成島

ビジネス系のtipsを投稿しています。

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最近の記事

お金の幻影

想像してみてください。 あなたは余命半年の末期がん患者。遺産を相続する家族は1人もいない。そして今あなたは信頼のおける人間から100万円が1年経過した瞬間、確実に1億円になるという投資案件を持ち出された。さてあなたはこの投資案件に乗るか。 答えは恐らく「ノー」なはずです。 数字だけでみれば投資倍率100倍という信じられないほど魅力的な投資であるのに、なぜコミットしないのでしょうか。答えは簡単。生きていないからです。死んでから1億円が舞い込んできてもあなたはそのお金を1円たりと

    • 模倣と新型コロナワクチンと

      我々人間は生まれてこの方、他者の価値観を模倣して過ごしてきた。 タバコのポイ捨てはよくないこと、一流大学に入学することはよいこと、適度に運動することはよいこと、所属する学校や会社の規則を守ることはよいこと、などなど。 これらの価値観は全て他者の模倣により醸成された価値観である。「いや違う。これらの価値観は自分の内部にある道徳心や理性から湧き出た価値観なのだ。真似事などで形成されたものではない。」と主張する方は以下の例を考えてみてほしい。 あなたは異国の地に生まれた。その

      • チョコレートの健康効果

        突然ですが、私はここ半年ほど高カカオチョコレートを常食しております。 きっかけは、このnoteで私にメッセージをくださった方(健康の方面でかなりの知識をお持ちの方)です。 「高カカオチョコレートは健康にとても良いですよ」と教えてくださいました。 それ以来、間食に高カカオチョコレートを半年間ほど食べ続けています。 今回はそんな高カカオチョコレートの常食で私の体に実際に生じた変化をご紹介したいと思います。 (※あくまでも私個人の体験談ですので、万人に当てはまることではな

        • 秒速で眠る方法

          私は小さな頃から布団に入ってもすぐに眠れないタイプの人間です。 そんな私があれこれ試行錯誤し考案した「秒速で眠る方法」をご紹介します。 その方法とは、ずばり「頭の中の独り言の速度を極限まで落とすこと」です。 私を含め、眠れない人間は寝る前に余計な思考をしてしまう、つまり余計な独り言をしてしまいます。 眠るためには、何とかして浮かんでくる思考を無に帰する必要があります。 やることは誰にでもわかります。 簡単ですね。 思考をストップすることです。 しかし、これほど

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          禁断の英単語暗記法

          ※この記事は「ノンネイティブであるが英語力を飛躍的に向上させたい」と望む方向けのものです。 前回の記事で「勉強とは暗記である」とお伝えしました。 勿論このことは英語学習にも当てはまります。 つまり、英語力とは「語彙力」なのです。 知っている語彙が少ないままであれば、あなたの書いたり喋ったりする英語は稚拙なままです。 なので、英語力を上げたければ、語彙力を付ければいい、英単語をたくさん知っていればいい。 単純な話です。 ただ、その道のりはノンネイティブの我々にとって

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          禁断の英単語暗記法

          勉強は暗記である

          最近までとある資格試験の勉強に追われていたこともあり、「勉強法」をテーマに今回の記事を書きたいと思います。 勉強法というと仰々しいですが、特殊なことをお伝えする気は毛頭ありません。 結論は至ってシンプル。 記事タイトル、「勉強は暗記である」だけです。 みなさんの中には「勉強は暗記である」、この言葉に嫌悪感を覚える方もいらっしゃると思います。 かく云う私も昔から「暗記なんて馬鹿のすることだ。理解や思考こそが勉強なんだ」という考えの持ち主でした。 しかし、最近になって

          勉強は暗記である

          Morandiと悟り

          ジョルジオ・モランディ (Giorgio Morandi)というイタリアの画家をご存知でしょうか。 私が彼に出逢ったのは2016年春。 待ち合わせの時間よりかなり早く東京駅に到着してしまったので、どこかで時間を潰そうと考え、東京ステーションギャラリーに足を運びました。 そのときたまたま催されていたのがモランディ展だったのです。 彼の作品を観て驚きました。 殆ど同じような瓶の静物画なのです。(記事トップ画のような絵です) それが何十点と展示してあるのです。 美術に

          Morandiと悟り

          禁断の運命論

          私は中学時代、高校時代と運命論を信じていました。 運命論とは、簡単に言うと「この世界は誰かの頭に生じた夢のようなもので、ただ単にシナリオをなぞっているに過ぎない」という類の思想です。 そんな思想に傾倒していたため「俺が何をしようとそれは運命で決まっているんだ。だから俺にはどうしようもない。何も考えず自由気ままに生きるぜ。ロッケンロール」とズボンを下げて履き、髪にはワックスをギトギトに塗りたくる、側から見ると、とても痛い、拗らせ中学生(高校生)でした。 周りには「自分の意

          禁断の運命論

          映画とスクリーン

          学生時代に戻りたくなるような青春映画。 見た直後、一人で家にいることすら怖くなるようなホラー映画。 今すぐ恋をしたくなるような恋愛映画。 世の中には様々な映画があります。 ここで、あなたに考えていただきたいことがあります。 それは、「映画を映し出すスクリーンに映画が影響を及ぼすか」ということです。 答えはもちろん、否。 影響を及ぼしません。 どんなジャンルの映画を上映しようとも、スクリーンはいつも静かにスクリーンとしてそこに存在しています。 恋愛映画を映そう

          映画とスクリーン

          「言語」と「幸せ」

          「言語」は「幸せ」と相反するものです。 「言語」とは何か。 「使用」です。(かの哲学者ウィトゲンシュタインも言いました) 例えば長いという言葉。 ある人がそれより短いものと比較して「これ、長いね」と言うことによって、人は長いという言葉の意味を知ります。 このように、周りの人たちの「使用」によって、語の意味は形作られるのです。 つまり、言語の上での語意や定義はとても曖昧だということがわかります。 他にも例を挙げます。 例えば、幸せという言葉。 幸せという語は

          「言語」と「幸せ」

          執着しないこと

          ある考えに執着している限り「幸せ」を得ることはできません。 ある一つの考えに執着するということは、その考えを否定するものを受け入れないということであり、必然的にあなたの心には敵が生じてしまうのです。 自分を成功者だと思うことも一つの考えであり、落伍者だと思うことも一つの考えです。 自分が幸せだと思うことも一つの考えであり、不幸せだと思うことも一つの考えです。 あなたが自分を幸せ者だと考えたとしても、それは表面的な幸せであり、真の「幸せ」ではありません。 あなたの心に

          執着しないこと

          「よく」考える

          「泣くのではなく笑ってみてごらん。 絶望ではなく希望を抱いてみてごらん。 プラスのものにはプラスがやってくるんだよ。 辛いときこそ笑顔が大切なんだ。 辛くても幸せを先に感じよう。 きっと幸せがやってくるよ。」 このような考えは、自己啓発本の類によく見られるものでしょう。 (「引き寄せの法則」と呼ばれることも多いですね) しかし、厳しい言い方になりますが、このような幸せの獲得方法に頼っている限り、真の幸せに辿り着くことはできません。 私も長年、「辛いときこそポジ

          「よく」考える

          赦すこと

          幸せになるためには、赦すことが大切であるとよく言われます。 私も幸せの鍵は「赦し」であることに全く異論はありません。 しかし、問題に思うのは「赦し」の意味がこれまた、前記事で触れた「足るを知る」同様、広く誤解されているということです。 「むかつくことや苛立つことがあったとしても、立ち止まり、状況を客観視して、その出来事を赦すべきです。赦してみるとあら不思議、イライラが消えて心が楽になっています」 という意味で赦しが捉えられていることが本当に多い。 しかし残念なことに、

          赦すこと

          幸せになるために必要だが多くの人に欠けていること

          幸せになるために、日々努力する人がいます。  そのような人に言いたいことがあります。 「あなたはすでに完璧ですよ」 と。 努力、自己研鑽というのは皮肉なことに幸福から遠ざかるための手段なのです。 「もっと幸せになりたいという欲望には際限がありません。今のままで十分幸せじゃないですか。足るを知る、つまり現状に満足することであなたは幸せになれるんですよ」なんて至る所に転がっているようなことを別に言いたいわけではありません。 たとえ、「足るを知るなんて実践できない」と思

          幸せになるために必要だが多くの人に欠けていること

          幸福を追い求めること

          私の言いたいことは全て前の投稿に言い尽くされているので、正直もう書くことはありません。 と言いたいところですが、それではつまらないので今回は「幸福を追い求めること」というテーマについて書いてみたいと思います。 私は、昔から、物心ついたときから、本を読むのが好きでした。 純文学、哲学、宗教、自己啓発、精神世界などの分野の本を好んで読んできました。 なぜそのような分野が好きなのかと問われてもチャン・ドンゴンのように「チュキダカラ」としか言えないのですが、改めて考えてみると

          幸福を追い求めること