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ぽくのBL 第十二回

 前回の記事からしばらく間が開いてしまったのは、ひょんなことからリアルアイドルの「仮面女子」に夢中になっているからなのです。

 前回は本の話題から脱線してしまい、今回は本の話題に戻りますと書きました。
 ごめんなさい。今回も脱線です。アイドルの話題です。リアルアイドル。

 さて、私の住んでいる街に、ラーメンのイベントがやってきました。四月の毎週末、四週連続で開催されるのです。全国のラーメン店が週替わりでやってくるのです!
 ラーメンだけではなく、アイドルのステージもあるという噂を聞きつけて、先週の日曜に友人と連れ立って行きました。
 曇り、気温は低く、風も強めでした。チケットを買い、列に並んでいると、視界の左側にステージが見えました。スタッフらしき人が近づいてきて、フライヤーを渡してくれました。そこに記載されていたのは
「トッピングガールズ」「スープガールズ」の名前。

── ん? 聞いたことないわね

 そう思ったもの、ステージ上を見ると車椅子の女の子がパフォーマンスをしているではありませんか。

── どこかで見たことがある、知ってる気がする。

 ネットで調べたところ、すでに知っているアイドルでした。

 このイベント、4月は4週連続で開催されます。そのすべての日程(土日)に、この子たちが来るようです。
 幸いステージ間近で見られるようなので、近づいて見てみました。
(……いい!)
 2.5次元のライブには足しげく通っていますが、会場はドーム球場だったり数万人規模のホールだったりして、間近で見られることなどまずありません。先日奇跡的に最前から2列目(東京ドーム)という神席をゲットしたものの、ずいぶんステージから横に離れた場所だったので、リアル演者を目視するのも苦労するレベル。双眼鏡でようやく視認できるくらいの状況でした。
 それが! このイベントでは数メートル先にアイドルがいる! なんなら目線を合わせて微笑んでくれる! なんて現場だ!

 今回登場している2つのユニットは「仮面女子」というグループの派生ユニットということらしいです。
 「仮面女子」は以前から存在は知っていました。顔を隠した状態でもパフォーマンスで魅せる! というコンセプトだと記憶しています。
 今回の「トッピングガールズ」「スープガールズ」は顔出ししています。
 披露される曲はすべて「つけ麺」や「ラーメン」に関連する曲でした。笑いを隠し切れないけれど、曲や歌唱やダンスの総合力が高いので、そのうちに違和感は薄くなっていきました。
 すっかりテンションが上がってしまいましたが、初週は天候が悪く4月にしてはうすら寒い気候でした。薄着で来てしまったわたしは、泣く泣く会場を後にしたのです。また来週も会えると思って。

 そして翌週。天気は上々。友人を誘ってリベンジしました。
 日曜のステージは3回。そのすべてを観ただけでなく、お金を払ってチェキ会に参加してしまったと言えばわたしの入れ込み具合は分かってもらえると思います。

 ああ、本の話題でしたね、すみません。
 下に掲載したのは、前回の記事から今日までに買った本です。

『小説の森散策』ウンベルト・エーコ(岩波文庫)
 言わずと知れた『薔薇の名前』の作家ですね。永遠に文庫化されない本ベスト1といっても過言ではないでしょう。(あとはガブリエル・ガルシア=マルケスの『百年の孤独』とかね)

『リスアニVol50.5 1冊まるごと『ぼっち・ざ・ろっく』大特集!』
 アニメの「ぼざろ」が面白かったし、曲にもこだわった作りになっていたので、オタ友のお勧めもあり購入。

『文庫王国2023』
 ちょっとした空き時間に読むのに最適なブックガイド。紹介されているのが文庫だけなので、欲しくなったら買いやすいのが良い。


『死と奇術師』トム・ミード(ハヤカワポケミス)
 袋とじ!!!
 大好き!!!
 以上です!!
 って、ウソウソ。そのうち袋とじ本については熱く語りたいと思います。自分でも袋とじ本を作ってしまったくらい(そのために専用のカッターを買ったくらいのオタです……って言っても分かりにくいと思うので、後日詳述します)。

『このライトノベルがすごい!2023』
 SAOの特集が組まれていたので、刊行は昨年末ですが、今頃買いました。

 さて、今週末も近所に来てくれる仮面女子のために、動画を見て歌を覚えてもっと気持ちを昂らせたいので、これからまた予習復習をします。

 それではまた。次回はどんな心持ちで原稿を書いているのか。自分でもわかりません。

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