見出し画像

インターナショナルスクールのpreへ入園 を決めた理由

4月から息子にはインターナショナルスクールのプレへ入園してもらうことにした。新しい園での生活に対する不安、言語がようやく使いこなせるようになったにも関わらず、違う言語での生活が始まる不安など、不安を挙げたらキリがない。それでも、夫婦で何度も話し合い、いくつかの園を見学させてもらい、インターでチャレンジすることを決めた。明日からいよいよ初日ということで、結論に至った経緯を残そうと思った。

園探しを始めた理由

"お受験準備?!”かというと、結果的にそうかもしれないけど、そこまで戦略的に受験準備をしているわけでもない。世の中には、妊娠したタイミングからお受験予備校の空席待ちする家族もいるくらい、受験戦争は準備が全てと聞くが、うちはそんなことはない。

保育園にはすでに通っていたが、結果的に、2つの理由から新しい園探しを始めた。1つは、脳のゴールデンタイムに何かしないといけないと感じたこと。もう1つは、園の環境だった。

三つ子の魂も百まで、「人間の脳は、生まれてから3歳になるまでの間におよそ80%が完成する」と言われるくらい重要な時期に、何かしらの理念に基づいた教育を受けてもらいたいと思い始めた。特定の宗教を信じているわけではないが、前職で日本を代表する偉大なるリーダーのもとで働いていたため、理念に基づいて行動することがとても大切だと身に染み付いていたので、教育においても必要だと考えていたことがきっかけである。

2つ目の、園の環境については住んでいる自治体の事情で僕たちには、保育園/幼稚園に選択の自由が"ほぼ”なかったことだ。昨年移住してきた時、住んでいる地域は、待機児童0を謳っていたので、入園は簡単にできるだろうと思っていたら、全然違った。保育園の数はそれまで住んでいた愛媛県今治市と違って、たくさんあったものの、それ以上に人口が多く、小規模保育園ですら、空き枠を探す状況であり、第1~10園の希望を出しても、入れず、空いている小規模保育園に入れてもらえた。入園先の先生に恵まれていたので、現園に全く不満は無いが、いずれにしろ小規模保育園なので来年には卒園する必要があり、その後も結局、選択の自由がなく、自治体が設定する入園条件をベースとした抽選という、自分の力ではどうしようもない運命に任せるということになる。移住する前に通っていた保育園の環境、先生、カリキュラムと素晴らしかったこともあり、この差に愕然とした。

そんな2つの理由から、昨年の夏頃から次年度に向けて、園探しを始め、良いなと思える園もあったけど、結局、公立の園は、抽選となる。そんなことから、自分たちに選択肢のある園で、良いと思える環境とカリキュラムで学べる場所はないかと私立系の園探しを始めた。

インターナショナルスクールに決めた理由

園探しについては、自宅から徒歩圏内から、僕の仕事場近くまで幅広く行った。さすが大都市横浜市には、私立園もたくさんあり、コストを考えなければ選択肢の多さに驚いた。色々見て回った結果、重要だと思ったのが以下の点であった。

1:教育方針とカリキュラム
園探しをしていてわかったのは、夫婦共に子供の教育に興味がありすぎることだった。園見学を重ねていたところ、公立の園は「思いやりのある子を育てる」「すくすく、のびのびした環境で子供を育てる」と理念っぽいものはあるものの、具体的にどう育てるの?といった言及は、ほとんどされなかった。幼稚園には、文科省が決めたカリキュラムがあるようだが、2歳児は保育園なので見学した園には施策は無かった。

マーケティングとか少しだけ学んできた僕としては、なんだか物足りなかった。せっかくなら、ある程度の教育方針と施策に落とし込んだ園で学ぶほうが、ゴールデンエイジと言われる年に、成長する機会を失ってしまうんじゃないかと感じた。そんな時に出会ったのが今回通うことになったインターナショナルスクールである。正直、カリキュラムが良いか悪いかまではわからない。だけど、目標があり、そのために落とし込まれた具体的な施策を考えているという園の説明に「これだ!」と思った。

もう一つ悩んだのが、日本の大手バイリンガル幼稚園である。こちらも方針とカリキュラムに落とし込まれたものがあった。そして、さすが大手!働く親の痒いところに手がとどくサービスをたくさん用意してくれているのも魅力的でだった。

効率性を考えたら、大手バイリンガル幼稚園だったのだが、最終的な決め手だったのは、クラスの雰囲気だった。大手バイリンガル幼稚園は、教員スタッフは外国籍の方だったが、肝心のクラスメートが9割日本人。対して、インターナショナルスクールは、もちろん1/3くらいから半分が日本人。英語の環境で学んでもらいたいと思い始めたきっかけに、やはり英語が話せるだけじゃなく、多様性を受け入れてもらいたいと思っていた。

今でも、ずっと夫婦で議論しているのが、出口(小学校どうするの?)である。金銭的にはかなり苦しいけど、インターへの投資した分が消えていくかもしれない。どうする?みたいな会話をずっとしている。今の結論として、4年後、どこにいるかわからないよね?ということであった。今の職場に不満があるわけではまったくなく、正直将来、どこで何をしているかなんてわからない。4年後も同じ職場とは限らないし、あくなき向上心をもった夫婦なので、安泰の道を選ばない。だから同じ場所にいるわけじゃないよね?っていう前提を確認することができたため、一旦はインターという道をチャレンジしてみようと現在は考えている。

結果的に教育方針という視点と、通っている子供の多様性がポイントとなり、この園が第一候補となった。(僕だけが・・・)

2:距離
園の場所も大事なポイントであった。親の通勤圏内または家の近くということになってします。小学校や中学校の受験に合わせて引っ越すことはよくあることらしいが、うちはさすがにそこまで考えていなかった。現状、住む場所に満足していたので、住居を変更してまで園を通わせるのか?といった前提は無かった。

そうなると必然的に、親の通勤圏内か自宅近くとなる。先ほど書いたバイリンガル幼稚園は、僕の通勤圏内にあり、インターナショナルスクールは自宅から徒歩10分のところにあった。僕の仕事場までは車で40分、子供がスクールバスに乗るとなると、40〜60分となる。さすがに2〜3歳でスクールバスに60分近く乗せて通わせるのか?とそこまで通わせたいスクールか?という問いをしたとき、自宅近くがいいんじゃないかという考えに至った。

結果論だけど、徒歩圏内に通わせたいと思えるスクールがあったのは、ラッキーだったとも思う。家選びは、園から逆算したわけではなかったし、現在の住まいに満足しているので、住む場所と教育環境を合わせて考える必要性を今回、ものすごく実感した。

3:コスト(金銭的、お出迎えなど)
そして何よりもコスト。金銭的なコストは、額面通り支払えるかどうか?なので、夫婦で議論にならなかった。もちろん安いわけではなく、高額である。将来的に考えたら、幼稚園までは払えるけど、小学校をインターに行かせるのか?となると、かなり厳しい。この辺の卒園後の出口戦略も含めて考えないといけない。とはいえ、現時点ではなんとか支払えるギリギリの範囲だった。

何よりもかかるのが、調整コストである。preの場合、9時~15時で終わる。延長保育は無し。朝はまだ調整できても、共働きには、下校時間が早すぎる。これまで同様、熱が出たりしたら、お迎えに行かないといけないし、休むこともあるだろう。これが2歳児preの一番難しいところだと思う。ただでさえ、保育園による親の会社の調整は大変なのに、延長保育などは、3歳児クラスからしかない。結果的に、妻の実家が協力してくれることになったのが一番大きい。実家が、うちから車で20分のところにあり、協力的な実家だったというのも、感謝しかない。

インターへ行くことに全く抵抗感がなかったのは、僕の出生が影響しているし、それを理解してくれた妻の教育に対する熱い想いと大きい器を持ってくれていたこと、そして実家が協力的だったことだし、色々な考えがうまくはまったのが今回の選択だった。まさに、家族総出で子供をインター通いの体制を整えることができた。

入園式を終えて

週末、無事に入園式を終えた。入園式は、日本の学校のように、席への案内、式次第通りの時間、など無視して、良くも悪くもザインターナショナルスクールという感じだった。受付はなく、席も自由、開始時間も5分遅れるなど、とてもラフ。(笑)
入園式に参加する親の服装も、日本人はスーツなど入園式服装が多かったが、外国籍の方は、ジーンズにシャツなど普通にいらっしゃった。いよいよ明日から登園である。

今回、子供が通うクラスには半分の外国籍、半分が日本人。期待していた通りだった。外国籍の方も、多国籍で、アジア、欧米、様々だった。明日から、先生との会話、お友達との会話では、ようやく日本語で会話というものができてきた2歳児にとって、全く違う言語で園に通うのはとてもストレスがかかると思う。僕も16歳でインターに通い始めた時は、ほんとよく耐えられたなと思うくらい、毎日辛かった。

それでも、子供が半年後、英語を理解し、1年後には英語が少し話せて、1年半後には海外でも臆することなくお店でオーダーしている姿を想像し、多国籍なお友達ができている状況を想像すると、ワクワクしかない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?