マジで『ジュマンジ』!今年最高の老若男女エンターテイメント、そして青春
映画鑑賞メモ
★★★★☆4.5
ロビン・ウィリアムズ主演『ジュマンジ』(95)のスピリットというのかな、それをしっかりと継承しつつ、確かに斜め上を行っていました『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』。
MX4D/4DXにて先行上映中、4月6日(金)より全国公開
マジジュマンジに、老若男女が文句なしに楽しめるであろうザッツ・エンターテイメント!
さらに、私が好きなのは、最近『スパイダーマン:ホームカミング』や『パワーレンジャー』などでも描かれていた、
『ブレックファスト・クラブ』のような青春グラフィティを、現代に描いている点なのです。
主人公となるゲームに引き込まれる現実世界の高校生4人
まず、気弱なゲームオタク男子・スペンサー、演じるのはアレックス・ウルフ。『きっと、星のせいじゃない。』やNetflix『デスノート』のナット・ウルフに似てるな~と思っていたら、実の弟でした!
また、スマホなしでは生きていけない自撮り大好きのベサニー(マディソン・アイスマン)
アメフト部のスーパースターで、勉強が苦手なフリッジ(サーダリウス・ブレイン)
そして、シャイで地味で真面目なマーサ(モーガン・ターナー)
そんな彼らがゲームの中では
●スペンサー → 勇敢で無敵なムキムキ冒険家・ブレイブストーン博士(ドウェイン・ジョンソン)
●ベサニー → 太っちょの中年オヤジの地図専門家・オベロン教授(ジャック・ブラック)
●フリッジ → 足が遅いのにサイに追われる動物学者・フィンバー(ケヴィン・ハート)
●マーサ → タフな美女戦士・ラウンドハウス(カレン・ギラン)
になってしまうのです。
さらに、どこから来たのか、隠れキャラ的にニック・ジョナス演じるパイロットのアレックスが登場して…。
とりわけジャック・ブラック演じる外見至上主義の女の子(なんてパワーワード!)には注目です。彼は本当に芸達者。
監督はジェイク・カスダン、『インディ・ジョーンズ』や『スター・ウォーズ』シリーズの脚本家ローレンス・カスダンの息子であり、「New Girl / ダサかわ女子と三銃士」「フリークス学園」などを手がけてきました。
そんな彼の2010年代の『ブレックファスト・クラブ』総決算ともいうのか、予算のかかった超大作にも、さらりと青春成長物語を盛り込んでいるところが胸アツで、ほろり。
しかも、アドベンチャーアクションとして現在らしさもあり、懐かしさもあり。
ある一定年齢層には響いてしょうがない、ある曲が流れます! 帰りには、思わず口ずさんじゃうよ!
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