見出し画像

一生旅人!強く自由に生きる人を増やしたい 株式会社 Libre Lino代表取締役 小松麻由さん

日本で教員を目指すことに疑問を感じ、まずは自らが強く自由に生きることを決意して起業に踏み切った小松麻由さんにお話しを伺いました。

 小松麻由さんプロフィール
 出身地:山梨県
 活動地域:地球
 経歴:
東京学芸大学教育学部入学後、21歳で大学を休学しメルボルンで日本語教師アシスタントや家庭教師を経験。
帰国後、社会福祉法人東京サレジオ学園に就職するも、次第に教師になる夢は冷めてゆく。とある個人事業主の女性との出会いから、自らもビジネスを始めようと決意。2016年12月 株式会社 Libre Lino設立。
 


Q.どんな夢やビジョンをお持ちですか?

小松麻由さん(以下敬称略):やりたいことはいっぱいありますが、行きたいときに行きたい所に行く、やりたいときにやりたいことをやるっていうことを最低限のベースとしています。テーマは、‘’地球で生きる‘’。
そのベースを作った上で、要は旅をしたいし、いろんな人に会って、いろんなモノを見て、いろんな景色を見たい、いろんな文化に触れたいっていう思いはあります。ただ、そればかりでは飽きると思うんですよ。
そうしたときに何がしたいかって言ったら、人のために何か影響を与えられるようなことができたらいいなって思いがあって。
それで、‘’強く自由に生きる人を増やす‘’っていうのが、私の中のテーマです。私が考える強さっていうのは、自分の大事なものを大事にできる人です。たとえば、周りにいる仲間や家族、何より自分自身をちゃんと大事にできるっていうのが、ある意味強さだと思うので、そういう人が増えたらいいなと思っています。
人それぞれ自由の形は違うと思うので、その人なりの自由を実現できたらいいんじゃないかなって思います。

記者:小松さんにとって、大事なものとは何ですか?

小松:家族や友人はもちろん、自分の実現したい理想像ですね。こういう人生にしたいっていうのを実現できない人生って、生きてる意味あるの?って思います。だからそれは、自分の中ですごく大事です。

記者:何かきっかけがあってそう思うようになったのですか?

小松:きっかけは、オーストラリアに行ったことです。日本にいたときはずっと優等生で、先生とか親に言われたことをちゃんとやるのが正義だと思っていました。なので、自分がどういう人生を生きたいのかっていうのが、わからなかったんですね
将来何をしたい?って日本ではあまり聞かれないですよね。オーストラリアではめっちゃ聞かれるんです。最初は、‘’教員になりたい‘’って言っていたんですけど、‘’旅がしたい‘’に変化しました。自分の中で少しだけ枠が外れたんです
それから日本に帰ってきて、ある先輩からのたった一言で人生が変わったんです。「ウユニ塩湖に行くんだ」と聞いて、「私も行きたい!!」って。そこから、本当に自分がやりたいことをやっている人と会うようになりました。自分って本当は何をしたいんだろう?って制限を外して考えられるようになったんです。こういう人生じゃなきゃ嫌だなっていうのを、自分の中でだんだん創り上げてきたって感じですかね。

Q.強く自由に生きる人を増やすというビジョンを実現するために、どんな目標計画を立てていますか?

小松:今やっている水素事業が、今年来年で延びていくピークだと思うので、そこで収入の軸を固めるっていうのがひとつ。そして来年アメリカを横断します。好きな時に好きなことをするという出発として、アメリカですね。
さらに、来年半ばあたりに新しく事業を創っていきたいです。強く自由に生きる人を増やすっていうことをテーマにおいたものを、形づくっていけたらいいなぁと思っています。

記者:強く自由に生きる人を増やす事業のイメージを、もっと詳しく聴きたいです。

小松:そうですね。今の時点では、ターゲットは大学生か新社会人かって思いつつ、一人ひとりのブランディングができることをしたいと思っています。その一人ひとりが、本当にやりたいことを追及できるようなプログラムを入れたいです。自分はこういうことができますとか、この子はこういうビジョンがあってこんなスキルをもっていますとか、こんな経験がありますっていうのが見えるようなブランディングページを創ることができたらいいなと思っています。
そのコンテンツのひとつとして一人旅を入れたいです。非日常で今までにない経験ができる一人旅は、行ったことがある人とない人で世の中に対する見方全然違うと感じています。生きる力というか。言葉が通じない中でいかに生きるかっていうのは、けっこうおもしろいです。
それと、海外に行くことで日本のことがわかるんですよね。

記者:日本の中から見た日本と、外から見た日本では全然違いますよね。小松さんは、海外に行ってみてどんな発見がありましたか?

小松:私の場合は、日本って「こうあるべき」で生きてる人が多いなって思いました。「せねばならない、してはならない」で自分を殺している人が多いんです。その反面、追及するってことに関しては日本って本当にすごい!
自分にできることではなくて、本当にやりたいことを追及してほしいです。

Q.その目標計画に対して、現在どんな活動指針をもって、どのような活動をしていますか?

小松:今のはメインは水素事業です。水素事業を通して社会貢献しながら、新しい事業に着手する準備を進めています。
水素が解決できる社会問題はすごくたくさんあって、ひとつはエネルギーっていう意味でいうと環境問題。このまま世界の環境問題が進むと、地球に生物が住めなくなるといわれています。あとは、医療。日本の一番の財政問題は医療費といわれているくらいです。それらの解決策の鍵となり得るのが水素です。他でも、農業、食品関係、飼料として畜産業や水産業、資源の保存、耐久性を上げるといったところでも水素が貢献できます。
そして今、水素に一番力を入れているのが日本です。日本は小さいモノの研究が得意ですが、水素はいかに使うかが難しいんです。気体だと爆発するし、液体だと-253℃以下にならないといけない。それをどう扱うかっていう、その技術をいちばん持っているのが日本なんですよ。

Q.会社を立ち上げようと思ったきっかけは何ですか?

小松:会社を立ち上げようっていうのはあまりなくて。もともと個人事業主でやっていたことを法人にしただけで、収益が増えたので法人にしました。もう一個は、後戻りできないように、腹をくくるって意味で。もうどこにも勤めないで生きていくっていう。

記者:意志を感じる言葉ですね。

小松:自分自身が、まずは強く自由に生きていくっていう意味も込めて、この会社名になってるので。じゃないと、そういう人増やすって言ってもね、お前どうなんだよってなるじゃないですか(笑)
会社名の由来は、スペイン語でLibreが自由、Linoが植物の麻って意味で自分の名前なんです。‘’麻のように強く自由に生きてほしい‘’で‘’麻由‘’なので。繋がってるんです。なんて自分勝手な会社なんだって(笑)
理想は、同じ思いを持った人とパートナーとしてやっていくことです。雇用関係になってしまうと、どうしても責任感が生まれないので。お互い独立した人同士で創っていく事業が理想的ですね。

記者:最後に、リライズニュースの読者にメッセージをお願いします。

小松:私自身が成長過程でまだまだこれからだし、本当の理想を実現できてるかって言われたら、全然だなって思っているけれど。
もし足踏みしているのであれば、考えていても何も変わらないので、とりあえず何でもいいからやってみたらいいのかなって思います。何かしたいって思ってる人だったら、そこに向けて今できるものをやってみるっていうのと、まだ何したいかわからないんだったら、これかな?っていうものに向かって歩んでみる。とにかく、考えることをやめた方がいいですね。ただ考えてるだだけって、何も進まないから。
何でもいいんですよ(笑)大きいことじゃなくてもいいじゃないですか。要は自由に生きたいってだけなので、わたしも。

記者:小松さんの話を聴いていて、やってみることで世界が広がっていくイメージがわいてきました。心が軽くなって一緒に旅に出たくなるような、素敵なお話をありがとうございました。

☆小松さんの詳細情報はこちら
Facebook
https://www.facebook.com/mayu.komatsu

【編集後記】
今回、インタビューを担当した坂村です。たとえ過酷な環境におかれたとしても、それを笑いに変えてしまうようなパワーを小松さんに感じました。自分の理想の実現だけではなく社会貢献をしながら、自分が満たされることで世の中の人がより自由になるように活動されている姿が、とても輝いて見えました。インタビュー中もとてもフランクに接してくださり、リラックスしてお話しを伺うことができました。
小松さんのさらなるご活躍を、心より応援しています!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?