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出力

さっきまで小説をカフェで読んでいた。
午前中に図書館で借りたてのやつ。
最大10冊まで貸出可能だが、大体6冊借りる。
集中して読み終われるスピードと面白くない作品の場合と時間がなくて期限内に読了できなかった場合、そして持ち運びの労力の平均の結果。

今日はお休みだから、また朝から虚無感が私の目の前にたたずむ。

昨日、職場のお気に入りのおじさんと休日は一人で何をすべきかについて雑談した。スマホがあるとてんで張り合いのない時間をだらだらと過ごしてしまうんですよねとぼやく私。習い事、お茶ソムリエの資格、酒飲み、登山、畑づくり、彼氏、おじさんのだす案はどれもこれも現実的ではないもの。
せっかく案を出してくれてるのにあれはだめだし、これも苦手と否定するのも申し訳ないですね…と言うと、「全然いいでしょ。」と仰ってくださいました。
ちなみに、おじさんは23のとき結婚したんですって。

うーん、私は完全に一人暮らしではないから、寂しいわけでもなく、ただ現状に甘えているのであろうな。

道を歩きながら誰か私を見つけてって強く思うこともあれ、予定のない一日をおめかしして、一人で好きなご飯を食べにいく幸せも知っているからね。

今日はスマホを極力触らず生きることにしたのでインフルエンサーとして提供をうけたり、お買い物、お勉強、一人旅、美容dayのvlogみたいなキラキラ動画からたれ流される麻薬の影響を受けることなく、こうして内なる声を文字にできる時間が生まれた。いいことだな。

でも、スマホがないのを、いい時代だと過去を羨むのもなんか違う。

あのあーずーでさえ、絵日記の動画を作っててとても面白い内容なのに最近生きている気がしないんだよー、同じことの繰り返しでって言ってた。

ゴミ袋と珈琲を買いにいけない私と試験勉強をせねばならないと思いつつも昨日、裏技を教わって何とかなるかもなという怠惰な私。
今、のそりのそりとやってきた眠気に身をまかせてベッドに横になってしまえばこんな事を考える時間は逃れられるんだろうな。

あんなに職場の最寄りで降りたくないと思うバスも、ただの移動手段と変身するなんでもない休日。

今、気持ちちょうど真ん中

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