ryoji ueda

はじめまして。良く治ると書いて良治(りょうじ)といいます。都内でコンセプトを考える仕事…

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はじめまして。良く治ると書いて良治(りょうじ)といいます。都内でコンセプトを考える仕事をしています。 こっそりとアパレルもつくっていたりします。このnoteでは、自己の見聞・体験・感想などを、筆に任せて自由に書いていきます。 https://www.triff.tokyo/

最近の記事

ついつい見てしまうアレ。

「本当に買ってよかったモノ」から始まる一文を見ると、作業中であっても、なぜか見てしまう自分がいる。興味があるジャンルならもちろんのこと、それほど興味がなくても開いてしまうので、とても強い力を持った一文なんだと思う。みんなも、そんな一文に釣られて「つい、開いてしまった」なんてことはないだろうか。 他にも、自分がつい見てしまう一文に「行ってみたい」や「やってみたい」など、動詞に願望が込められたものがある。シンプルながら、これもまた強い力を持っていて、作業中であっても自分は開かさ

    • ピントがくる。

      子どもの頃、親父と一緒に見た「ボビー・フィッシャーを探して」という映画を十数年ぶりに見た。この映画は、実在した天才チェスプレイヤーの少年時代の話で、トーンとしては暗い映画だ。 当時はさっぱり意味がわからず、二本目に借りていた「ゴジラVSモスラ」を早く観たいと思いながら仕方なく見ていたのだが、そこから十数年が経って、自分が親になって見ることで衝撃を受けた。内容は初めて見たも同然のものだった。 内容をざっくり言えば、息子の才能に気づいた両親が、有名なコーチを付けて、チェスだけ

      • あの傘はどうやってつくっているんだろうか。

        この前、ふらっと入った雑貨屋さんである傘を見つけて思ったことがある。これはどうやってつくっているんだろうかと。 購入していないので、残念ながらどこのメーカーのものかは定かではないが、とてもよさそうな傘だった。 どんなものかというと、傘を覆う布地は環境に配慮した再生繊維が使われていて、それを支えるフレームはというと柔軟性もありつつ風が吹いても耐えられそうなほどにしっかりとしたものだった。持ち手はウッドを用いていて、極め付けには開閉バネがついているジャンプ傘の仕様だった。ちな

        • 集中力のほし。

          子どもを見ていると、おおよその性質みたいなものは生まれたときに決まっているなと思う。 例えば、うちの長男はひとつのおもちゃで長く遊ぶことができないが、次男はというと、ひとつのおもちゃでずっと遊び続けることができる。 「まだ、それで遊んでたんだ」と、自分が思うほどにだからこれは明確に違うことなんだと思う。 ちなみに、どちらがいいということではなく個性の話しである。 長男の性格を簡単にいうと、「集中力がなく飽き性」ということになるのだが、それは周りがよく見えているとも言え

        ついつい見てしまうアレ。

          つくりたいだけで、売ることには興味がなかった。

          前々から分かっていたような気もするが、そんなことに気づいてしまいどうしたものかと悩んでいる。 悩んでいることは主にふたつの事で、ひとつは経済的な話しと、もうひとつは、何をつくるか?というモノの話しで悩んでいる。 ひとつめの経済的な話というのは至ってシンプルで、売れなければ活動を続けることができず、大小さまざまな選択をしなくてはならないということだ。 ただ、選択と言っても、取れる選択肢というのはそんなに多くはなく、資金を調達して結論を先延ばしにするか、すぐに売上になるもの

          つくりたいだけで、売ることには興味がなかった。

          本当のところの視点がほしいわけです。

          自分は生活雑貨が好きなので、割と毎月買い物をしています。最近よく買うのはキャンドルです。木芯のパチパチが気になって購入したヘトキネンや、火をつけなくても香りがするAesopのプレトミーとアグラオニケ。あとURBAN APOTHECARYやeagg。和蝋燭の花灯路などを最近買って試しています。 キャンドルを購入したきっかけは、お皿が欲しいなと思って出かけたTODAY'S SPECIALの帰りに、ふと立ち寄ったAesopで、店員さんにゴリ押しされたことがきっかけです。 ゴリ押

          本当のところの視点がほしいわけです。

          もう一度働かせて欲しいという感覚。

          「もう一度、あの人の下で働きたいな。」と、そう思う瞬間がある。どういうときかというと、自分が何かに躓いたり、迷ったりしたときなんかにそう思う。 あの人だったら、こういうときどうするんだろうなと、どんな顔でなんていうだろうなと、その姿を想像して、声に出してみたりする。 その人は、直接指導してくれたり、アドバイスをくれるというタイプではなかったが、いつもその人らしい仕事というか、あの人がやったという仕事の気配を感じさせてくれる人だった。 知識やスキル云々ではない、その人らし

          もう一度働かせて欲しいという感覚。

          デザインの男女観について。

          スキンケア商品への関心はそこまで高くなかったのだが、ユニセックスについて考える中で、イソップに興味を持ったので思い切って購入してみた。もちろん前々からイソップを勧めてくるイソップ兄さん(ようじさん)がいたことも購買を後押した理由にはなる。 今日は、そんなユニセックスとイソップについて話しをしようと思う。 ユニセックスを考えるきっかけは今から1年半ほど前に遡る。これは自分たちが始めるアパレルブランド(TRIFF)を立ち上げる際に、男女で服をシェアしたいよね。という話がそのき

          デザインの男女観について。

          見て読める長さで、分からないと意味がない。

          あたりまえのことだが、つくりてがいて、買い手がいないと商売が成立しないように、見て読める長さで、相手に伝わるようなものでなければ新参者が市場に受け入れられることは難しい。 この見て読める長さというのは、自分の感覚では15文字くらいで、その会社じゃないとダメな理由とか、強みが生かされてないとダメな気がしている。 作った側はおしゃれで満足しているが、顧客からするとそこまで重要じゃないように。広告を出すにしても、見た目以上に、買うに至る説得力が必要だからだ。 もちろん成功には

          見て読める長さで、分からないと意味がない。

          好きなものを好きといえるチカラ。

          自分の好きなものやコトについて素直に表現できる人を見ると、かっこいいなと思う。これは、うらやましいという感覚にも近い。 例えば音楽なんかもそうだ。最近どんな音楽聴くの?と聞かれると、なんか恥ずかしくて「色々聴くよ」とか「最近の曲わかんないからYouTubeで適当にプレイリスト掛けてるよ」とかいってしまう。 だから、せっかく相手が聞いてくれたのに「そうなんだー」で話が終わってしまう。 がっかりされたりする程ではないが、こういうときにいつも後悔してしまう。この前書いた内容に

          好きなものを好きといえるチカラ。

          胸の内を話すことについて。

          32歳にもなると、仕事以外での出会いがほとんどなくなってくるのだが、最近の自分はというと、あたらしい人に出会うことが増えている。それも仕事とは関係のないプライベートな人にだ。 そんなこともあって、普段質問されなくなった自分の生い立ちや過去のことについて話すことが増えている。 例えば、子どもの頃の話や、学校の話し、入っていた部活や、これまでの恋愛事情、上京のきっかけや、今の仕事についた流れなど、それ以外にも好きなものや嫌いなもの、趣味や、交友関係、親や兄弟についてなど本当に

          胸の内を話すことについて。

          落書きへの憧れ。

          僕は昔も今も、落書きができる人に大きな憧れがある。その想いは尊敬半分、嫉妬半分でできている。それは、僕が落書きに対して、個性や創造性を感じているというのもあるし、それができない自分に、何か欠損のようなものを感じているからだ。 僕が通った学校では「落書き」が流行っていた。落書きの対象は教科書だったり、友達のノートや机、中でも印象に残っているのは、無印で購入できる透明なペンケースへの落書きだった。 みんなのそれを見ると、オリジナルの4コマ漫画や、先生をデフォルメしたデタラメな

          落書きへの憧れ。

          最近、嫌な人がいる。

          その人は金で雇われているのかと思うほど嫌なことをいう。 この人を、とりあえずHさんとしておこう。 例えば、「今日は風がきついですね。」と僕がいう。 Hさん「きついってなんですか? 方言ですか?」という。 自分も、これが方言だと気づいていなかったのだが、そんな返し方じゃなくてもいいのになと思う。 全員が集まるのを待っている時間に「Hさん、最近調子どうですか?」と話を振ってみる。 Hさん「聞いてどうするんですか?」という。 コミュニケーションしたかっただけなのになと

          最近、嫌な人がいる。

          怒りエネルギー。

          僕は小学二年生のとき、ずっと何かに怒っていた。学校の先生、自分の親、決まりだから、、という事すべてに対して。 具体的には、モップがあるのにトイレの床を雑巾で掃除させられることや、四年生にならないと使えない遊具、少年野球をやっている子は、放課後教室の掃除をしなくていいということなど、いい出したらキリがないが、小二の僕はとにかく怒れる毎日を過ごしていた。 特に、トイレ掃除なんていうのは毎日のことだったから、なんでモップを使わせてくれないのかムカついてしょうがなかった。 「あ

          怒りエネルギー。

          おれはなる。

          この5文字を見ると、ポケモンマスターのサトシくんを思い出す。 「なりたい」ではなく「なる」。なんと力強いことか。 ちなみに、ワンピースのルフィも「海賊王に、おれはなる」。といっている。この5文字は、夢を実現するためのパワーフレーズといって間違いないだろう。 では、僕は一体何になるのだろうか。 これまで、僕はいろんなものになりたいと思った。 幼少期の僕はプラモデルが好きだった。器用に組み立てることを褒められると、将来はメカニックになるんだといったし、足が早いことを褒め

          おれはなる。

          それっぽい答え。

          時間があったので、前々から興味があったコーチングというのを受けてみた。 どうやって選んでいいものか分からなかったので、ネットで探して時間が合いそうな方にお願いすることにした。 自分の職業柄、初対面の人と話すことには慣れているものの、面談の時間が近づいてくると、手のひらとキーボードの間に汗が溜まるくらいには緊張した。 担当いただいた方は、自分より2、3年齢が上だと思われる男性で、見るからに誠実そうな、そして適度に低い声が心地よい方だった。 ただ、向こうも自分と同じくらい

          それっぽい答え。