昔の友だち

今日は昔の友だちの結婚式。

ワーママにとっては、新幹線距離の、昔の、男友だちの結婚式は、ちょっとハードルが高かった。

でも、どうしても参加したかったんよね。

https://twitter.com/moto_kimidori/status/1076603251930279936?s=19

https://twitter.com/moto_kimidori/status/1076604417523081216?s=19

旦那の愛

男友だちだからこそ、結婚して、子ども産んで、引っ越して、働き出したら、もうよほどのことがない限り会えない。

たまに実家に帰っても、共働きだと、1-2泊が限界だし、
しかも、うちの実家は汚実家やから、旦那も泊まるのは遠慮するし、最近まで0-1歳児には危険が伴う。
(ハイハイしてると、ゴキジェットスプレーがあって、姪っ子がそれにかぶりついてたりするから。詳細は後日。)

つまり、実家に帰っても、友だちに会う余裕なんて、全然ない。
小中高時代の子育て中で実家近所の女ともだちに会うことすらままならない。
浪人時代の、バラバラの場所に住んでる男友だちと、夜ごはん食べに行くとか、まず無理。

これは、この先まだ数年は続くと思う。
女ともだちは、まだ会う機会もあると思う。
みんな子育て一段落して落ち着いたら、同窓会だってやりたくなると思う。

でも、浪人時代の男友だちは、同窓会だってないし、この先どんなきっかけで会えるかも全然予想できない。
大好きな気持ちはあっても、もう5年以上会ってないし、この先その期間が延長していったら、もっともっと会いづらくなる。

大好きな友だちなのに、ほっといたら、もう一生会わないかもしれない。

結婚式のお誘い、LINEで「一応聞いとくけど、来られへんよな?」みたいな適当な誘い方。
寂しさと、優しさと、そして断ったらもう一生会うこともないのかも、って気持ちが押し寄せてきた。

だから、今日が結婚記念日でも、参加するの悩んでるって、正直に旦那に打ち明けた。

旦那は私の過去を否定も批難もしない。

大して打ち明けたこともないけど、かつての、ムダに多いくらいの私の交友関係が、私のアイデンティティを作ってるってことを、たぶん暗にわかってくれていると感じる。

(久々の子ども2人ワンオペで見るから、昨日からどうしよどうしよ、ってなってるのはウケたけど)

今回のことは、旦那には感謝しかないし、旦那の私への愛情と信頼をすっごく感じることができた。

関西人にいじられたい

さて、そんな男友だち、めちゃくちゃ口が悪い。

もうみんないい大人だから、さすがに落ち着いてるとは思うけど、ずーっと大阪にいるやつとかは、たぶん永遠に口が悪いはず。

今日もたぶん、めちゃくちゃボロカスに言われかねない。

20歳くらいの頃は、言われすぎて、ほんまに傷ついたこともあったけど、
今はそんないじりが楽しみすぎてしょうがない。

まず、大人になって、働き出して、さらに関東に来て新しい職場で働き出すと、もう誰もいじってくれない。

いじってくれないってのは、人を無闇に傷つけない優しさでもあるんだろうけど、
やっぱり自分にとっては、心の遠さを感じる。

だって、誰にもいじられなかったら、文句も愚痴も言えない。

今、職場で文句言って愚痴言って、アホな冗談飛ばしたら、それはただの「ワガママなうどんさん」て扱いになる。軽く共感したり、悪口大会にはなるかもしれない。でも、欲しいのはそういうんじゃなくて。

共感もほしいけど、文句言ってたら、「自分、ほんま文句ばっかやな~」とか、ちゃんとうざがってほしい。

「文句ばっか言っとるうどん」を認めつつ、「あんまやるとうざいで」って、教えてほしい(あー、ワガママ笑)

今の私の状況に、率直な意見をぶつけてほしい。
「それ、ほんまに社会人できてんの?」とか、
「お前、ほんま甘ったれてんな~」とか、
「もったいな~!」とか、そういうの。

あ、そして、いっつもいじり倒したあとで、すごい優しい言葉をくれたりする時もある。
「でも、まあ人間ずっと気張ってるも無理やしな。」「無理せんときや」

ちょっとここまで書くと、いかに自分がドM体質なんかがバレてしまう気もするけど、まあいいか。

浪人時代の価値

なんで、こんなにこの男友だち達のことが大好きなのかって言うと、やっぱり浪人時代を一緒に過ごしたからなんだと思う。

浪人時代って、他と全然違う。

目的は1つ。

もちろん志望校は人それぞれだし、その難易度とか努力も人それぞれなんだけど、その1つの目標に向かって、毎日勉強して、自習もして、ってモチベーションを保つのはすっごく難しい。

そんなときに、毎日予備校の前で野球して遊んでるみんなに出会った。

中にはめちゃくちゃ賢くて、高3の受験は体調悪かったりして運悪く落ちたってのも多かった。

彼らは新しく学ぶっていうより、今の学力を落とさないように、とりあえず勉強する習慣を維持するために予備校に通ってるような特待生だったり…
そらまあ、野球もするよね。

圧倒されつつも、学ぶことも多かったし、何より毎日アホなノリで過ごせるから、めちゃくちゃ楽しかった。
模試の結果で落ち込んでるのがいたら、みんなで全力で励ましたし、
誰かがフラれたら、やっぱりみんなでめちゃくちゃ慰めるし、そういえば私が当時の彼氏と別れて、最低な気分だったときも、みんなで元カレの悪口めっちゃ言ってくれた。
さすがに受験シーズンに入ってからも、恋愛相談で夜な夜な寝る間際まで電話してくるやつとかはウザかったけど、まあそれもいい思い出やし。

受験が終わって、それぞれ大学に通ったり、二浪したりしながら、やっぱりしょっちゅうみんなで集まって遊んでた。

高校や大学の友だちももちろん大好きやけど、もっと部活みたいなノリなんかな、

出身校も志望校も全然違ってるのに、ただ「受験」て目的が一緒ってだけで、同じ空間にいただけなんだけ。

だからこそ、お互いがニュートラルで、「自分とは違う」って前提条件があるからこそ、ある意味尊重しあえたのかも。

こんな人間関係を作れる場所って、あんまりない。特に高校以降って、どうしても学力で振り分けられて、似たようなバックグラウンドの人間ばっか集まるし。
よっぽど自分で探しに行かないと、こういう場にはたどり着けない。

というわけで、浪人を時間のムダみたいに言う人もたまにいるけど、私にとっては真逆。人生の宝物のような時間だった。一生モノの友だちに出会えた。

一部の人には失礼に聞こえるかもしれないけど、大学に入って、現役で合格した友だちに会った時も、自分の方が経験値とか得たものは多いな~って感じた。大学に入ってからできることは、どっちでもできるからねー。

あ、もちろん、浪人して予備校に通わせてくれた親にも感謝してる。ダメ親でも、そういうのはめっちゃ感謝する。
進路ももはやとやかく言わなかったことも感謝。
そして、当時は思ってる以上に遊んでました、ごめんね。

以上、少し昔の思い出に浸る新幹線車内からお届けしました。

長文お付き合いいただいてありがとうございます。

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