世の中だいたいオーディション

どうも。
好きなエナジードリンクは味噌汁。
ガリバーです。
体調整うんで一日一杯はオススメです。


さて。

よくテレビなんかで有名な俳優さんの下積み時代の話を目にすると思います。

役をゲットするためには、駆け出しの新人もベテランも、内部オーディションを受けるということです。

事務所に入ったり、デビューするためじゃないですよ。

そこから仕事をゲットするための戦いは日々続いていて、オーディションなどで勝ち取らなきゃいけない。

人によっては、100回受けてひとつ受かればいい方という話も。

芸人さんも、お笑い番組やイベントに出るには、事務所内での選抜があって、さらに番組のオーディションがあります。

音楽はというと、これも似ていて、どこかに所属する時も、レコード会社からリリースさせてもらう時も、プレゼン・コンペ・オーディションに勝ち続ける力が必要なんです。

僕の周りでは、オーディションを受けなくてもスカウトされたり、独自にグイグイやる人が多かったんで、本当にオーディションを受ける人は少なかったけど、個人的に感じたことを書いてみます。


そもそも芸ごとは評価されるようなものじゃないという考え方もあるけど、仕事となるとそうも言ってられない。

100回受けて1回受かるというのは、裏を返せば99回ダメとジャッジされて考える機会があったから、磨かれていき、チャンスを得られたんだと思います。

表に出る立場の人は、人に評価されることに慣れることが何より大切。

オーディションは一番効率的な実践トレーニングだと思います。


僕らアーティストは、自分こそ史上最高なんだと信じてるから、オーディションって、それを理不尽に打ち砕かれる可能性がある場だし、めちゃくちゃ嫌。

乱暴な言い方ですけど、音楽を極めたわけでもない人や、音楽好きでもない新卒社員さんとかに「んー伝わんないねぇ」とか言われるんですよね。

でもこの仕事って、作り手と売り手と買い手がいて成り立つ仕事。
それぞれの立場で評価して、使える使えないはもちろんジャッジしなきゃいけません。

そして、この先ずっと、有名になればなるほど、色んな人からの評価にさらされ続ける仕事。

逃げてはいられません。


僕自身、高校2年の夏から、毎月じゃないにしても、思いついた時に10個も20個もオーディションに応募してました。

多分、デモテープなんかも入れると年間100件以上は送ってました。

返信はほぼ無いから、実際に対面してもらえるオーディション探したり、SNSでプロデューサーにシレッとメッセージ送ってみたり、クラブの有名なDJに5枚くらいデモ渡して関係者に配ってもらったり、あの手この手でやってましたね。

今はもっと効率的なサービスあると思います。
フリクルさんの新サービスは、まさに神のような機能なのでオススメです。

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オーディションって、本気で受け続けると、次第に勝ちグセみたいなものが付いてくるんですね。(悪い慣れは良くないけど)

はじめは書類すら通らなかったのが、写真を工夫したり、プロフィールを書き直したり、ちょっとキャラを変えてみたり、色々やっていくうちに結果も出るようになる。

無意識に、自分の立ち位置とか、どんなフィールドで活動すべきかとか考えるので、普段の活動にも好影響が出るようになる。

そして何より、探してると公表してるんだから、それにハマればいいわけなんで、自分でアレコレ悩んでるより、手っ取り早く夢を叶える近道でもあるんですね。


18歳から20歳くらいの当時、東京のクラブやライブハウスで歌ってても、なんとも言えない違和感がありました。

僕はテレビにとにかく出たかったんですけど、どうもこことあっちとでは次元がつながっていないんじゃないかと。

僕は今も昔もアングラにこそ本物がいるという考えなんですが、自分がありたい姿は、テレビに出て歌ったり、色んな地方でロケしたりする存在だった。

そのために、当時の自分なりに、タレントや役者という入り口ではなく、まず歌を一般の皆さんに認めてもらうことが最短だと考えました。

それを叶えるのに一番早い方法が、テレビオーディションだったんです。

現場で歌っていると、自分はもうプロだという意識があるので、アマチュアに混ざって評価されることには抵抗がありました。

でも、幸いなことに高校生の頃にテレビオーディションで最終に残った時の甘い蜜の味を知っていたことで、緩和されたんだと思います。


結果的に有名なテレビオーディションのファイナリストになったり、バトルで優勝したりするんですけど、その時の僕の紹介で使われるフレーズは、現役のクラブシンガーでもプロシンガーでもなく、キャラクターの部分だったんですね。

そして改めて感じたのは、自分のキャラクターの薄さでした。

歌が上手くて当たり前の中で戦うとき、差をつけられる自分のキャラクターってなんだろう?

それは、歌声、音楽性、見た目、何でもよくて、どれも尖りきっていないと引っかからないんですね。

僕は、いわゆるR&B系の声とは違ったり、ソウルやファンクのマナーでJ-POP歌ったり、顔が特徴あったりで、多少は色がつくと思ってたんですけど、ぶっちゃけ一般的に分かりづらい。

ちょー薄味だったんです。

僕が目指す場では、このままでは勝てないと感じました。


こういう経験から、僕は人と違うことを探し続けるようになりました。

何でもいいから特徴のあるアーティストになろうと思い続けて、今に至っているわけです。

今いるフィールドで勝つことは大前提だけど、世の中は異種格闘技戦。
実力なんてズバ抜けてて当たり前のモンスターがうじゃうじゃいる中で戦うんですよね。

自分がどうありたくて、どんな人にどのように認めてもらいたいかをイメージして、最適な自分づくりをすることが大切です。


世の中だいたいオーディション。

批判や失敗のリスクを恐れず、枠から踏み出し続けることで、自分の現在地が把握できると思います。


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