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【ページ5】登山に行きました#Final

何食わぬ顔で再開していきたいと思います。
去年の夏の登山なんて、もはや思い出の1ページになりつつある。

というわけでどうぞ↓

「全然1時間でつかねえじゃねぇか。ふざけんな」


さて、前回の続き(遠い昔のようです)から話して参りましょう。

まずは自分の体力の無さを呪いました。

次にもっと動けた高校生の頃の身体を取り戻したいと心の底から思い、ダイエットを決意しました。(しかし当時から現在まで体重が減っていないので、どれだけ僕の意思が貧弱であるかがわかり、この記事を書いている今、改めてへこみました)

まず1時間で着くなんて言葉が、どれだけ信用できないかがわかります。

もちろん登っている時は地図なんか見れませんし、そもそもそんな余裕もあるわけないんです。

YAMAPという登山アプリをDLしたは良いものの、休憩タイミングなどは先を歩く2人次第。

十二曲り区間を超えてちょうど良い休憩ポイントに行くまでは這ってでも進むしかありません…

不思議なものですが、人間極限まで疲れると体力バーが頭の中に現れるのです。


さしずめ僕の体力バーは、モンハンの体力切れ寸前の赤ゲージで一歩進めば体力切れで休憩、また一歩進んで休憩と、遅々として進みません。

もうこんなの牛歩と同じです。
歩いているというかは止まっていたやつがたまに動くくらいの感覚です。

情けなくて涙が出るなんて言葉がありますが、
涙どころかいろんな汁が身体中から出まくって身体から湯気がたちのぼる始末。(ギアセカンドほしい)


そして永遠に続く修行のような岩登りがやっと終わり、予定時間より30分ほどおして休憩場所の富士見平という少し平地の場所に出ました。



もちろんここからも歩きはありますが、先ほどまでの道と比べるともはやウォーキングのレベル。


談笑もできるくらいに回復し、それからも何度かアップダウンはありましたが、なんとか宿泊施設の高谷池ヒュッテに到着しました。(11時過ぎ着)

高谷池ヒュッテ(画像は翌日早朝)

とりあえず外に置いてあるベンチに座り込みます。

ひとまず一歩も動けません。

お尻に根が生える。


腹ごしらえを済ませ、ヒュッテに荷物を置かせてもらい、最小限必要なものだけ持って、

12時30分ごろ山頂へ向けて再出発します。

山頂へ行く途中には天狗の庭という幻想的なところを通っていきます。

天狗の庭と高谷池ヒュッテ



山頂へ着く頃には残念ながら雲が出てきてしまい、
山頂からの景色は見れませんでした。

山頂へ続く木道



しかしそんなものは関係ない。

登頂できたという事実だけで、十分達成感は味わえる。

振り返れば登山開始20分で息があがっていた頃から長く歩いたものです。

たった半日歩いただけでこんなにも色々な思い出が出来るのだから、やっぱり登山はいいものです。


僕は山頂で大の字になり、そんな事を考えていました。

てなわけで僕の久しぶりの登山は大いなる達成感と共に一旦終了しました。


次回

「番外編~

命の危機と三ツ矢オレンジサイダー

    右足爆弾持ち社会人の誕生 」


またね👋


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