7/23 リアルでしか成立しない対話

備忘録的につけておきます。

7/23リアルミーグリ
高瀬愛奈ちゃん2部1枚

レーンに並んでるときから、そわそわというかゾクゾクというか、味わったことのない感情になった。まあ一応古豪っぽい振る舞いでもしとくかと思って腕組みながら待機してたんだけど、胸にくっつけた腕から心臓の鼓動がドクドクと伝わってきた。今となってはすっかり宮地推しとはいえ、曲がりなりにもひらがなから約5年推してきた愛奈ちゃんとの再会に何も感じないはずはなかった。

迫るパーテーション、回ってくる荷物カゴ、仕切り1枚向こうの気配、腕はとっくに胸から離したはずなのに自分の鼓動が高鳴り続けるのを強く感じた。

そして、運命の瞬間。

愛奈ちゃんはまるであの頃みたいに、というかほぼあの頃と同じように「おっっ、うえちゃんやん!」って迎えてくれた。反応の絶妙な間とか、目線を移すときの速度とか、ほんとにあの頃のままで、それだけで心が若返ったような気分になった。

きっとこれはリアルでしか味わえない、感じられない要素なのだと思う。ラグのない、リアルだからこそ感じられる間。リアルだからこそ分かる目線の移り。オンラインになって忘れていた、、というよりも、オンラインを経て気づかされた、リアルだからこそ分かる些細なこと。

あらかじめ言うことは決めていたけど、それは頭で考えるよりも自然に、それでいて噛み締めるように口から溢れた。
「…ほんっとにセンターおめでとう!」
心の底から漏れ出た、純度100%の言葉だった。それを直接伝えられただけで、もうすっかり満足だった。

すると愛奈ちゃんは眉を八の字に寄せたような表情で、「ぇ~ありがとう…」って。その「ぇ~」という感嘆の打ち方すら懐かしくて、益々思いが溢れた。
「愛奈ちゃんの時代これからだと思うからさ…ほんとにずっと応援してるから!」
必ずしも正確ではないかもしれないが、こんなことを言ったのは克明に覚えている。それからは剥がされながらだったこともあってよく覚えていない。けど、退場する僕を最後まで見送ってくれたことだけははっきりと記憶に残っている。

レーンを出て荷物を受け取る。放心。目には涙が溜まっていた。退場口まで歩く間、会話の、対面の記憶を反芻して目は更に潤んだ。


言語化してしまえば、たった6行程度のやり取り。けど、その行間には言葉にならない"対話"がたしかに存在していた。それはリアルでしか分からない、分かり得ないことだと思う。そんなことに気付かせてくれた愛奈ちゃん、やっぱり偉大なんだなぁ。


リアルミーグリは最高っていうお話でした。


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