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アマオケ運営に困ったら〜アマオケ運営ずかんをつくる〜

このnoteでは、アマチュアオーケストラ(アマオケ)の運営について書いていく。

アマオケに参加していると、さまざまな問題に直面する。
合宿場が遠い問題・1stヴァイオリン足りない問題・休団者いすわり問題……。
役員で話し合う。答えがでない。団員からの文句はでる。
100人近くのメンバーをかかえて運営するのはたいへんなのだ。

アマオケは、国内に1000団体以上ある。東京都内には「一駅ごとにアマオケがある」とウワサされるほどである。
アマオケ同士で問題点や良かったことを共有しあい、助け合うことはできないだろうか。

私は役員でもないヒラのチェロ弾きだ。しかし、いろんな団体に参加して、いろんな方針で運営するオケを見ることができる。

例えば、とある名門大学のOBOGオケの練習に参加したときの話だ。
休憩時間に入るとメンバーはそれぞれ自分のパートをさらい直したり、次の曲の予習をはじめる。
会場内は雑多な音に包まれる。ちょっとした祭り状態だ。

休憩明けは、ラッパや太鼓の爆音をさえぎらんと、誰かが力いっぱい手をたたく。
このように会場を鎮めるのがよく見るアマオケの風景である。

しかし今回はようすが違う。
時間とともに会場が静寂に包まれた。おのおの、時計を見て演奏をやめたのだ。
周りが静まり返るなか、あわてて練習をやめる。
このときは(偏差値が高いと、行儀もいいものだなぁ)とボンヤリ思ったものだ。

さまざまな団体に出向いてみると「あたりまえ」が「あたりまえでない」ことに驚かされる。
休憩あけの手拍子や一喝は、別段「あたりまえ」ではなかった。
そんな「あたりまえでない」ことは、きっとアマオケの数だけあるのだ。

「時間が来たら演奏をやめる」これだけ書くと、たいしたことではない。
ちょっとした意識で変えられそうなものだ。
しかし別のオケでは、演奏会後の反省会で
「指揮者が話しているのに聞いていない人が多い」
ことが反省点として挙げられ、解決策のない問題点となった。

このときふと思い出したのが、先の光景である。
「人の話をきかない問題」は、休憩明けの姿勢を変えることで改善できないだろうか。
話に耳を傾ける習慣づくりにつながるのではないか。

「この方法で、少しやりやすくなった」
「こんな試みをしたら、とんでもない目にあった」
そんな発見をわかちあうための
「アマオケ運営ずかん」ないし「アマオケ練習百景」がほしい……。

こうした思いから、このnoteを書いている。
引き続き、アマオケに参加して発見したこと・インタビュー記事・さまざまな運営方法などを紹介していきたい。

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