家族をつくる

結婚も、子供も、彼氏も、セフレもいらないんだけど
親友みたいな友達とパートナーになって新しい家族になれたらいいのにと思う。

来年の春に、引越しをすることが決まっている。
今は、外国人とルームシェアをしている。

人がいると、何もしてない自分やばい…と行動することもあれば
一人になりたい…と苦しい日もある。

いくつか本を読んで、家族について考える機会が増えた。
人と一緒にいることに向いていないという友達もいるけれど
わたしはできることなら信頼しあえる友達と生活したい。

それがたとえば異性でパートナーであったとしても。

自分がセクシャルフルイドでノンセクだと分かってから
パートナーに求めるものがかなり変わった。

女っぽい日に色気あるなって男の人を見てときめくことももちろんあるし
片想いすることだってできるんだけど
別に付き合いたいとか思わないのはなぜだろうと考えたら
セックスしなければいけないという概念があるからだ。

最近イケメンと働くことがあったのだけど、
イケメンは隙間があればすぐに手をつけるらしい。
非モテは友達になってから時間をかけようとするから
モーションかけたりしないけど、イケメンはその辺簡単にできてしまうと。
半分女だからって言ってる男性の友達からのアドバイス。

わたしは、フルイドでどちらの日であろうと、性的対象として見られることは嫌なのだ。
相手の自尊心を傷つけないように言葉を選ぶから。
お世話になってる人だと、寝ないとダメなのかな…こんな私と居てくれて…
みたいな思考回路になるのだけど。
それが今回イケメンだとよりその、圧がこわい。

あなたと共有できる楽しいこと、わたしもたくさん知ってるよ!もっと話したいぞ!と思っても、これこのあと誘われたりもっとディープな話になったら嫌だな…と思って地味な女を演じたりすることもある。
さすがに仕事の人で初対面でフルイドの話はできないもんね。


わたしの家族の話がメモ帳に書かれていたから、ここに置いておくことにする。
今の暮らしに悩んだときにまとめたものだ。
同棲失敗・ルームシェアに詰む原因について考えてみた。

あと、ここで少し最近見た映画についても触れている。

http://gezan-film.com/theater/


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私の実家は母子二人だった
ど田舎の暗い団地で、一人で帰ると家に誰もいなくても電気が消えていることはなかった。

帰ると人がいるのに電気が消えていること、切ないと思ったこともある。
家に帰って電気をつける時、起こしてしまわないか不安になることもある。

今はもう仕方なく点けるけど、それさえ最初は戸惑っていた。

オンかオフしか選べない電球。
LEDに替えたけど、電気代は高いのだろうか?
契約が30Aだからだろうか。

お風呂上がり、乾燥機をつけないこと
暑くても窓を開けるだけで耐えられること
私のロフトでは暑すぎて帰ってすぐに眠れないこと

小さいストレスは積み重なって爆発する。
優しさに甘えているのではなくて
許容範囲が違いすぎるのだ。

ごめん、今ちょっと話しかけないで。
今日は疲れているんだ。

今日どうだった?
お疲れさま。
へぇー、そんなことがあったんだ
私は最近こんなことを思って過ごしてるよ。

そういう会話ができない仲で
何を我慢して何を譲って、何を守って暮らしていけばいいのだろう。

今日見た映画、監督の部屋がボロボロだった。

古いのではなくて、汚れていたんだ。

こんなすごい人でも生活を放り出して夢を追いかけているんだな。
一人暮らしは本当にしたかったことだろうか。
わたしは、できることなら誰かと暮らしたい。
地元には帰りたくない。
東京で生きるためには家が必要。

働く以前、生きることにずっと精一杯だ。
助けてくれる・甘えられる・諦められる
そんなものはなくて
何を犠牲にしても、誰になんと言われようと
やりたいことを諦められなくて今ここにいる。

家が居心地の悪い場所になってからもう少しで1年になる。
もう手遅れなんだろうなって思う。
私が英語を話せるようにならない限り。

優しい、それは分かっている。
ただ、友達ではないのだ。
敵ではないとしても、

心のつながり・結びつきがないのだから
許せないこと、気になることが出てきてしまうのは仕方ないことだと思う。

あと9ヶ月もあるのか。
お先は真っ暗だ。

トイレに行きたいと思いながら駅の改札を出たのに
家には帰れないまま。

もし帰って電気がついていたり
話しかけられたら、映画で得たものが全部どこかへ消えてしまいそうだと思ったから。

こうやって人のせいにしている自分のことが嫌い。
私が全部悪いのは分かっている。
でも本当に帰りたくなくなってしまったのだ。

ペットのことが心配。絶対、今までの家と比べて暑いから。
わたしにとっての唯一の家族なのに。
わたしが選んだ家族。

たしかに掃除ができていない以上、愛しているの?と言われたら
誰にも認めてもらえる愛し方などできていないと思う。
それでも、違うんだよ。

もう6年も一緒にいる。
掃除ができないのはいつものことだった。
家にありが出るのも何回も経験している。

元彼と同棲した時もそうだった。
節約っていう概念で不甲斐ない思いをたくさんした。

電気代を気にするくらいなら外食費を減らせばいいと思うんだ。
本当に帰りたくない。

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今見返すと、途中みたいだけど書いていたことだ。

サポートしてもらえたら、とても嬉しいです。カフェで書くことが多いので、コーヒー代にします。