デイリー記事3

アルトコインBCHチャート分析20181109

試験的にアルトコインの分析をしてみます。アルトコインは短期足で分析の精度を出しにくいため、日足と4時間足のみの分析です。

とりあえず今回はBitfinexのBCH/USDチャートを使用します。

それでは始めましょう。

まずは日足です。

日足では下落トレンドが続いていましたが、11月に入ってからは大幅に上昇しています。この上昇でトレンド転換したのか、については非常に判断が難しいです。というのも取引所によってボトムのつけ方が違っているためです。ちなみにこの記事で使っているBitfinexのBCH/USDチャートではまだトレンド転換していません。□で示した高値を上に抜けない限りは下落トレンド継続です。

このチャートでトレンド転換の可能性の次に注目すべきなのはダブルボトムの可能性です。○で示した高値(ダブルトップのネックライン)を上に抜けたことで一時的にダブルボトム成立の可能性が考えられました。しかし、昨日のローソク足の終値でネックラインを割り込んだため、現時点ではダブルボトム成立の可能性は低くなっています。と言ってもネックラインをリトライする動きである可能性もあるので今後の動きには注目しておきたいところです。高値に張り付くように推移する場合は続伸となる可能性が高まります。もし続伸となった場合はダブルトップ成立となりターゲット770$を目指す展開となりそうです。同時にトレンド転換することになります。

つまり、現在BCHは続伸か反落かの分岐点にあるということです。

4時間足チャートを見てみます。

4時間足ではトップをつけて以降はやや強めの初動で下落しています。現在は上昇全体に引いたフィボナッチリトレースメント38.2%の手前まで下落が進行しています。よって続伸の場合も反落の場合も、いったんの上昇は考えられそうです。問題はその先の動きです。

ここから大きく上下動しながら横方向に推移する場合は、その上下動全体が続伸前の調整となる可能性があります。図に示しているのは続伸パターンの一例です。続伸となった場合は日足で解説したダブルボトムが成立します。この場合の目先の上値ターゲットはダブルボトムのターゲット(770.00)付近になりそうです。

そして、上昇するも上値が重く短期足のトップに転換パターンが形成されるような場合は高値リトライから反落の可能性が高まります。もしこのシナリオとなった場合、目先の下値ターゲットは上昇全体に引いたフィボナッチリトレースメント61.8%(500.50)付近になりそうです。

記事中でもお伝えした通り、現在BCHは分岐点です。相場の分岐点では乱高下する場合があります。乱高下中の相場では短期足を見ていると消耗しがちですが、大きめの時間足で分析するときれいなパターンを形成している場合があります。ぜひ複数の時間足を見ることを心がけましょう。

そして、テクニカルに100%の精度はありませんし、100%の精度で将来の値動きを予測することはできません。現時点で得られる事実に基づいて常に冷静に分析し、トレードは謙虚に行いましょう。

それでは、よい週末を。

この記事は将来の値動きを保証するものではありません。投資は自己責任で行いましょう。

ありがとう。