【27】笑ってしまっていいのか?:エレベーターガールさんの交代で気まずかった話 2022.6.6

 今はデパートに行っても自動式で、お客が自分でスイッチを押せばよいからエレベーターガールさんにお目にかかる機会も無くなりました。
 昭和の昔はエレベーターは手動式といって内扉、外扉の開閉などは、丸い帽子に白い手袋の、ちょっとスチュワーデスさんやバスガイドさん(これも今はこういう言い方はなくなってしまいましたが)に似たユニフォーム姿のエレベーターガールさんが操作をしていたもので、一時は若い女性の憧れの職業だったようです。
 そんなエレベーターガールさんが花形だった時代のお話です。
 上の階から降りてきた満員のエレベーターが一階に着き、エレガールさんがドアを開けてお客を下ろし、新しいお客が乗り込んで満員になった所で、
 「ご案内を交代させていただきまーす。」
と言って外に出て、
 「ご案内を交代いたしまーす。」
と待っていた新しいエレガールさんが乗り込んだ。
 その時ブーッとブザーが鳴った。重量オーバーです。
 お客はクスクス笑い、エレガールさんは真っ赤になってしまったというお話。
 その後どうなったのでしょう。私が乗っていたらブザーが鳴り始めた瞬間に何気なく降りて被害を最小限に食い止めたのですが、
 ちなみに絶滅寸前の手動式エレベーターとエレベーターガールさんですが、重要文化財である日本橋高島屋の本館には今も存在しているようです。
 本館の重要文化財見学ツアーもあるみたいで一度行ってみたいものです。
https://www.takashimaya.co.jp/nihombashi/departmentstore/cultural_propertie/index.html 
また 「日本橋高島屋・本館でのエレベーターご案内スタッフ募集♪」ということで、実際にエレガールさんの募集もされているようです。
興味ある方、いかがですか。
https://www.takashimaya.co.jp/nihombashi/departmentstore/cultural_propertie/index.html

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