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岐阜暴威さん 日銀会合に大エキサイト

2023年7月27日夜。

この日の注目は36年ぶりの13連騰を見せていたNYダウが1897年以来の14連騰を達成するかどうかでした。

過熱を警戒する声もどこふく風。
NYダウは50ドル上げてオープンを迎えました。


流石に上値の重さは否めないものの、マイナスに転じる雰囲気もありません。
1世紀に1度の大記録到達の瞬間を相場関係者は期待していました。

ところが・・・


日本人が花金にむけてぐっすり寝ている間にあろうことか日本経済新聞が夜襲をかけてきました。
こういうのはブルームバーグあたりの得意技なイメージなのですがまさか日経がやってくるとはね。

ついに日本も利上げに前進か!?
混乱した海外投資家達はリスクヘッジのため株をバンバンに売ります。

チキンレースと化していたダウにとって、このニュースは利確・撤退するには十分すぎる理由となりました。

14連騰ならず。


無論起きてチャートチェックをした個人投資家はビックリ。
程なくしてこの下落が日経新聞発のニュースによるものと分かると怒り心頭状態になりました。

今まで日銀の修正を期待しては現状維持の結果を出され散々な目に逢わされてきた人は多いです。

「どうせまた飛ばしだ」
「現状維持で終わって肩透かしだろ」
「そもそも情報統制はどうなってるんだ」
「いいムードに水を差しやがって」

そして皆さんお馴染みのあの男もこの報道に懐疑的な見方をしていたのです。


『Mr.逆神』『XよりSEXの世界に行きたい男』『井上尚弥にスーパーバンタム級ベルトをもたらした男』岐阜暴威さんです。


試合終了後にツイート即消し


岐阜さんは死を覚悟するほどの微熱に苦しみながら母親を長野旅行に連れていく過酷な数日間を過ごしていました。

長野の名店くるまや蕎麦を岐阜中津川にあるくるまや蕎麦であるかのように宣伝して顰蹙を買ってしまったのも体調不良によるミスなのです。
多分。


病み上がりの岐阜さんにとって日銀YCC修正ニュースは一種の興奮剤になりました。
相場の大転換を何度も見てきたトレード17年生でも歴史的な一日になるかもしれない期待に大興奮です。

しかし岐阜さんにはとても残念な事がありました。

ドル円の今後の動きやチャートのチェックをする岐阜さんは、ドル円を前日に切っていたのです。


彼が持っているポジションはドルスイ(米ドルとスイスフランのペア)のみ。
無関係とは言いませんが、日銀の動きを見てあーだこーだ騒ぎ立てる必要もないわけです。

手術などで失った手足があるように感じる『幻肢』という現象がありますが、岐阜さんも切ったドル円をまだ持ってるような感覚を持っているのでしょうか。
それはどっちかというとせん妄な気がします。



総帥の煮え切らない姿勢にしびれを切らしてか、ここで暴威軍幹部の一人サイレンスズカ(鈴鹿暴威)がエンタメを受け持ちます。

円安方向へ跳ねることに賭けて、大量のロングを仕込んだのです。


一方、同じく幹部のジャリ暴威さんは数日前から仕込んだショートが含み益状態。
更なる円高がくると予測しホールドです。


トップが明後日の方向に顔を向けている間に幹部同士が抗争を展開。
組織の状態としては末期です。

しかし残念ながらこの争いを岐阜さんは仲裁しません。

配信でネタにしつつ、勝った方に飯をたかる事しか考えてない畜生坊主だから仕方ないね。


世紀の珍曲「俺たちは暴威軍」をオープニングにかけてお昼のワイドショーみたいな雰囲気を作る岐阜さん。

ところがあまりに早く配信を始めてしまったため、一時間以上為替をダラダラ眺める睡眠導入ライブと化してしまいました。

岐阜さんも大して話のネタを用意していないため、段々相場とは関係のない話を始めます。

「女の子にアメを舐めさせて少し角が取れた状態を口移しさせる経験、俺にはあります」
「12時のチャイムがなりました、ピッピッ!ピポー!!」
「第二次大戦の日本軍は誰も責任を負いたくないから攻撃が小出しだったって昔読んでた本に書いてたよ(注:おそらく『失敗の本質』のことだと思われる)」
「なんでノーパンしゃぶしゃぶが成り立つかというと、しゃぶしゃぶにすることにより飲食として成立して経費が切りやすくなるんだよ」
「俺はレフトフライをエラーしてランニングホームラン喰らって野球を挫折したんだ」


もう少し遅く配信を始めるのがベストだったのでしょう。
でも岐阜さんは相場以外走り込みくらいしかやることのない無職専業投資家。フライング気味にやるのも致し方ないか。

12時28分になっても日銀からのアナウンスはなく、岐阜さんは歪んだ性知識を語りはじめます。

「うなぎを両手で掴んでケツアナに近付けるとな、そのまま尻にツルンと入っていくんだってよ」

平日の昼下がりにやるネタではありません。

しかしその話が終わるか終わらないかのタイミングで相場が激しく動き始めました。

ケツから血だらけのうなぎが出たのか!?


一瞬円高で振れたドル円は瞬時に上方向に切り返します。
あまりにも激しい動き。
まさにこの時、日銀会合の結果が判明したのです。



政策は現状維持なものの、長期金利の容認幅は1パーセントまで広げるという結果。
円高要因にも円安要因にもとれる結果に為替の値動きも大混乱。

チャートを眺めている岐阜さんもまるで当事者の様に騒ぎまくります。


円安方向に動くのを見て岐阜さんが心配したのはジャリ暴威さんの巨額なショートポジション。

「だからジャリさん逃げとけってちゅったがね!!」

しかしここからドル円はロンガーを嘲笑うかのように円高方面に急旋回。

「あー!!めっちゃ下がってきた!!やっぱりジャリさんの勝ちや!」

お前はどっちサイドなんだよ。

平時から錯乱している岐阜さんなのでこういう時は一層収拾がつきません。

同じ空間にいたらつばが滅茶苦茶飛んできていた事でしょう。


円高に振ってきたら今度はサイレンスズカさんの逆指値138.2ラインが心配になってきますがそこまで到達することなくまたも反転。
結局ロンガーもショーターもダメージを喰らって会合直後の狂乱は終わりました。



落ち着きを取り戻したマーケットですが、今後の大きな方向性がどうなるのかは答えが出ず。

植田日銀総裁の会見を待ってから決めようとする動きの中、闇を照らす決定的一撃を放ったのがやはり岐阜さんでした。


数限りない局面で超高確率に誤作動を起こしてきたG-BOYセンサー。

岐阜さんがこんなことを言ったら円安になるのは火を見るより明らかです。


岐阜さんのパワーによりドル円は140円台に復帰。
サイレンスズカさんは総帥のアシストもあり見事YCCギャンブルに勝利しました。
そのうち飯をたかるツイートが鬼のようにくるでしょう。耐えてください。



一方のジャリ暴威さんはという沈黙。

この土日2日間でポジションをイジるオレ的JINさんに対し怒りのリプライを返した以外活動形跡がありません。
一撃で破産ってことはないでしょうが相当なダメージは負ったものと思われます。


そうやってジャリさんをいじり倒してるJINさんも日銀会合でやらかした一人。

ドル円ロングを持ってじっとしていたらよかったものの、値動きの激しさに心がすりつぶされてド底で損切りしてしまったのです。


実はこの時、JINさんが爆損する事を予め見越して取材依頼をしてきたメディアがありました。
爆損事案に過去何度かJINさんをいじってきたテレ東WBS(ワールドビジネスサテライト)です。スタッフ有能すぎだろ。

なお3時間に渡る熱い取材だったようですが、実際放映された時間は10秒弱でした。


200万やられた、と言ってますが損切りじゃなく含み損の話なのがミソ


JINさんじゃなくて岐阜さんを取材した方が面白いだろ、という反応もありましたがドルスイ持ちのトレーダーが日銀の政策に一喜一憂しているという絵面は明らかに不自然でしょ。
この辺り、あらゆる通貨を両建てしてヒーヒー言ってるJINさんは凄く取材がしやすいのです。

激動の一日を終えて、岐阜さんは翌週以降の為替の展望を話し始めます。
詳細な動きは分からないが、145円で躊躇なく日銀は為替介入だと。


岐阜センサーが円安への警戒を継続し続ける限り、ドル円はロングしていた方がいいでしょうね。