知られざる古代日本の起こり|ひ・一の流れ|あたらしい日月神示
神靈界により型出しされたものは、やがて現界へと転写されることになっているのは前述の通りです。
天界の、封印された根源神の国常立大神の型の、顕界(地上界)への転写は、実在した神人、素戔嗚尊であろうと思われます。
ここでは、有史以前に実際、何が起きていたのかを35万年前とする日本古代史から紐解きます。中矢伸一さん著「日本古代史の秘密」から参照させていただきます。
出雲王朝のくだりは、記紀に登場する出雲ではありません。時系列が合わないんです。上記内容は、記紀のずっと以前に、出雲があったと言っているのですね。出口王仁三郎氏も「原初の日本国の起こりは、神人素戔嗚尊による出雲王朝であった」と言っています。
その辺の事情を探るために、上記をすこし要約します。
神人であった素戔嗚尊によって建国された高天原は、現在の約4.6倍もの高さの富士山の雲の上にありました。現在の富士山の頂上以上、はるか上空のすごい高度にあったのですね。そこに住んでいた人々を高天原人種と呼びます。
その高天原人種が地上に降りたことを天孫降臨と言い、最初にできた地上の王朝が出雲だということです。
出雲とは、高天原人種が富士山の雲の下に出たこと自体を指すのではないでしょうか。そう解釈すると謎が解けるのです。高天原人種が、地上界で建国した都はどこでも出雲というわけです。地名や部族の名前ではなかったということ。
学校で習った日本史では、天孫降臨族は日向族ということになっていますから、天孫降臨族が出雲だったと聞くと、常識がひっくり返ってしまいますが、実は日向とか出雲とか、どちらがどうという世界ではなかったことは、以下に続きます。
正当性を求める以上、覇権争いの中ですし、神の葛藤の型の再上演にとどまってしまいます。そこ、もう卒業していきたいです。
話しを戻すと、古代の天皇は天岩船に乗って世界を統治した説が、日本の各地に残っていますが、雲の上に住んでいた高天原人種のことだとすると合点がいきませんか?
高天原人種はまるでラピュタのような空中の居住地から、天岩船に乗って世界中を駆け回る人種だったのです。そのころの地上には原祖人が住んでいて、天変地異が繰り返されたことで、高天原人種は地上へ降りていきました。
そこで原祖人との混血が繰り返され、高天原人種の特殊能力を引き継いだ、現在の人間の型が出来た説。
SFチックなファンタジーのようですが、その型が元祖日本人です。
人間は、宇宙人による原人類へのDNA操作により誕生した説も有りますが、最初に天教山に降り立った宇宙人が高天原人種であり、人類の祖先となった神人と考えることも出来るかもしれません。ゾワゾワしますね。
いずれにしてもハッキリしていることは、猿をず~~~っと観察していたら人間になるのではない模様。
お話しの続きです。天孫降臨により出来た人間はどうなっていったのでしょう?
いかがでしょうか?日向族か出雲族かという言う以前に、どちらも天孫降臨族だった説。
ここまでを整理すると、古代の天教山としての富士山の住人の高天原人種が、地上に天孫降臨して原祖人と混血して出来た人間(日本人)が、天変地異と共に世界に散り、紀元前18世紀頃に現在のパレスチナ辺りに定着した。彼らはセム族と呼ばれ、イスラエル人の祖であった。
中矢さんは著書の中でこうも書いています。「神素戔嗚尊によって建国された、富士王朝であった高天原の天孫民族が、世界を統治するために地上にくだり、最初の出雲王朝を地上に建国するも、天変地異で次第に人祖系人種の中に混ざりあった。」
セム族(イスラエル人)はその後エジプトへ移住、モーゼに率いられてパレスチナの地に戻ってくるお話しは有名です。
これが十二部族となり、内十部族は歴史から姿を消すも、海路と陸路の二手に分かれて、日本に上陸し、先住民と和合混血し現在の日本へ里帰り。
これが後に出雲族と日向族に別れていき、現在のような葛藤を繰り返します。このことは「ひふみ」の「ふ・2」へ続きます。
私の観点での日月解釈を、お読みくださりありがとうございます。
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