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【鉄道】ママと行く市川ママの旅

 こどもの日は、ママの日でもある。

 パートナーがママになった記念日だから。

 市川真間駅が4月21日から「母の日」の5月14日まで「市川ママ駅」に変更すると聞いて、さっそく夫婦で京成に乗って、小さな旅に出かけた。

 

1.令和5年5月5日

 5並びの記念すべき日。

 京成電鉄では「記念乗車券」が発売されたという。

 しかし、私が京成船橋駅に到着したころは、記念乗車券は全駅完売だった。

 完売と聞くと、逆に欲しくなるのは悲しい性(さが)。

 京成電鉄も「数量限定」で販売しているので商売上手と言える。

 しかし、今日は、京成に乗って「市川ママ」の旅。

 市川ママ駅にて、同駅限定、ハート形の「ママの記念乗車券」を購入。

 同駅では、すべての駅名看板が「市川ママ駅」と変更。

 小さな子供がいる家族連れも、はしゃいで記念撮影をしていた。

 子供たちが描いた「母の絵」をはじめ、駅全体が、カーネーションのデザインがあちこちで散見された。

 バス停まで「市川ママ」という入れ込みであり、遊び心が満喫できる。

 私も昭和の子供時代から「市川真間」という駅名の響きは、「ママ」を彷彿させ、あれこれと空想したものである。

 令和の時代、まさか「真間駅」が「ママ駅」に変身することになるなんて、世の中も捨てたものではないと思う。

 「高田馬場」も「高田のババ駅」に変身してみてはどうだろう?

 そんなことを考えたりもした。

555切符は完売御礼

 2.手児奈堂と弘法寺

 天気の良い日は散歩が気持ち良い。

 ママ駅と出て、踏切を渡り、市川手児奈通りを歩く。

 界隈では珍しい「松の並木」を歩くと、市川に来たことを実感する。

 とあるアパート名に「ママ」という文字があったが、まさかこれは、イベントに合わせた改名ではないだろう…。 

 手児奈霊神堂で参拝して、真間川を渡る。

 鯉とおぼしき魚が元気よくジャンプした。

 今日が「こどもの日」ということで、縁起の良い「のぼり鯉」を見た。

 青空の下、ひときわ木々の緑が映える真間山弘法寺の門にやってきた。

 階段では、名物の「涙石」を見た。

 こんなに天気が良い日であっても「涙石」だけは、濡れていた。

 仁王門に到着し、振り返ると、眼下に市川の街が見える。

 モンシロチョウの案内で、鐘楼堂に行く。

 観音様が掘られている石造では、足元のカナヘビが逃げ出した。

 ここにいる生き物たちは、故人の化身ではないかと思う。

 本殿へ参拝、社務所で、住職に「ご朱印」を書いてもらう。

 市川ママ駅記念乗車券を提示すると、期間限定のご朱印の割引あり。

 「今日は、5、5、5の記念の日ですね…」

 ご朱印帳を渡してくれた住職さんが、そんなコメントを添えてくれた。

 隣に鎮守する「太刀大黒尊天」(だちだいこくそんてん)では、ジャーマン・アイリスが彩りを添えていた。

 里見竜神堂は、本日が「甲子の日」(きのえねの日)で、特別に御開帳。

 小川に囲まれた小さな社。竜神様との出会いは、縁起が良い。

 

真間山弘法寺
大黒尊天とジャーマンアイリス
里見龍神

3.大門通りを散策


 なだらかな坂道を降りて、大門通りへ。

 「つぎばし」を渡り、京成の踏切近くの和菓子店「大門岡埜(おかの)」で、かしわ餅を購入。私は、こしあん、パートナーは、みそあん。

 今日が「端午の節句」でなかったら、素通りしていたかもしれない。

 レシートには「季節の菓子」と表示されていた。

 まっすぐな大門通りを「かしわ餅」で食べ歩き。

 おにぎり屋は、ほとんどの品物が売り切れ。

 わずかに「明太子おにぎり」だけが数点残っていた。

 きっと、人気店なのだろう。

 自宅を改造した「クレープ屋さん」もあった。

 GW期間限定の「台湾クレープ」に興味がそそる。

 「鉄板焼きレストラン」は、ランチ時なのでにぎわっていた。

 メニューをのぞいてみると、たしかに御手頃感のランチコースがあった。

 店が混んでいるのも良く分かった。

 空地を利用してバーベキューを販売している店があった。

 客引きの人に呼び止められた。

 市川大門通りは、どの店も、美味しそうで、気になる個性的な店が並ぶ。 

かしわ餅と京成電車

 

 4.レストラン・ヤマザキ

 大門通りをひたすら歩くと、JR市川駅周辺に出た。

 駅前のロータリーでは、ヤマザキパンの本社ビルがそびえる。

 ここの2階には、ヤマザキ直営のレストランがあった。

 市川といえば「ヤマザキパン」。

 パンが食べ放題の「ヤマザキ春のスペシャルランチセット」をいただく。

 JRの電車が見える窓側の席を案内された。

 おかわり自由の「焼きたてパン」。

 バターとハチミツとオリーブオイルでつけて食べるパンは格別。

さらに、ボリューミーな「カニクリームコロッケ」をはじめ、ハンバーグ、パスタ、サラダなど、「デリカとパスタ」の盛り合わせ。

 忙しいランチ時なのに、店員の方がテキパキと対応してくれた。

 焼きあがったパンを勧められると、断れれない性分である。

 ごまパンは、オリーブオイルにに合う。

 後半に出てきた「レーズンパン」を、たっぷりハチミツにつけて食べた。

 これがまた格別。

 デザートは、ミニケーキチョコレートアイス。

 更に、キウイ、オレンジ、メロンを、濃厚な生クリームに付けて食べた。

 アイスコーヒーを飲みながら、おしゃべりが弾んだ。

 

電車がみえるレストラン
魅惑の焼きたてパン(おかわり自由)

5.幸せな休日


 GW期間中、遠出をするのもいいだろう。

 私は、今年の連休は、近場で過ごした。

 電車でめぐるちょとした旅もいい。

 これからも、天気の良い日は、電車に乗って、いろんな街を散策したい。

 

 

 

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