ぼくのかんがえたさいきょうのついったーせんりゃく(概論)


これはdesigning plus nine AdventCalender 7日目の記事です。

始めに 

こんにちは。東京大学1年のうぐいす(@NdsFtRe)です。

私はツイッターをしています。保有しているメインのアカウントは、アカウント作成3ヶ月ほどで4万いいねのツイートを生み出し、フォロワーを4ヶ月で1000人のペースで拡大しています。また、月間のツイートインプレッション総数は100万を超えます。

なぜ私はここまで影響力のあるアカウントを作ることができたのでしょうか。

私の本性がツイッターの気風にあっていたからでしょうか?私がそもそもツイッターをバズらせる才能を持っていたからでしょうか?

そのように思っている人がいたとすればそれは大きな間違いです。物事の表面だけを見ていて本質をついているとは言えません。

私はツイッターアカウントを大きくし影響力を持たせるためには特別な才能は必要だとは思っていません。必要なのは少しの観察眼と文章構成能力、そして目の前の物事に関して考える分析能力です。

私はこれらのツイッターアカウントを大きくするノウハウを総合したものを最強のツイッター戦略と呼んでいます。

なぜ私が大きなアカウント作成に成功したのかという問いに対するする答えとは、私に徹底したツイッター戦略があったことなのです。

本稿ではこのツイッター戦略の概論に関し少しお話をして行きたいと思います。

それでは、僕の考えた最強のツイッター戦略を、ぜひお楽しみください。


ツイッターとは 

最強のツイッター戦略についてお話しする前に、共通認識を持っていただきたいのは僕はTwitterに関し「ツイッターとはいいねリツイートフォロワーを炎上を避けつついかに多く獲得するかのゲームである」という捉え方をしていることです。もちろんツイッターには様々な使い方があります。永遠と自分語りを垂れ流す使い方だったり不満をぶちまける使い方などがあることはよくわかっていますし、それを否定するつもりは全くありません。しかし、Twitterにはせっかく拡散機能がついているのですから、これを利用しない手はありません。それに自分のツイートに対し多くのいいねやrtがついたり、フォロワーが増えて行くのは承認欲求が満たされなんとも嬉しいものです。そして拡散力が増したアカウントは商業的に見ても使えるでしょう。(例えば企業アカウントでなくて個人アカウントだとしても、ある人が面白いものを紹介してそのツイートが拡散され話題になった結果それを見た人がそれを購入するなどはよく目にするかと思います。そのような話題を作るツイートを恒常的に生み出せるアカウントには商業的価値があると言えます。)そのよってここではこれらをいかに多く獲得するかについての最強のツイッター戦略を中心に書いていくことをあらかじめ断っておきます。また、加えて最強のツイッター戦略は個人が運用する匿名アカウントを想定して作られています。よって戦略の中には公式アカウントでは(わずかですが)使いにくい戦略も含まれています。公式アカウントを運用する際には最強のツイッター戦略を鵜呑みにするのではなく使える部分を活用して使って行く必要があります。また、炎上を避けつついいねなどを獲得する観点から炎上商法などに関しては除外しています。では、これら認識の元、具体的な話に入って行きましょう。


最強のツイッター戦略概論導入                     

さて、本稿でお話しするのは伸びるツイートを量産し拡散力を持つアカウントを作成するための最強のツイッター戦略ですが、炎上以外に拡散されるツイートは以下のように分類できます。

1:万人ウケする内容(かなり伸びやすい。いいね数5桁ある)
2:特定の団体にウケてそこから拡散される内容(伸びるが3、4桁止まり)

1はかなり伸びますが、出すのは運もいりますし作るのはかなり難しいです。よってここでは現実的な判断として炎上以外で3、4桁のいいねを恒常的に獲得する戦略について述べていきます。

これを踏まえた上で今回は最強のツイッター戦略の大事な大枠の部分をご紹介しましょう。

最強のツイッター戦略概論
<ツイートに関する戦略>
フォロワーが好むコンテンツ(ツイート内容)を見付け出し、フォロワーにウケが良いツイートを心がけよ。

<アカウント形成に関する戦略>
1:界隈を決めリサーチせよ
2:フォロワーと良好な関係を構築せよ
3:炎上やアカウント凍結に繋がりそうな行動は絶対にするな

これらが戦略の核心となります。戦略には二種類あり、ツイートに関する戦略とアカウント形成に関する戦略が含まれます。前者と後者について順番に説明していきますが本来的にはこれら2つは平行して行うものなので前者の説明と後者の説明にはかぶるところが出てきます。ご了承ください。ではまずツイートに関する戦略を述べたいと思います。

戦略のブリーフィング                     
フォロワーが好むコンテンツ(ツイート内容)を見付け出し、フォロワーにウケが良いツイートを心がけよというツイートに関する戦略はツイッター戦略の中でも一番大事な戦略であり、実践が一番難しいのがこの戦略になります。
この一番大事な戦略の核心はフォロワーに求められているものをツイートすることです。
一般的にツイッターとは自分中心の語りを行うものです。しかし、影響力の大きいアカウントを目指すならば、そのような大多数のアカウントとは別の運用方針を取らねばなりません。最強のツイッター戦略ではあくまで自分中心ではなく読み手中心のアカウント作成を目指します。自分のアカウントが生み出すツイートという商品を利用するユーザー目線に立ったツイートを作成しようという姿勢が大事なのです。
なぜここまでツイートの受け手にこだわるのか。それはフォロワーが面白いなと思った時や共感した時などに我々が獲得を求めているいいねやrtをしてくれるからに他なりません。   

ではフォロワーが好きそうなツイートとはなんなのでしょうか?
すなわち、ツイートの内容はどのようなものが拡散され、どのような文章構成がウケるのでしょうか?

まず、拡散される内容を知るためにはまず自分のフォロワーがどの界隈にいるのかを知ることが近道です。

界隈という概念について少し確認しておきましょう。
Twitterには界隈と呼ばれるものがあります。これは似た性質や趣向をもつアカウントがお互いにフォローして形成されるいわばムラのようなものです。具体的に言えば浪人界隈、東大界隈、スタートアップ界隈、鉄道界隈などなどです。

さて、このように様々な界隈があるのですが先述したように界隈は似た性質や趣向を持つアカウントの集まりです。つまり、界隈には界隈参加者が共通で好むテーマというものがあります。ここが非常に重要なポイントで、まさにこの界隈の共通で好むテーマことこそがフォロワーが好むものの内容の答えとなっていきます。

この界隈が好むテーマというものは複数あり得ます。しかしながらこれらを特定する方法は単純で、界隈に自らが所属し界隈全体のツイートを眺め、どのツイートが伸びやすいかをリサーチし、抽象化するのです。(例えば東大界隈ですとALESA辛いといったテーマや東大の実態は世間の認識と違うのだと主張するテーマ、東大生ってそんなすごくないんだぜと主張するテーマなどなどが挙げられます。)ツイートする際にはこれらのテーマを盛り込みツイートすると良いでしょう。

一方でどのような文章構成がウケるのかを考察するにおいては、界隈を観察することも大事ですが、他の界隈の大きく伸びたツイートで自分のタイムラインに流れてきたツイートを観察するのも有用です。というのはその伸びたツイートはそのコンテンツ(内容)で伸びた可能性もありますがそれに加えそのコンテンツをいかに表現したかという文章構成がそのツイートを伸ばしたのかもしれないからです。(例えば同じ内容を伝えたものであっても対話形式という文章構成を行いより明確に起承転結をつけ面白く表現したものが伸びやすいことが挙げられます。Twitterを利用する人々がどのような表現に関しどれくらいの反応を示すのか観察することは非常に大事になってきます)(そもそも他の界隈のツイートが自分の界隈のタイムラインに現れるという現象から分かるようにウケる文章構成は界隈を選ばないという当たり前のことが伸びたツイートを研究する有用性の背景にあります。)このような文章構成の考え方を伸びたツイートから抽象化し自分の中にデータベースとして残し、利用することがウケる文章構成をする際に役立ってくるのです。(ウケる文章構成が真似されコモディティ化したものとしていわゆる構文というものが挙げられるでしょう。同じ内容を表したものでもトレンドの構文を使うと伸びやすい現象が多く観測されます)

ツイートに関する戦略の大きなところは以上ですが、最後に皆さんに念を推したいのはあくまで「フォロワー」重視の戦略が非常に大切であるということです。なぜなら、拡散されるツイートというのは、当たり前のことですがまず最初に自分のツイートを見ているひと、つまりフォロワーにrtされないと意味がありません。rtされて自分のフォロワー以外にも伝わることでツイートは伸びていくものなのです。(当然ながらフォロワーにrtされてもそのコンテンツや文章構成が貧弱であればフォロワー以外が面白いと思わずいいね数や拡散は止まるので、これらをおろそかにしてはいけません。)最初の拡散を手助けしてくれる存在、つまりフォロワーが好む内容のツイートを心がけることは大きく拡散されるためにも必要なのです。

次にアカウント形成に関する戦略を説明します。基本的に上記ツイート戦略を意識しつつ行っていくものなのでそれを念頭においてください。また、アカウントをどのように形成していくかという性質上時系列的に説明します。
まずアカウントを作るにあたり、どの界隈に入るのか決めましょう。もしはじめの段階から多くの界隈に足を踏み入れてしまうと自分がどの界隈のテーマについてツイートすればいいのかわからなくなってしまうので踏み入れる界隈は一つに絞ってください。ウケるツイートを出しやすくするためにも、入る界隈は限定すべきです。
そしてその界隈でのテーマ(先述)をリサーチして見定めてください。(ちなみに私は東大界隈のツイッタラーとして有名になりたい欲が浪人中からありましたので浪人アカウント時代から数名の著名な東大ツイッタラーに対しフォローし関係を築き、大まかな東大界隈の潮流をリサーチしていました)
リサーチが終わったら実際にアカウントを動かしていきましょう。ここでアイコンには怪しさがない写真を選択し、ハンドルネームもウケがいいものや語呂が良く覚えやすいものにするのが賢明です。(例えば浪人界隈では浪人を自虐するというテーマがあり、ウケ狙いで自分のハンドルネームに浪を入れるアカウントが多いです。例えば東郷平八浪や浪ナルドなど)。
さて、いざフォローをするとなると誰がいいんでしょうか。誰をフォローバックする必要があるのでしょうか。まず、フォローすべきはその界隈でフォロワーが多くたくさんのいいねなどを獲得できている重鎮(アルファツイッタラー)です。これはこれら界隈の中で成功しているアカウントから大きなアカウントになる際の示唆を自分が得ることができるからです。大きな影響力を獲得することを目標にしているあなたにとって彼らアルファは自分の未来像であるとともに目標でいずれ追い抜かしたい存在です。界隈でアルファの機嫌を損ね潰されないようにするためにもまずはこれらアルファと良好な関係を築きましょう。(この際いいねを押すのが有効です。あまりにリプを飛ばすと怪しまれブロックされえます。リプはするにしても関係の成熟度に応じてすべきです)。しかしながら、このようなアルファはなかなかフォローバックをしてくれません。自分のアカウントのFF比率がフォローに偏りすぎて怪しまれないようにするためにもフォロバを返してくれやすい界隈内の小中規模のアカウントをフォローしましょう。ここで重要になるのがこれら小中規模のアカウントと特に良好な関係を築くことです。アルファ以上にいいねなどを多く与えるようにしましょう。リプがきたらちゃんと返すことが必須です。ここでなぜいいねを強調するかは単純で、いいねをすることで相手の通知欄で自分のアイコンやハンネを認知させることができ、認知度を向上させられるのに加えいいねを与えられた相手に親近感をわかせ自分にいいねをくれる可能性を高められるからです。
一方自分が誰をフォローバックするかに関しては基本的にアカウントができたばかりの時には基本的に界隈内の全てのアカウントに対し行ってください。これは自分が界隈のトレンドに伴う新たなテーマ出現に乗り遅れないためです。
このような自分のフォロワーとの良好な関係を築く行動をツイート戦略に基づいた受けのいいツイートとともに行っていくと、だんだん界隈内で認知度も上がり、自分のツイートにつくいいねrt数も増えてきます。
ところである程度アカウントが大きくなったらフォロバをするのは少し慎重になった方がいいかもしれません。あまりにフォローが多いとタイムラインをおえなくなりトレンドのテーマを見つけるのが難しくなります。また、フォロワーがある程度いるとアカウントがおすすめ表示になるので、自分からフォローをしなくてもフォローされる状態になります。このような自然とフォローされる状態が続くとだんだんフォロワー数がフォロー数を越していく状態へとなっていくのです。
このようにアカウントを運用していくのをひたすら続けていくのが基本的な方針ですが、気をつけなくてはいけないのが炎上やアカウント凍結です。それまでの信頼が炎上で消えてしまう恐れなどもありますし、アカウント凍結で努力が水の泡となるのも勿体無いです。
どのようなツイートが炎上しやすいのか、どのようなアカウントが凍結するのか、このようなことを観察して下手な手を打ってしまわないように備えておくことや自分がツイートしている内容が炎上しないか気をつけることが大事だと思われます。

結語                            
以上、簡単ではありましたが僕が考えた最強のツイッター戦略の概論をお話ししました。正直言って4時間くらいで書いた内容ですしガバガバな内容となっていたり論理関係が不十分だったり誤字脱字があったり普遍的内容ではなかったりと色々あると思いますが(見直す気力がもうない)なんとなく言わんとすることが伝わっていれば幸いです。

ツイッターで拡散力をつけたいあなたにとって、本稿が少しでも力となることを祈って締めくくりとさせていただきます。

ありがとうございました。

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