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労働時間は変えずに、お給料が増える働き方・増えない働き方

同じ仕事をずっと続けているということは、現状維持なので、景気がよくなってないと、給与は上がらないし、スキルも拡張していないということになる。スキルアップ(キャリアアップ)していくためには新しい仕事を対応してできることを増やしていく必要がある。

スタッフのキャリアアップのために、新しい仕事に挑戦してもらおうと思って仕事を依頼したとき、「今の仕事を減らしてくれるなら対応します」「今の仕事量だとこれ以上増やせません」と言われるときがある。そういうことを言う人は、だいたいスキルアップできない。ずっと同じような仕事をつづけることになる。結果的に給与は増えないし、役職も上がっていかない。

そういう働き方がいいと言う人は問題ない(いろいろな事情で現状維持がいい人はいる)けど、給与を上げてほしいと言うのであれば、働き方を改めたほうがいい。

新しい仕事がきたときに、今までの仕事にプラスして対応する人もいる。下記の図でいうとパターン1。「今の仕事を減らしてくれるなら対応します」と言って、仕事減らして新しい仕事を対応する場合は下記の図で言うとパターン2。

箱の数が報酬(例えばお給料)に比例する場合は、パターン1のほうが報酬が多くなる。パターン2は箱の数が変わっていないので、報酬は増えない。これは、箱の価値が全て同じと想定している場合です。箱の価値が違うのであればパターン2のように価値の高い箱に入れ替えるのはアリ。

パターン1
・労働時間が増える
・仕事の種類が増える(対応の幅が広がる、知見が増える)
・報酬が増える。

パターン2
・労働時間は変わらない。
・減らした仕事の経験値が溜まらない。
・報酬は変わらない。

パターン1のほうが正解っぽいんだけど、どちらもオススメできない。

パターン1のように積み上げることが可能であればいいけども、時間は有限。最近は残業削減とか言われているので、長く働きにくい。結婚すると家族と過ごす時間を確保しないといけなくなるので、長時間労働はキツイ。年齢が上がれば体力もなくなるから夜遅くまで働けない、徹夜とか無理。

積み上げるパターン1には必ず限界値が存在する。

限界値以内で対応するパターン2のほうがもしかしたらワークライフバランスはいいかもしれない。

おススメしているのは、今までの仕事の効率を良くすること。労働時間は増やさずに同じ結果を出すこと。つまり生産性の向上。テクノロジーの発展で作業時間を減らしたり、今までとは違うやり方で効率化するのもいいし、単純に作業スピードを早くするのでもいい。とりあえず時間あたりの生産性を上げることが大事。

生産性を上げて空いた余白に新しい仕事を追加する。

もし昨日と同じ仕事するとしたら、昨日よりも今日、1秒でも早く終わる工夫を考えながら仕事することが大事だと思う。

AIで仕事が奪われるっていうのは、AIが対応するようになることで箱の数が減っていくってことだと思う。減らない箱を持つためにも色々な箱を対応できるように仕事の幅を拡張していくことがこれからはさらに大事になると思う。

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