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心をあたためてくれる消費

1993年にお店を始めて以来、同業他社をライバルとおもったことは一度もありません。
自信があるとかそういうことじゃなくて、
「同じシーンを盛り上げてくれる同志」とおもっていて、「戦って、勝つ」必要性を感じないのです。

しかし2010年代になると戦って勝たなければならない敵があらわれました。

それは
物を持たない・消費をしないことを美徳とする価値観「ミニマリスト」「断捨離」「持たない暮らし」などなど挙げればキリがありませんが…その価値観を推すキャッチーなワード達。

この敵を見ない日は無くなりました。

同業他社と戦うのであれば、
質や価格など商品やサービスを他社より魅力的にしたり、宣伝や魅せ方を工夫するなどが正攻法でしょう。

しかし
「買う」の反対は「他で買う」ではなく
「買う」の反対は「買わない」

買わない、持たない、増やさない
といったスローガンを掲げてエコブームの次にやってきたこの価値観といかに戦うか。

買わないこと、物を増やさないことが素敵な生き方、みたいになったら小売店はどうすればよいのでしょう?

不景気の続く今の時代に、消費しないことを美徳とする価値観は耳触りが良く、
支出を抑えたい層にとって、買えないのではなく、「買わないという選択をしている」といった立場とることは居心地が良いでしょう。

だけどそれはほんとかな?

生き方やライフスタイルにも当然トレンドがあり、多くの人は流行りの価値観の中で居心地の良いものを選択し、それを自分のスタイルと勘違いして、トレンドが終われば都合よくライフスタイルを変えます。

トレンドの価値観が敵となった場合、その目に見えない敵と私たち小売店・専門店が戦うには、
トレンドの価値観は否定せず、やはり目に見えない別の価値観をわかりやすく提示することが必要。

所有する喜びを提案する

今のところそれしか思いついていません。

例えばお客様が
シンプルで着まわしのきく“便利なアイテム ”と
魅力的で素敵だけどデリケートで洗濯もたいへん。
いつ着るの?的アイテム”を比べる時

価格:着用回数、費用対効果で服を選ぶのももちろん正解の一つだけど、
出番は少なくても着る機会を楽しみにできる服、クローゼットの中から心をあたためてくれる服を選ぶことも素敵な選択ですよ。と提案します。

出番の少ないアイテムの与えてくれる目に見えないメリットを具体的に言葉で表現すると、多くのお客様が
「たしかに」と頷いてくださいます。

その上で、お客様が今求めている方を選んでいただきます。


みなさまにも大切にしている
「クローゼットの中から心をあたためてくれる服」
があると思います。

それが所有する喜び。

着る機会は少なくても、買って損したとは思いませんよね。

そういった大切な一着のための
心をあたためてくれる消費」のお手伝いができるように、わたしなりに努力しています。

なかなかうまくいきませんが。


最後まで読んでくださってありがとうございます。

たのしんでいただけたら♡いただけると嬉しいです。 
SNS等でこの価値観をシェアしていただけるともっと嬉しいです。死活問題なので笑

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ボルゾイのような犬🐕プンタにおいしいおやつを買ってあげます:)🦴

ありがとう🐕とボルゾイ・プンタも申しております♡
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うぐいすよしの

代官山のちいさな古着屋uguisu boutiqueの店主です。1993年・16歳で開業。以来、古着屋以外の仕事をしたことがありません。uguisuboutique@gmail.com

たいせつなことはお店から学んだ

古着屋を経営しながら学んだいろんなこと。たいせつなマインド。その他いろいろ、時系列に沿わないで書いたノートのまとめです。
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