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モエレ沼公園に訪れて

兄の結婚式があるため、僕は初めて北海道へと飛び、飛行機の窓から北海道を眺め、一軒あたりの土地の広さや、本州より少し黄色や赤に変わった木々を眺めていました。

かなり前から訪れたかったイサムノグチが設計した、モエレ沼公園という広大な公園は札幌市の中心地から少し離れた場所あり、入場料は取らず、駐車場も広くかなりの台数が駐車できるようでした。

ガラスのピラミッド、モエレ山など各ポイントが園内にはありましたが、強い台風の後でしたので一部、入場が規制されている箇所もありましたが、基本的はすべての場所を訪れることができました。

夕方前に訪れたので10月頃でしたが少し肌寒いくらいで、太陽があと一時間くらいに沈むくらいの時間帯でした。

夕日を見ながら園内で一番高い、モエレ山へと登っていきました。日が差し込み山の麓までわくわくしてしまい走りながら行ったのを覚えています。

モエレ山はいい運動になったくらい、高かったですが、公園内はもちろんのこと、札幌市も夕日を背景に一望でき、とても気持ちよく、長く頂上で佇んでいました。

公園内にはモエレ山の陰が伸び、また違う形で彫刻としてそこに佇み、園内の作品に影響を与えていきます。

園内には「海の噴水」という題名の作品もあり、時間帯によって約25メートル噴射し、光の角度によっては虹も眺めることもできます。イサムノグチが大阪万博の際にも水の噴水を使った作品を披露したそうですが、その経験を経て、この噴水の作品を、どこまで考えて設計していたのかが気になりました。

この公園の敷地はもともとゴミ処理場として利用されており、この美しい公園からは想像もできませんが、地面の下には多くのゴミが埋まっており、ガス抜きの管もどこかにあるんだとか。

札幌市の小学生の遠足の場所とかにも使われるような、公園で地域の人に近い公園なんだろうと考えます。

ガラスのピラミッドの三階にはイサム・ノグチがなぜこの公園を設計、彫刻するこたになったのかと、これまでの経歴がわかる静かな展示室がありました。

香川県にあるイサム・ノグチ庭園美術館に訪れたことを思い出しながらその文章や資料を読むと何故イサムノグチが香川県のあの場所に庭園を作ったのか、彼のルーツや師匠など多くの発見と驚きがありました。


公園の中にいる人、遊具で遊ぶ子供や、駆け回る犬、静かに佇む木もすべて大きな一体となり、彫刻としてこの地球に存在するのではないか、と考えさせられ、感じました。

今日はモエレ沼公園に訪れた簡単な話。

#モエレ沼公園
#イサムノグチ

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