【INTJ】かっこいい人になりたい幸せな人間の話

リアルだと反感買いそうなことを書く。嫌だなと思ったら読むのをやめてもっと楽しい記事を読んでほしい。

私は、こういう人間になりたいという理想像がある。私は人から影響を受けにくい人間だが、人を見てかっこいい、こうなりたいと思うこともある。
「いいこともたくさんあった。苦しいこともたくさんあった。だから人生は楽しいんだ」という言葉を、私はかっこいいと思うし、いつかそう言える人間になりたい。

早速私の人生に今まで起きた、いいことと苦しいことを思い出そうとした。
いいことはたくさん思いついた。人生を変える一冊に出会った時。一生物の趣味を見つけた時。その趣味で知った発見が実生活で役立った時。
だが、苦しいこと、辛かったこととなると、何も思い浮かばない。何か、あったかな…と人生を振り返っても、そこまで辛くなかった、そこまで苦しくなかった思い出しかない。

いくらぼんやり能天気に生きてるとて、アラフォーなのだ。それだけ生きて、辛いこと苦しいことがない。反感を買いそうなことだ。世の中思いもよらないことで反感を買って、嫌われてしまう。
ネタバラシをすると、私がそれだけ人に羨まれる人生を送ってきたわけではない。いわゆるリア充やセレブとはかけ離れた人生だ。

私が人間関係を構築する気がなく、とてつもなく浅く狭い人間関係の中で生きてきたからだと、私は思う。浅く狭い人間関係では、対人トラブルなど起きようもない。心を守るのが難しそうなトラブルや人からは、さっさと離れることができる。
自分が心を開ける相手がいたら最高だが、いなくて構わない。友達がいたら最高だが、いなくて構わない。恋人や家族がいたら最高だが、いなくて構わない。自分が自分を幸せな奴だなと思えていれば、それでいいのだ。

私には金はないが、幸せなことに独り身だ。自分の食い扶持だけ稼げれば充分だ。どうせ月収100万になったって使い切れやしない。ボーナス1000万もらったところで、口座の肥やしになるだけだ。
老後の資金は必要だが、ないものを嘆いても仕方ない。手持ちのカードをうまく組み合わせて、切り札を作るより他ない。

私はタワマンに住んでるわけではない。家賃も安いショボい賃貸に住んでいる。だが、パソコンとスマホと本棚とベッドがあれば、それで生きていける。どうせ家にいたって、本棚とパソコンの前から動かないのだ。窓からどんな景色が見えるかなんて、気にしたこともない。
家でホームパーティを開くわけでもない。呼ぶ人もいない。

大きな病気になったこともない。入院はしたことがあるが、幸い今は元気いっぱいだ。入院中、暇で暇で同部屋の人と夜中まで話をして、看護師に怒られたのもいい思い出だ。修学旅行みたいと笑い合っていた。
近しい人もみんな順番通りにあの世へ旅立っている。満足して旅立てたかはわからないが、私にできることはほとんどできた。
仕事も嫌なことはあるが、些細なことだ。パワハラされたりブラック企業にいるわけでもない。趣味に没頭すればすぐに忘れるレベルだ。

腹の立ったことや恥ずかしかったことは思い出せるが、辛かったことや苦しかったことはほとんど思い出せない。
能天気で幸せな人生だとは思う。自分の人生を私は気に入っている。私らしくていい生き方だ。
だけど、まだまだ今の私は、誰かに憧れられるような深みのあるかっこいい大人にはなれないようだ。
いつかなれたらいいな。

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