形で見るならそう見える。
でもこれを一人の人生として見るなら、
あんなことがあった、こんなことがあった、
これにはこういう嫌なことがあった、楽しいことがあった、
そんなふうにいろいろな意味付けが各シーンに描かれていたけれど、
結局のところ、そのすべてを重ね合わせたら、すべて光でしかなかった。
今、そう感じた。
この「劇場」に杉本博司がつけたステートメントをコピペしておく。
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