見たことのなかった、穏やかな日常(徳島中央公園編)byたかぎちゃん
4月2日(火)。平日の昼間にもかかわらず、徳島中央公園はお花見を楽しむ人で溢れている。制服を着た女の子のグループや、老夫婦、小さな子どもたちが頭上を見ながら話している姿がなんとも穏やかな気持ちにさせてくれる。春の訪れを分かちあう空間がたまらなく愛おしい。
私にとって、徳島のお花見スポットは「徳島中央公園」だ。中心街の中でも桜がギュッと集まっていて、お堀に向かって流れる枝の流れがなんとも美しい。
そういえば、徳島市と聞いて、お城を思い浮かべる人はどれくらいいるのだろうか。おそらく徳島市内の人以外はピンと来ないかもしれない。この場所は旧徳島藩主蜂須賀公の居城跡で、敷地内には徳島城博物館と、旧徳島城表御殿庭園が残されている。周囲にはお堀が張り巡らされ、阿波の青石をふんだんに使ったその姿はかつての栄華を想起させる。実は歴史スポットでもあるのだ。
今では市民にお花見、お散歩スポットとなり、休日はのんびり過ごす人たちがいる。4月になると、無性にここで散歩がしたくなる。いつもは博物館前をうろつく程度だが、今日は奥の方まで入ってみることにした。
見知った場所でも、まだまだ知らない顔がある。徳島の奥深さをとことん味わった春。来年もきっと新たな顔に出会えるはず。これを公開することにはきっと葉桜になっていて、新しい季節の足音がしているはず。これから出会うであろう、他の地域の日常を見るのを心待ちにして今日はお開き。
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