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「失敗」しないと見えない景色もある!という話①

マラソンやトレイルランニングをやっていると、毎回自分が思い描いたような成果が得られるとは限りませんよね。

というよりも、思ったような成果が得られない時の方が「圧倒的に」多いのではないでしょうか?

もちろん、うまくいかないよりはうまくいった方が達成感、充実感が得られるのは間違いありません。

目標の記録に届かなかったり、完走できなかったりすると、良い気分にはなれないかもしれません。

ですが、失敗したからといって、落ち込む必要はないと思っていて、「失敗しないと見えない世界」があるわけです。

というのは、遅かれ早かれ失敗(上手くいかない経験)は誰もが通る道で、それが少し早くやってきたというだけのこと。

ポジティブに捉えるならば、失敗するという経験は何らかのアクション、もしくはチャレンジをした証拠です。

失敗するからこそ、学べることが沢山あります。

ということで、私が過去に経験した失敗談をいくつか紹介していきたいと思います。

OSJ ONTAKE 100での失敗

数年前に参加した「OSJ ONTAKE 100」というトレイルレースでの出来事。

このレースは毎年7月の3連休に開催されるレースで、長野県は木曽郡王滝村をスタート&ゴールとするレースです。

東京から公共交通機関を使用してアクセスすることを考えると、

①東京から木曽福島駅まで最速で3時間以上、そこからバスで40分の場所にあること。
②日付が変わるタイミング(0時)でスタートだったこと。

これらを踏まえて、レンタカーを借りて参加することにしました。

会場に着いて、車中で仮眠してからのスタートです。

おそらく、ほとんどのランナーが車中で仮眠してからスタートしていたのではないかと。

肝心のレースは、結果的に第一関門で早々にリタイアとなってしまったわけですが、失敗の要因はスタート前にありました。

まず、3連休初日の移動ということもあり、車はむちゃくちゃ混んでいます。

私の場合はレンタカーでの移動で、朝一で車を借りたものの、首都高に乗った途端から大渋滞・・・。

正直、どのタイミングで出発するかはかなり悩みましたが、できる限り早い出発の方がいいのでは?ということで、朝一に車をピックアップしたわけです。

さらに、高速に乗る前に水を買い忘れてしまい、サービスエリアに入るにも大渋滞。

結局山梨に入るまで渋滞の中水分を取ることなく運転する羽目になってしまいました。

ただ、水分摂取をしていたとしても、トイレ問題は避けられなかったと思うので、どちらが良かったのかは分かりませんが・・・。

王滝村に到着したのは夕方くらいで、水分が取れなかったからなのか、その日は頭痛に悩まされました。

こういった頭痛は寝れば治ることが経験上わかっています。

ですが、この日はなぜか車中で全く寝れません。こまめに水分を取っていると、今度は腹痛になり、スタート前からテンションは下がる一方・・・。

案の定、スタートしてからは下痢と頭痛で、全く走れる状態ではなく、結果的に第一関門まで歩いて、リタイアしました。

リタイアした時は、「わざわざレンタカーで何時間もかけて王滝村まで来たのに、第一関門でリタイヤかよ!」と思ってしまいます。

ただ、この時の経験があったからこそ、万が一の時のために、薬を用意しておく習慣ができました。
※それまでは薬に頼らざるを得ない状況というものを、想像すらしたことがなかったわけですから。

トレイルランニングをやっていると、本当に色んなシチュエーションの中で走らなければなりません。

早朝スタートのレースもあれば、ロングディスタンスレースとなると、昼スタート、夕方、夜、深夜のスタートまで様々です。

早朝スタートのレースは生活リズムの範囲内で走ることができるので、比較的体調管理がしやすく、逆に夜スタートのレースは生活リズムの範囲内で走れないので、経験値がものをいいます。

結局「準備が大切」という結論になるんですが、100%の準備は不可能なわけです。

仮に(想像の範囲内で)100%の準備をしたと思っても、この時のように自分の想像を越える出来事というのは起きてしまいます。

一定の成果を「出し続ける」ために必要なことは、様々なシチュエーションに対応できる力だと思っているので、できる限りの準備をしながら失敗のリスクを恐れずにチャレンジして、経験値を上げていきたいと思います!

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