夢を叶えたはずなのに自信が持てない?別視点で、なりたい自分と向き合う── mento利用者インタビュー#13
今回お話を伺ったのは、国際機関のコンサルタントとして働く、30代のアイコさんです。アイコさんは大学を卒業後、新卒で公務員に。複数回の転職を経て「海外で働く」という夢を追いかけ、現職に至ります。
現在はフィリピンで働くアイコさん。コーチングを受け始めたきっかけは、なかなか解決できないモヤモヤをとにかく誰かに聞いてもらいたくなったことだといいます。今回は担当コーチであるカズさんにも同席いただき、コーチングという手段を選んだ理由、mentoを選んだ決め手、コーチングを受けてのご自身の変化についてを伺いました。
海外で働くという夢を叶えた先に
──コーチングを受けようと思ったきっかけを教えてください。
初めてコーチングを受けたのは、公務員の仕事を辞めるタイミングでした。コロナ禍での仕事に疲れ、転職活動を始めたくらいの頃でしたね。公務員を辞めることは自分の中ではほぼ決まっていたのですが、家族からの反対があったんです。「海外で働く」という昔からの夢を本当に追いかけていいのかどうか、迷っていました。
そんなとき、友人がfacebookでコーチングを受けたことを報告していて。友人はプライベートな悩みで凹んでいたのですが、コーチングを受けてとても楽しそうな様子に変わっていったんです。私も今の現状から抜け出したいと思い、その時はmentoではなく、友人からコーチを紹介してもらいました。いま考えると、背中を押してくれる存在を欲していたのかなと思います。そのときはコーチングのおかげもあり、自分の夢を追いかける自信がついたので、受けるのは一旦ストップしました。
──現状を抜け出して、夢を追いかけ始めるタイミングだったんですね。今回mentoでコーチングを受けることにしたのは、何がきっかけだったのでしょうか。
公務員を辞めたあと、国内機関のパートタイムや嘱託業務を複数経て、ついに海外で働くという夢を掴みました。でも、現職に就いてから、自分に自信が持てない日々が続いていたんです。
最初の1ヶ月は日本でのリモートワークだったこともあり、悩むことが多かったです。職場のチームメイトと直接会うこともできないし、オンラインミーティングでは他のメンバーが“すごい人”に見えて仕方がありませんでした。仕事に対して自分の実力が伴っていないのではないか…と自信をなくしていたときにもう一度コーチングを受けてみようと思いました。
──慣れない環境で、自信を失ってしまったんですね。mentoのほかにもコーチングサービスは検討しましたか?
そうですね、複数検討しました。公務員を辞めるタイミングで受けたコーチングは、背中を押してもらうきっかけにはなったものの、他のところを検討したいと考えていて。ネットで検索してみると、いくつか体験セッションを受けられるコーチングサービスが出てきました。その中で比較的リーズナブルだったのがmentoです。藁にもすがる思いで「とにかくはやく誰かに思いを吐き出したい」という感じで、mentoの体験セッションに申し込みました。
コーチの皆さんのプロフィールやバックグラウンド、レビューも詳細に載っている点や、きちんとコーチが選抜されている点が良いなと思いました。
──実際に体験セッションを受けて、どのような感想を持ちましたか?
体験セッションのときは正直、話を聞いていただくだけでありがたかったのですが(笑)印象的だったのは、メソッドに沿ったロジカルな方法でコーチングをしていただいたこと。理論や分析に基づき、資格を持った方がコーチをされているので、より適切なアプローチでコーチングを受けられるのではないかと期待を持ちました。
コーチとクライアントの間にmentoという「仲介システム」があるからこその安心感もあるなと感じましたね。
思いもしなかった視点で物事を捉えてみる
──体験セッションも合わせて、これまで5回ほどコーチングを受けられたとのことですが、毎回どのような形でお話されているのでしょうか。
私は月1回のペースで受けてきたのですが、話すテーマはその場で決めています。はじめにいくつかモヤモヤを吐き出し、その中でも特に重そうなテーマを一つ選んで、テーマにしていますね。
──具体的にどんな悩みをお話されたのか、教えていただけますか。
例えば「分からないことがあるのに、職場の同僚になかなか質問ができない」とか「とにかく自分は効率が悪い…」と思っていることとか。他人から見たら小さな悩みかもしれませんが、私にとっては当時、とても深刻な悩みでした。
コーチのカズさんに話をしていくと「問題を別の角度から見てみましょう」と導いていただき、視点が広がりました。それから、今の自分に必要な視点を意識的に選択し、その選択に基づいてアクションを考えることができたんです。
──問題を別の角度から見るというのは、どういうことでしょう?
例えば、カズさんからの問いで今も覚えているのは「あなたが尊敬している人だったら、この問題をどう捉えると思いますか?」というもの。私は当時、日本の民間人として初めて国際宇宙ステーション(ISS)の滞在に成功したZOZOの前澤さんを思い浮かべました。自分の力で大きな夢を叶えた前澤さんの視点で見るとたぶん、私の抱えている問題なんて1秒で解決させられるようなものだと思います。そう考えたら、問題が小さく見えました。
そのセッションで発見した視点を忘れないように、前澤さんの写真をスマホの壁紙にしていたときもあります。前澤さんのような視点で物事を捉える意識をすると、仕事がスムーズにいくようになりました。自分では思いつかなかった視点を得られたそのセッションには、とても感謝していますね。
「〇〇する自分にYES」「〇〇する自分にNO」
──確かに、一人ではなかなか考えつかなさそうな視点ですね。「前澤さんの写真をスマホの壁紙にする」というのも1つのアクションかと思いますが、他にどのようなアクションに取り組みましたか?
「〇〇する自分にYES」「〇〇する自分にNO」という2種類の決意宣言のフォーマットを使って、自分がとっていきたい行動、とりたくない行動を言語化して、日々の生活で意識しました。
コーチングを受け終わった後に、たとえば「1日10回、人に聞く自分にYES」と付箋に書いて、机やパソコンのデスクトップに貼っておくとか。「いろんな人と楽しく熱く雑談する自分にYES」とか「聞く前に立ち止まる自分にNO」など、YES/NOを使って、行動パターンを意識するようにしていきました。
──YES/NOで行動を意識することによって、実際にご自身に変化はありましたか?
ありましたね。いろいろな決意宣言をした中でも「隠れている自分にNO」と「無知を恥じてる自分にNO」が一番効いたかなと思います。分からないことを人に聞けるようになり、人を頼れる自分に変わっていきました。
私は今まで、とにかく人に質問ができなかったんです。自分で調べたりマニュアルを見てなんとかやってきたり、人に頼らないようにしていたんですよね。でも今は、時間がもったいないし、聞ける人が周りにたくさんいるなら聞こうと考えるようになりました。
今までは「こんなこと質問したらバカにされてしまうだろうな」と思って聞けなかったのですが、それがなくなったのは大きな変化です。
──お仕事の取り組み方に大きな変化があったんですね。最後に、コーチングをおすすめするとしたら、どんな方におすすめしますか?
やりたいことがあるのに、なかなかできていない人におすすめですかね。私の周りにも「本当はこれがやりたいんだけどな…」というものがあって、それを追いかけられない人がいるのですが、もったいないことだなと思っていて。
日々のあれこれや、目の前にある仕事の悩みに意識を持っていかれてしまい、本当にやりたいことやありたい姿に向き合えていない人にコーチングをおすすめしたいです。
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