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古着の良いところ 【毎日ディティール】

90年代のトリアセテートのフレアパンツが入荷

この手のパンツにありがちなダメージとして

裾のまつりがほつれている

というのがある。

生地の伸縮性に
縫い糸がついていけずに切れてしまう。

今回入荷したパンツはその対策として

接着芯を細切りにして貼ってあった。

斬新なアイデアですが

その接着芯もはげかけていて
見た目もわるかったので全部はがしてみたら

まつりはやはり全とれで、
この接着芯のみでくっついていたので

全てまつりなおした。

伸縮性のあるものは
数針縫ったら生地をひっぱって伸ばして、

縫い糸をゆるめ、必要なあそびを作る

そうすることによって、
後の糸切れを予防することができる

あまりゆるく縫えば浮いてしまうので

必要最低限であることが望ましい。

大量生産の市販品では
こんな作業できなくて仕方ないですけど。


古着の良いところとして

起こりうる不具合は既に起こっている

というのがある。

もう既にある程度使われていての現状

ある程度答えが出でいる状況を見られる、

あるいは今回のように対策済みという安心感。


※本日アップしたパンツは上記のように不具合対策済みですが、接着剤が残っていますのでアイロンは気をつけてください。



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