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ランニングは「効率性の追求」こそが全てなのか?

ランニングの世界にどっぷり浸かるようになってからは、主に海外の情報やサービス、プロダクトを参考にすることがほとんどです。

普段はランナーズNEXTというWebメディアを運営していますが、この媒体は「ランニングを科学する」がメインテーマになっています。

日本は海外(特にアメリカ)に比べてスポーツ医科学の分野が非常に遅れているのが現状です。

なので、日本のランナーはトップアスリート、市民ランナーに限らず、もっと科学とかテクノロジーの恩恵を受けても良いんじゃないか?活用していった方が良いんじゃないか?と思ってます。

これまでは数値化することが難しく、勘や経験に頼らざるを得なかったものが、今では「客観的な指標」として、かなり把握できるようになってきました。

つまり、今までよりも「はるかに効率的にトレーニングができるようになった」わけです。

ですが、ランニングは「効率性の追求」こそが全てなのか?というと、そうではないと思っています。

現に、ランニングパフォーマンスや健康をアップデートしていくようなハードウェア、ソフトウェアは増えすぎていて、一部のマニアを除くと、到底使いこなせない状況になっているのは事実。

うちには国内外、ありとあらゆるデバイスが転がっていて、ソフトウェアもかなりの数使ってきました・・・。

ガジェットの数はここからさらに増えています・・・。

私自身はランニング×テクノロジー領域の興味・関心が圧倒的に強い人間ではありますが、数あるデバイスやソフトウェアの中から厳選して、オススメできるものをメディアやメールマガジンを通じて紹介しているつもりです。

必要に応じて、サポートもしている感じですね。

一方で、最近では科学とかテクノロジーの真逆にある、日本古来の武道や武士道、そして日本人としての精神性のような領域を深めていくことにも取り組んでいます。

下記のnoteの中でも書きましたが、物事の1つの側面があったとして、それとは真逆の世界に目を向けてみることは、物事の本質を捉える上で非常に大事なことだと考えています。​

「中道」という仏教の言葉がありますが、これは異なる2つの道の中間という意味ではなく、相対的に対立しているものの中で、いずれか一方に執着しないことを意味します。

また、陰陽を統合するという考え方があるように、「ランニングを科学する」ことと、その真逆にある「日本古来の武道や武士道」であったり「大自然の中でのアウトドア・アクティビティ」といった視点が統合されることが=イノベーションに繋がるのではないか?と考えているわけです。

今はまだ全く分かりませんが、ランニングを科学することを突き詰めながら、違う視点を持つことで広い視野を持つことができているのは確かですね。

仮に私の中で、それらが統合できなかったとしても、武道や武士道などを通じて、教科書では語られていない日本の歴史を知り、日本人としてのアイデンティティを取り戻していくことで、少なくもと日常生活でのパフォーマンスは間違いなく上がっていきます。

特に記録にこだわって走っていると、どうしても「どうやってパフォーマンスを上げるか?」ばかりを意識してしまいがちです。

記録が伸びている時は楽しいかもしれませんが、伸び悩んだり怪我をしてしまった時に、心に余裕がなくなってしまいます。

なので、時には普段はあまり取り組まないこと(例えば、マラソンばかりじゃなくて、登山をやってみるとか、それこそ別ジャンルのスポーツやアクティビティに取り組むとか)に取り組んでみるのも良いかもしれませんよ!

いただいたサポートは、専門知識への投資や、海外での新たなチャレンジに使わせていただきます。