見出し画像

ちょと速報!イギリスで「普通の運動会」と「未来の運動会」やってきました。

こんにちは。シャインニングUDK犬飼です。
なんと僕ら運動会協会はイギリスのプリマス市で「普通の運動会」と「未来の運動会」やってきました。
2023年11月14日~28日の2週間。
びっくりでしょ?
いやー、いろんなことがありました。

素晴らしい活動になったと思います。
その素晴らしいいろんなことを、全部お伝えしたいのですが
こう文章を書き始めても、いろいろありすぎてどこからお伝えしたらよいのか整理がつきません。

一旦最初のまとまったレポートは
「未来の体育共創サミット2024」にてご紹介させていただきたいと思います。
僕のセッションは2024年1月18日19:30からです。
参加チケットは下記公式ウェブサイトで販売中。

このサミット後に運動会協会クラブのみなさん向けにもお話をさせていただきたいとおもいます。

どうぞ、よろしくおねがいします。

とはいえ!
なにか速報はみなさんも知りたいでしょうから
すこし写真をお見せしながら説明したいと思います。
質問やご意見はぜひ、コメントや運動会協会のFacebookXにください。


まずイギリスのプリマス市はここです。↓Google Mapのリンク

東京から飛行機とバスを乗り継いで17時間で行けます。

デヴォン州プリマス市は世界的有名な港町です。
アメリカに移民した最初のイギリス船メイフラワー号の出発した場所。
ダーウィンが世界出発した港もここ。

150年前、日本に運動会や教育やスポーツという文化を教えてくれたイギリス海軍のアーチボルド・ルシアス・ダグラスがいた場所もここです。

我々を招聘してくれたのは劇場バービカンシアター

港にあり観光案内所とカフェの間の狭い隙間を入ってくとバービカンシアターはあります

ちなみにバービカンとは要塞というような意味で
こうした港にあるかつて使われた要塞跡地域にある小さな劇場なのです。

この劇場が主催で
「普通の運動会」と「未来のプリマスの運動会」
の2つを
2週間の間にやって

運動会という文化をイギリスに逆輸入しようというのです。
いいだしっぺは

バービカンシアターのCEO ダンサーでプロデューサー
ローラ・クリフマンさん
2016年に山口で未来の運動会を体験し、今回の企画を思いついて実行した責任者です。

シアターにはカフェもあります。
2日間で僕たちは「普通の運動会」を開催できる準備をします。

シャイニングUDK翼とローラがラジオ出演の為、遠くにいってしまったので
通訳のヒラリーさんとサリーさんにチーフ運動会オフィサー米司CUOが説明していきます。

当然、広報は進んでおり参加者登録もあり。
「普通の運動会」本番が迫ってきます。

運動会道具なんてものがイギリスにあるわけがないので
つくったり、代用のものを集めたりも平行して
進行を決めていきます

みわちゃんが、進行スライドをつくります。
翻訳はAIで自動で一気におこなって、細かく手で修正していきます。
AIすごいです。不眠不休でうごきます。

米司CUOは隙があれば寝ます。
寝ても運動会のことを考えています。さすがです。

運動会を知らない人に教えていくのは、思ったとおり大変で
このあたりも面白いのですが
きりがないので
すっとばして「普通の運動会」本番にいきます。

はい、会場。
巨大なスポーツ施設「プリマス・ライフセンター」
隣にはイギリス人な大好きなサッカー場もあります。

ライフセンターの入り口にはずっと広告用の動画を流してくれていました。
興味をもって力を入れてくれているのがわかります。

水泳飛び込みの有名な選手をたくさん所属しており、クライミングや柔道等の教室もあります。加納治五郎の紹介がされておりました。
柔道の師範は「運動会ってなんだ?」と言っておりました。
「それを加納治五郎の様に伝えに来たんだ」と返答しておきました。

運動会を知らない人達に説明しながら運動会の設営をします。
イギリススタッフたちは真摯に僕らに耳を傾けて胸を預けて首をかしげてくれます。

万国旗を張るという文化がないので
万国旗をイギリスチームがなかなか購入してくれず。
前日にようやく意図が伝わり大慌てでアマゾンで購入しました。
ぱっとみ日本の運動会のようです。
ただし会場が大きい!
小学校の体育館2個分以上あるでしょう。

参加者は時間通りに来る人はほぼいません(笑)

参加者が集まってきました。
30分遅れでスタートします。
そういうもんらしいです。
大スターのコンサートだと時間通りに集まるそうです。

はじまりました。
ステージにに背負向けて座るように設営されています(笑)

米司CUOが日本語で話すと、ヒラリーさんが英語に翻訳してくれます。
ヒラリーさんは日本に長年住んでおり、運動会を知っております。

米司CUOは安定の赤ジャケです。

「イギリスのみなさん!150年前日本に運動会やスポーツを教えてありがとうございます!」とお礼をいいました。

日本の伝統的な「普通の運動会」を伝えるのが今回の趣旨なので
みんなが学校でやる「入場行進」をします。

オリンピックスタイルのセレモニーだと紹介されました。
確かに米司CUOの赤ジャケも東京オリンピックの日本選手団の入場ユニフォームが起源ですし、入場行進も東京オリンピックの影響で行っているのかもしれません。(どなたか詳しいかたいらっしゃいませんか?)

一列に並ぶという行為はイギリスは学校でよくやるそうです。
米司CUO曰く「インドには並ぶという文化はなかったカオスがあった」
だそうです。

体育座りも教えてみました。

少しやってくれました。

選手宣誓もやりました。
照れくさそうでした。
これもオリンピックスタイルと紹介されました。

ラジオ体操です。
ラジオエクササイズ。

イギリス滞在中、何度も何度もラジオ体操をしました。
「ラジオエクササイズ」とみな発音しているのですが、
誰一人として「なぜラジオ?」と問うてくる人はいませんでした。
おかげで説明もしませんでした(笑)

第1種目 大玉送りとYCAMボール

イギリスで調達できた大玉を送って戻す速さを競う種目です。

同じ要領で、未来の運動会ではおなじみのIT道具「YCAMボール」を使って振りながら送る種目もやってみます。
伝統的らしからぬ道具の登場に盛り上がるプリマス。

「こんな道具を使って来週の未来のプリマスの運動会やるから来てね」
と紹介されました。
毎週運動会に誘われる運動会ウィーク。

第2種目  玉入れ

「玉入れ」の道具もないので
バスケットボール用のゴールを改造して行います。
網はさすが港町、「用意するからまかせとけ」と用意されました。
ちなみに玉入れは日本にバスケットボールが輸入されて変形していった種目と言われています。
竹籠にボールをいれる競技が運動会で行われた記録が日本女子大のウェブページに掲載されています。

玉をみなで一斉に声をだして数えるのがおもしろいらしく、
積極的にみな声をだして数えていたのが印象的でした。

第3種目 ビーチフラッグ

おなじみのビーチフラッグです。
これはイギリスの方々もしっていたようです。

選手よりも旗の数が少なくなっており
旗を獲った選手だけが次のラウンドにすすみます

最後は旗1本 選手2人になります。

盛り上がりました。
選手も満足そう。
おもしろい写真が取れて僕も満足です。

第4種目 綱引き

綱引きは世界中にあって
英語ではTag of warという名で知られています。
Tagは牽引するという意味で、タグボートで使われた太い綱を指します。
プリマス港にはたくさんの綱があります。
種目名がコールされると子供たちから「ウオー!」と声があがりました。

タグ!

オブ!

ウォー!

第5種目 相撲

「次の競技は相撲です」
「・・・」じゃじゃーん
競技名紹介とSEと司会とのタイミングがいつまでたっても合いません。
相撲はほぼ当たり前のように皆知っていました。
寿司とラーメンもみんな知ってます。

みわちゃんの現地速報記事で紹介したとおり

一枚の布から「まわし」をつける方法を僕たちも今回はじめて習得しました。

子どもから取り組んでもらいました

その間にまわし(名古屋弁で準備)をします。

Ready 
Set
Go!
大人スタート!
「はっけよいのこった」は通じません。

まわしをつかむというのを見たことがないためか
レスリングのようになります。

そういえば
土俵は四角のマットを組みわせたものになってました。
プロレスのリングはなぜ四角いのにリングというのか、その言葉誕生の瞬間を見た気がします。

第6種目 長縄跳び

ロングロープジャンピング
縄跳びは英語でスキッピングロープといいますがジャンプにしてみました。
制限時間内に何回みんなで飛べたかを競います。
まずは数分間チームで練習時間があって練習をはじめます。

ところが!

イギリス人みんなでタイミングを合わせて飛ぶができません。
ロープをうまく回せません。
これは発見でした。
あげく、用意した縄が重くて子供の足がひっかかり転倒してしまい。
この種目は中止となりました。
ちなみにダブルダッチというのは皆さん知っていました。
ドイツやオランダが近いからでしょうか?

第7種目 ムカデ競争

だいぶ疲れてきましたが
集団種目が続きます。
ムカデはセントピードといいます。
セントピードレースです。
日本だと最近は危険だと言われてやらないところも増えてきましたが、
これはローラから直々に持ってきてほしいとリクエストされた肝いりの種目です。

会場内に「ライト!」「レフト!」「ライト!」「レフト!」の号令が響きます。
しかし、みんな好きな速度で各自号令をだしはじめます(笑)
だんだん進まなくなって転倒します。
日本人やっぱり集団行動を教育された国なのだなと思いました。
子どもよりは大人にうける種目のようです。

最終種目 リレー

最後の種目です
トラックをバトンをもって走るリレーです。

司会も慣れてきて、インタビューなどが挟まれるようになってきました。

さて、だいぶこの記事長くなりましたね。
へとへとでしょう。
最後は閉会式なのですが
この先は冒頭でおしらせした
「未来の体育サミット2024」での報告を楽しみにしてくださいませ
チケット販売中です。
この翌週の「未来のプリマスの運動会」の様子も報告させていただきます。

運動会協会クラブのメンバーのみなさまには
↓に少し写真とビデオをみていただけるようにしました。

運動会協会クラブメンバーシップぜひこの機会にはいってください。
いろいろ特典も用意しています。


ここからメンバーシップエリアです。ビデオもすこし追加しますね。

ここから先は

325字 / 6画像