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【ラグビー】秩父宮でスピアーズ観戦記

ジャパンラグビーリーグワン・2022-23 プレイオフ準決勝。
リーグを2位通過した我らがクボタスピアーズ船橋・東京ベイ。
おなじみの「えどりく(江戸川区陸上競技場)」ではなく、準決勝ということもあって、ラグビーの聖地・秩父宮ラグビー場で開催。
さっそく英検準1級勉強の「息抜き」に、パートナーと観戦に出掛ける。

 

1.千駄ヶ谷駅では…


秩父宮ラグビー場の最寄駅は、銀座線の外苑前。
時間に余裕もあり、JR総武線沿線に住んでいることもあり、千駄ヶ谷で下車。
神宮球場もそうだけれども、千駄ヶ谷と信濃町、どちらで下車したらいいか、いつも迷う。両駅からともに徒歩15分。個人的には、絵画館からイチョウ並木を通る「信濃町ルート」がおススメだが、相方が「千駄ヶ谷でしょ」という。
そこで、千駄ヶ谷駅に到着…、そこで目にしたものは、鹿島アントラーズのサポーターの姿。圧倒的に鹿島サポが多いなか、名古屋グランパスのサポーターもチラホラ。
どうやら新国立競技場で、Jリーグの「鹿島アントラーズ対名古屋グランパス」の試合も同日開催されているらしい。
そういえば、このカード、三十年前のこの時期、Jリーグ発足の開幕カードではなかったっけ。ジーコ対リネカーの対決、テレビで観戦した記憶がある。
Jリーグも今年で30周年、記念カードとして、開幕同一カードを「国立」でやるなんて粋な計らいである。
すでにスピアーズ対サンゴリアスのラグビーチケットをコンビニで入手した手前、Jリーグにはなびかなかったが、会場での当日券販売だったら、思わずJリーグ観戦にチェンジしたかもしれない。
でも私は、Jリーグでは、ジェフサポ、浮気はいけないと心に誓う。
国立競技場を脇に見て、クーベルタン男爵に挨拶にして、いざ、スピアーズの待つ秩父宮競技場へ。

 

聖地・秩父宮ラグビー場へ初参戦!

2.オレンジ色に染まる


秩父宮ラグビー場に到着。
ちょうどスピアーズの選手を乗せたバスが入場してきた。
近隣のラグビーウェアショップの大盛況。
千駄ヶ谷では、Jリーグ観戦者が多かったが、さすがに秩父宮ラグビー場では、オレンジ色のスピアーズファン、黄色のサンゴリアスのファンが街にあふれた。
12時05分にキックオフ。
ラグビーの聖地とありながら、グルメ事情はあまりよろしくない。
枝豆や唐揚げなど、おつまみを打っている売店があるが、長蛇の列。
ラグビー観戦者の多くは、唐揚げやらおにぎりを持参していた。
エンタメとしてのラグビー観戦、やはり、スタジアムグルメもこだわってほしい。
スピアーズ側ではオレンジ色のレプリカシャツ、サンゴリアス側では黄色の帽子を無料配布。だからオレンジのシャツを着て、黄色い帽子をかぶる観戦者が多くいた。
一体、どちらのファンなのだろう。
ラグビーのルールには不案内の私。
試合が開始されると、頼まれもしないのに大声で解説する、おじさんたちの実況を耳にする。タメになるときも多少あるが、黙っていて欲しいこともある。
夫婦連れの観戦者は多くいたが、「ラグビー解説」にご熱心なご主人を、奥様は、ほとんど無視か放置されていた。それが流儀なのだろう。
キックのシーンでスタジアムが静寂になる。
上空に富んでいる、ヘリコプターの音が気になる。
ヘリコプターは神宮の森の上空に静止している、おそらく、30周年を迎えるJリーグ中継に出動されたものだろう。(まさかラグビー観戦ではないはず。)
観衆は1万人弱。聞こえた話では、昨日の埼玉ワイルドナイツ対横浜イーグルス戦は2万人を超えていたという。雨の中、二万人を超えるラグビーファンが集まった。
同じ準決勝といえども、その差はなんなのだろう。
スピアーズもリーグ屈指の人気チームでは無いのか…。
試合内容は、モニター検証が勝敗を左右するシーソーゲーム。
パワフルなスピアーズに対して、スピーディなサンゴリアスの印象を受ける。
親会社のクボタとサントリーの社風の違いを象徴しているような試合であった。
相方は、私と同じく、一応、スピアーズを応援しているスタンスを取っていたものの、思わず、スピード感あふれるサンゴリアスの「トライ」に喜びの拍手を送っていた。ラグビーの場合、野球やサッカーと違い、良いプレーには、敵味方関係なく、惜しみない応援を贈るスタイルが定着しているように感じる。
ラグビーというスポーツが紳士のスポーツと言える所以(ゆえん)なのか?

 

がんばれ!スピアーズ!

3.ノーサイド


試合は、24対18で、我がスピアーズの勝利。
それにしても、最後の最後でのサンゴリアスの粘りというか、執念は凄まじい。
なかなか勝ちきれないスピアーズは、今後の課題である。
いよいよ来週は、国立でにワイルドナイツとの決勝。
「来週、国立に行く?」とは、パートナーの感想。
実は、終盤のスピアーズのトライで勝利を確信したものの、そこから、ハラハラする展開であった。
序盤から、レッドカードで一人欠けたサンゴリアスは大健闘である。
「東京ベイエリア在住の人間でなければ、純粋にサンゴリアスを応援していた」
というのは、パートナーの率直な意見。
私も、その言葉を複雑な思いで聴いていた。
さて、来週は、いよいよ決戦の地、国立競技場。
私もそろそろ本腰を入れて、英検準1級の勉強をしなくてはいけない。
ラグビーなんか観ている場合じゃない…。
だからこそ、行きたいのだ! 


ラグビーなんて見ている場合ですよ!

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