見出し画像

黄金マンネの挑戦

 いや〜、GOLDEN来ましたね! 本当はこれから目白押しのパフォーマンス動画とか全部見終わってから書くべきじゃない?って思ったんだけど…正直我慢できなかった。もしかしたら記事公開後に、パフォーマンス動画のリンクとか足していくと思います。とりあえず現時点で語りたいこと公開します。

 前回の too much の記事で色々吐き出しててよかった。アルバムを聴いたら全然違うことを話したくなりました。ここまで印象変わるのか。面白い!

 まずアルバム聴いての第一印象。

 タイトル曲のMVなんて見事にミュージカル演出じゃないか!
 ”Base&Drum !” が特にグクっぽくない声でドキドキ。私の好きなスーツ姿に険しい大人の男の顔はやめてくれ(効果は抜群だ!)。あと、個人的にDNAが歌詞に入ってるのがグッと来ました。入れてくれた作詞家さん、ブラボー!!

 散々「恋愛映画が苦手」「恋愛ソングはいまいち」「耳馴染みが良いから聴くけどツボじゃない」とかこれまで言ってきましたけど、ミュージカルとなれば話が違ってきます。手のひら返すようですいません。大好きなんですもの、ミュージカル映画(舞台のミュージカルも良いけど、どちらかというと映像化されたミュージカルが好み)。

 そして、アルバム全体をひとつの創作の物語だと考えたら、BEのインタビューを思い出した。

 思った以上にガッツリ話しててびっくり。今回のアルバムってまさにこれじゃない? ソロ活動始まったばかりの頃、方向性に悩んでてスロースターターだった理由もなんだか見えてきた気がしました。この動画は今こそ見返す価値ありです!

 でね、今回シュチタの2度目の出演の時に「曲の流れが重要」って言ってたじゃないですか。私としては3DとSeven (explicit version=週7日ヤリたい)が前半で、そこから様々な感情を経て、最後にSeven(clean version=週7日愛したい)が収録されてるのがとても良いと思ったんです。とことんダメ男だった主人公がある女性に恋をして成長していく物語と私は受け取りましたが、皆さんはいかがでしたか?

 私の脳内では今回のGOLDENのストーリーはこんな感じです。

1."3D" (feat. Jack Harlow)

 悪友と日々女の子引っ掛けて「俺に落とせない女はいない」状態だった性欲旺盛モテ男。でもそれも誰かときちんと繋がりたいという寂しさの裏返しだったのかも。

2."Closer to You"

 この曲の舞台はおそらくクラブ? 色鮮やかに点滅するライトの中で彼女を見初めた様子が目に浮かびます。

3."Seven" Explicit Version (feat. Latto)

 ベッドインまでは割とすんなり? 身体の相性抜群で「彼女とならどんなに一緒にいても飽きないぞ!」となる。取っ替え引っ替えだった今までの女性関係も清算し、どんどんハマっていく。だから週7日なのかなと。3Dとの対比が効いてくる。

4."Standing Next to You" (feat. Major Lazor)

 肉体的にだけでなく、精神的にも彼女に惹かれていき、隣に並ぶにふさわしい男になりたいとまで思うようになる。覚醒したな!

5."Yes or No"

 身体の関係はあっても、お互いがどこまで本気かは未確認の段階? このモダモダ、側から見てる分には一番甘酸っぱくて楽しいね〜。この後の展開から考えると、晴れて彼女がYESと応えて恋人になれた感じでしょうか。

6. "Please Don't Change" (feat. DJ Snake)

 2人とも仕事で成功?夢を叶えた?とかで、お互いを取り巻く環境が目まぐるしく変化していく。変わらないでほしいのに、やっぱり変わってしまうものもあるのかな。

7."Hate You"

 別れを考え始める。どうせうまくいかないならいっそ君を嫌いになれたらいいのに。君がひどい人だったらいいのに。この曲、一番ミュージカルっぽい。きっとスポットライトを一身に浴びる独白パート。

8."Somebody"

 君が君を幸せにしてくれる誰かを見つけてくれたらいいなと思ってるよ。きっとそれは僕じゃないんだろう。僕にはできないんだね。
 内容は悲しいけど、私は曲としてはこれが一番好きです。グクの声じゃないみたいだけど、それもまた良し。脳内で別人格が思ってもないこと言ってる感じ。

9."Too Sad to Dance"

 失恋に心痛めてクラブに出かけたけど、悲しすぎて全然踊れない。結局泥酔して吐いちゃう。翌日も酒屋に酒買いに行っちゃう。ダメダメで情けないけど、まったく何だよ、可愛いな。1:24の "Uh-huh?" が特に可愛すぎ問題。

10."Shot Glass of Tears"

 この曲を聴いて気付いたんですけど、彼女ってとんでもない高嶺の花ですね。天下のグクが歌ってるからピンと来てなかったけど、彼が頑張って頑張ってかろうじて手が届くかどうかなんだな。そういえばSevenのコンセプトからしてそうだった。この感じ、音楽的に上へ上へと挑戦し続けるグクの姿勢とも重なります。
 個人的に ♪ She’s got some dangerous hobbies(彼女は危険な趣味を持っている)が激しく気になるんですが。何系?何系??(そこを掘り下げるな)

11."Seven" Clean Version (feat. Latto)

 "Shot Glass of Tears" 独唱後に主人公が何らかのアクションを起こして、彼女も受け入れて最後はハッピーエンドもありだし、そのまま上手くいかなかったけどこの恋を通して主人公は人を愛することを知ったというメリーバッドエンドもありだと思う。エンドロールで流れるSevenは「週7日君とヤリたい」から「週7日君を愛するよ」に変わっている。最初のSevenに含まれた愛とは違う何かが新たに加わっているということかなと。

 以上、私の脳内劇場をざっくりお送りしました。

 もし私の読みが合ってるとしたら、ファンにろくに情報も与えないうちに3Dを先行公開したのがちょっと失敗だったかもと思いました。他のメンバーのソロ曲が自分の内面を描く作品だったから尚更混乱を呼んだような。GOLDENが全部公開されて、ある程度制作秘話が明らかになった後だったら受け取られ方がまた違ったんじゃないかなぁ(それでもダメな人はダメかもしれないけど)。もしくは花様年華みたいにMVの世界観がほんのり繋がっていたらもっと伝わりやすかったかも。
 グクが後から3Dをシンプルにノリの良さだけでシングル曲に選んだように話してたから、社内でもそこまで考えが至らなかったような気がします。今回の騒動は今後の教訓として活かされていくといいなと思いました。

どうなるショーケース!

 グクは11/20のショーケースでアルバム全曲やるっぽいこと言ってましたが、どんな感じになるんでしょうね。オンライン配信も決まっていますし、この1回の公演にものすごい労力を注ぎ込んで披露してくれるってことですよね。ワクワクが止まらん。

 ライブにもミュージカル的な演出が入ってたりするかな。ちょっと期待しちゃいます。演技パートは俳優・女優によるイメージVTRで、歌うところになるとグクが出てくるとか? 全然見当違いかもだけど、公演前しか言えないことだから言うだけ言っておきます。

 話がちょっと横に逸れますが、せっかくの機会なので、私の好きなミュージカル映画のオススメ名場面を挙げてもいいでしょうか。ちょっと昔のやつですが、特にこういうパフォーマンスが好きなんです〜。共通点は歌詞や振り付けだけで物語がちゃんと進んでて、効果音まで曲の一部になっているところ。もちろんジャンルは全然違うんですが、いつかバンタンメンバーの誰かもこういう系統に挑戦してみてほしい〜。

1.グレイテスト・ショーマン

 この映画の名場面は多々ありますけど、私はあえてこのパブの交渉を推したい!

2.シカゴ

 冒頭の曲の入り方が神。そして登場人物がなぜ刑務所に収監されたのかが分かるようになってるのがいい。

3.ディセンダントシリーズ

 完全に10代向けのディズニーなお話だけど、歌もダンスも高レベルで好き。

 ディセンダントといえば、こんなエピソードありましたね。王子役 (上の動画では捕まっちゃってるけど)とジンくんが同じクラス? 東西の世紀の歌うまイケメンがクラスメイトってすごくない?

 あれ? GOLDENの話してたのにいつの間にかジンくんの話になっちゃったな。軌道修正しなければ。

既存の土俵で王者に

 グクのソロ活の肝は、ワールドクラスの有名スタッフを揃えて世界一流行りそうな曲を歌うこと。つまり、DynamiteやButterよりも更に多くの人に認められる歌を歌いたい、ということで。バンタンって経歴もジャンルも他の洋楽アーティストとはあまりに違って、どちらが優れているかって正直比べにくいものだったじゃないですか。そんな中、あえて同じ土俵に飛び込んで、できる限り近い環境に寄せててっぺん狙いに行くってかなり挑戦的ですよね。そんなことができるのはグクだけだよ。(ジミンのソロ曲もトレンドに寄せてたけど、彼は昔馴染みの国内スタッフで外部の手を一切借りずに作ることを選んだという対比がまた興味深い。)

 能力的にということでなく、グク以外のメンバーはやろうと思わない路線だろうから面白いんです。他のメンバーはどっちかというと「もう英語3曲での展開でも結構大変だったから、ちょっと一旦原点に立ち返って足元を固めよう」って方じゃないですか。活動休止の理由は兵役ももちろんだけど、そこが大事だったんだし。その期間にあえて一人だけガンガン行く感じがね、ほんと面白い。でもそんな人もいていいと思う。グループに戻ったら一緒にやっていきたいことが山積みなんだろうから、他の人たちを付き合わせるわけにはいかない自分個人がやってみたいことこそ悔いを残さないように今全力でやるべきだと思う。

 そういえば、Spotifyで話してた、グクがテヒョンとその友人とスノボに行って、全員疲れ果てて帰っちゃったけど、グクだけまだ滑り足りずに一人残って New jeans の Ditto 聴きながら滑ってたというエピソードに笑ってしまったんですけど、なんだか今回のソロ活の方向にも通じますよね。そういやシュチタでもユンギ帰っても一人で延々カラオケ歌ってたね。そもそもsevenのMV自体がそんなキャラだったね。グクってつまりリアルでもそんな感じなのねww いや〜ほんと、体力オバケで筋肉ウサギの黄金マンネだわ。マンガのキャラクターかよ!

公開直前にすごい動画来たから貼っときます〜。生歌でこれか…すごすぎでしょ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?