妊娠と出産の期間で夫が考えたこと~【2】出産編~

はじめに

第1子が3/26の予定日ぴったりに産まれました。3,480gの男の子。
妊娠、出産と頑張る妻に対して、夫はどうしていたかの体験談を残そうと思って書いてみようと思います。

前回は、妊娠期間について書きました。
妊娠と出産の期間で夫が考えたこと~【1】妊娠期間編~

今回は、出産についての体験談です。

~出産~

3/25(出産日前日) 4:45

「あれ?お腹痛い……」と言って起きた妻。おしるしがあり、「いたたた…」くらいの不定期な腹痛が始まりました。前日まで何もなかったのに、突然来るものですね。
病院に電話すると、「朝ごはん食べてからでいいので一度見ましょう」ということだったので、前日に散歩がてらお肉屋さんで買っていたソーセージをパンに挟んで食べました。ちなみにここのお店のソーセージかなり美味しかった。おすすめ。
Bayern- Iseya

3/25(出産日前日) 9:00

JapanTaxiでタクシーを呼び、病院へ。
助産師さんが確認したところ、まだ子宮の入り口が1㎝程度しか開いておらず、場所もかなり奥にあるとのこと。そこで、①痛みが等間隔になる②毎回同程度の強さになる(これを本陣痛と言うらしい)までは自宅待機となりました。病院で入院して待つより家で待つ方が、リラックスできて子宮口が開きやすいらしいです。
この時点で助産師さんからは、「陣痛の始まりのようなものが来ているけれど、このまま進むかは個人差があり、しっかり本陣痛が来るのは、今日かもしれないし3日後かもしれない」と言われていました。今も痛そうなのに3日後はしんどいな…とひやひや。

3/25(出産日前日) 12:00

一旦家に帰って、昼風呂をしたり、テレビを見ながら過ごしました。その間もだんだん痛みが強くなってきて、間隔が狭くなってきていました。
夕方くらいからは起きているのも辛そうで、ベットで横になりながら腹痛の間隔を計りました。陣痛の間隔を計る「陣痛きたかも」というアプリで、妻が「きた…」と言うと僕がアプリの「陣痛きたかも!」ボタンを押しながら、腰をさすることを繰り返しました。
app : 「陣痛きたかも

3/25(出産日前日) 21:00
間隔が7分くらいになってきたところで再度病院へ電話。「来てください」とのことだったので、タクシーを呼び、再び病院へ行きました。

妻の両親から事前に分娩室の外でいいから産声を聞きたいというリクエストがあったので、タクシーからLINEで連絡。「これから病院へ向かってみる」とのこと。

病院へ着いて助産師さんが確認すると、まだ子宮口は2.5㎝程度だけど、陣痛と思われるものはきているとの判断。「初産婦(出産が初めての妊婦)の平均分娩時間は約15時間なので、明日の午前中くらいに産まれるのではないか」と伝えられ、急いで妻両親にも連絡し、出発をストップしてもらいました。

ただ、その間も陣痛は続き・・

26日
0:00 病室から分娩室へ移動 子宮口4㎝ 
0:39   無痛分娩のための麻酔を入れる
1:30 麻酔を入れたのに痛みが強くなる 子宮口6cm
1:40 子宮口7cm
1:45 麻酔追加
2:15 さらに痛みが強くなる 子宮口8㎝
2:40 子宮口10cm
2:47 いきみの練習
3:00 いきみ始める
3:18 出生

まさかのスピード出産!
無痛分娩にしていたとはいえ、子宮口が開くスピードが速すぎて腰の痛みが全然和らぐことなかったみたいで、かなり痛がっていました。。。
このスピードで生まれるのは経産婦(出産経験のある妊婦)並みのようです。

ちなみに、生まれるまでのスピードは、2子目は1子目の時の半分ぐらいになるらしいです。つまり次回はもっと前から麻酔を入れるなどしないといけないということが分かりました(次があるかはまだ分かりませんが)。

さて、この出産にあたり夫としてやったのは下記5つです。

①腰を押す
陣痛のタイミングに合わせて腰をぐーっと押します。助産師さんに、どう押したらいいか見本を見せてもらって、ひたすらそれを繰り返しました。痛い位置も少しずつ変わってくるので、妻に聞きつつ、位置を調整します。また、指ではなく手の平全体で押すのも重要でした。指だけだと指圧が強すぎて痛いため。
ちなみに、麻酔は背中のカテーテルから入れるため、麻酔処置をしてからは腰は押せなくなります。無痛分娩にすると腰を押す必要がなくなるので夫も少し楽になります。

② 声掛け
「がんばれ!」は禁句です。もう頑張っているので、「大丈夫だよ」「いいよ!」「すごいね、よく頑張ってるね!」とか。「はぁーっ、ふーっ」と呼吸の音を真似して、陣痛のタイミングに合わせて妻がうまく呼吸できるようにするのも良かったです。

③うちわであおぐ
分娩室は出てくる赤ちゃんが冷えないように暖かい温度設定になっていました。頑張ってる妻にとっては暑いので、陣痛と陣痛の間はうちわでひたすらあおいでいました。

③ 水分補給サポート
100均などで買えるペットボトルのストローキャップの用意はマスト!身体を起こして水を飲む余裕はないので、絶対買ったほうがいいです。陣痛の合間に「飲む?」と聞いて、口元に持っていきました。

④ 首を持つサポート
出産の最後にいきむとき、妻は赤ちゃんの生まれるところを見ながら身体を丸めるようにしていきむ必要があります。そのため、いきむタイミングに合わせて妻の首を支えておへそを覗きこめるようにしてあげました。

⑤ ビデオ撮影
人生において二度とない大切な瞬間なので、ビデオに収めておきました。
左手にうちわ、右手で妻の手を握ったりしていて両手ふさがっているので、基本は妻の姿が見える位置に固定して置いておき、いきむタイミングになったら手持ちで撮影しました。

夫としてできたのはこの5つくらい。夜通し徹夜での出産でしたが、大きなイベントを駆け抜けている感があり、高揚感が疲れを上回りました。
産まれた瞬間は、肌の色が灰色っぽかったので、ちょっとモンスター感があるなと思いました。笑
まぁ何より、母子ともに無事で本当によかったです。妻には「お疲れ様。本当にありがとう。」です。妻と二人の時から楽しかったけど、これから新しい家族と一緒に人生を共にできると思うとさらに楽しみですね。

終わりに

今回、妊娠中からコロナの影響もあって在宅勤務になり、妻と一緒にいれる時間が増えました。
もともと出産予定日の3日前からは有給を使い、いつ陣痛が来ても大丈夫なように一緒にいようとしていましたが、結果的には更に長く一緒にいれました。
こんなに沢山家族の時間がとれるのも人生なかなかなさそうなので、良かったなと思っています。

コロナで外出自粛の時だからこそ、3人の時間をゆっくり過ごしたいと思います。

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