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『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』噂の【最後の13分】でタランティーノに張り手された気分 8/30(金)~公開中

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原題:Once Upon a Time... in Hollywood ★★★★★

昔々、ハリウッドで…。人気TVドラマの看板俳優だったものの今ではキャリア模索中の俳優リック・ダルトンをレオ、そのスタントダブルで運転手で、“親友”でもあるクリフ・ブースをブラピという、時代を創ったハリウッドスターを初共演させ、はなからこの2人しか考えていなかった、というタランティーノ監督の集大成的作品。

彼ら史上最高に楽しそうで、何より。レオとブラピの一蓮托生な関係性を見られる未来が来るよ、と高校生の自分に教えてあげたい。

そしてシャロン・テートを演じるマーゴット・ロビーの60年代ルックがもう最高にキュート。


そうして、まさに60年代ハリウッドの裏側、カルチャーを堪能し(マンソンファミリーの異常性には気づきながらも)

夢心地でいると、

CMなどでも言及されている【最後の13分】

あ、タランティーノ!と張り手打ちされて、我に返るみたいな感じ。つまり最高。


個人的には、情けなさを隠さないレオが弾けていてとてもいい。身体を張った『レヴェナント』よりオスカーを挙げたい。

ブラピも、ちょっと抜けたところのある(そう見せている、おそらくリックを立てるために)スタントマンというのも新鮮でした。

物語は1969年2月から始まり、8月へ。

溜めて溜めての、あの展開、面白かった!

そうか、この映画の世界線だと、ある意味、純粋無垢な存在感のあったあれはあのままなのか、と思うとジンときました。

昔々、ハリウッドで…


ちなみに劇中に登場するチャールズ・マンソンの「ファミリー」、およびシャロン・テート殺人事件については、下記が参考になるかと思います

映画『チャーリー・セズ/マンソンの女たち』

●Book「ファミリー シャロン・テート殺人事件」(草思社)『チャーリー・セズ』の原作の1つとなったのが、エド・サンダースによる緻密な取材によるノンフィクション

映画『ハリウッド1969 シャロン・テートの亡霊』ヒラリー・ダフがシャロン・テート役に。ホラーテイスト。本年度ラジー賞にノミネート…。

●Book「マンソン・ファミリー 悪魔に捧げたわたしの22カ月」(ハーパーコリンズ)14歳で「ファミリー」の一員となった当事者ダイアン・レイクによる、貴重な「ファミリー」の内幕。

「マインドハンター」シーズン2 デヴィッド・フィンチャーが手がけるNetflixオリジナルシリーズ。主人公のFBIコンビが収監中のチャールズ・マンソン(ビジュアルがそっくり)とついに対峙します。


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