「残業がない」と悩んでいる新卒3年目のあなたへ

こんにちは。複業キッチンカー人のさめすけです。スケジュール帳を見直していて、ふと自分が新卒1-3年目くらにい悩んでいたことを思い出しました。

タイトルの通り「残業がない」ことで「これから俺、大丈夫なの?」という漠然とした不安があったのですが、意外とこういう方いらっしゃるのでは?と思ったので自分なりに当時考えていたこと、やっていたことを書き留めます。

追いつくのに必死な1、2年目

自分が入社した会社は、当初自分が新卒第一号として入社しました。当たり前なのですが、今まで社員全員が中途入社だったため教育プログラムなんてものはなく、「とにかく行って学んでこい!」スタイルでした。

説明書を読んだことない系、とりあえずやる!人間な自分はそのスタイルに意外とフィットしどんどん現場に行って分からないことを吸収していきました。

新卒1年目、2年目は現場で作業することで手一杯で毎日ヘトヘトになりながら帰る日々でした。

慣れてきた3年目

1年目、2年目でだいたい案件の内容や業務の流れを覚えてきて、今まで会社で遅くまでやった作業はテンプレートができどんどん効率化することができます。また、業務の内容が著しく変わるわけではないので、余裕がでてきて定時で帰社する日も増えます。

ここで案件の量が増えていけば文句なし、今までやってきたことを活かすぞ!なのですが特段業務量は増やすことができず日々を過ごしていきました。

「忙しい」話による焦り

そんな中、違う会社にいる同期と飲み会をするとみんな口々に「最近忙しくて帰れない」「後輩が入ってきて教えるのが大変」と話します。

話を聞きつつ「あれ、俺そんな忙しくないけど大丈夫なんだっけ?」と頭をよぎります。メディアでは大企業の役員が「20代の経験が人生を決める」と言い、上司は「若手のときにいかに業務量が多かったか」と話します。

もちろん会社のメンバーは皆いい人だし、給料に不満もない、今すぐ転職する理由は見つかりません。ただ漠然と「このままでいいんだっけ?」という思いが積りました。

あの頃の自分へ

それで環境が良くなければすぐに転職したのですが、今の会社にとても満足していただけにどうするか悩みました。

自分の場合は転職せず現業を頑張りながらキッチンカーに行き着く、という流れだったのですが、ここから先はあの頃の自分へのアドバイスとして、やって良かったことなどを振り返り「実際どうすればいいかを」アクションに落とし込んでいこういこうと思います。

1.周辺業務の予備知識を貯めよう

普段の業務の中で、お客さんから「〇〇できる人知ってます…?」と言われた〇〇をメモして勉強しました。

自分の主な業務はデータの分析業務だったので、PythonやR、SQLに関連する問い合わせが多かったですが「次きたら手をあげるぞ…!」と目標を立てて学んでいました。

漠然と勉強すると続かないのですが、お客さんに何を聞かれるか、どんなことができると案件を取れそうか、などを想像しておくとモチベーションが続きやすいですね。

ちなみに、予備知識が活きて実際に「できます!」と手をあげ何件か案件取れたので、これは意外と良かったです。実際にできるわけではなく、触りの部分を知っている程度でしたが「何を勉強しなきゃいけないのか」ということを知っているだけで大きくプラスだったと思います。

2.社内の人の業務を聞き込みしよう

社内の人がどんな業務をやっているか、ランチなどちょっとした時間に聞き回りました。

特に気になったことに関しては1 on 1の時間をもらい会議室で詳しく聞きました。うちの会社はプロジェクトによってチームを組みなおすので、他のプロジェクトで必要になりそうなスキルは空き時間に勉強するようにしました。

社内聞き込みの目的の1つは他の人がどんな業務をやっている理解することですが、もう1つの目的として「自分が何をやっていて、どんなスキルを持っているか」を相手に伝えることです。

結果としてミーティングの中で違う部署の投資先のサービスが、自分が担当しているお客さんに合うんじゃないかとなり、提案したらピッタリハマるということがありました。

年次を積むに連れ社内でのコミュニケーションが疎かになるので、ここで関係性を再構築しとくと、いざというときに相手の頭に浮かびやすくなりますね。

3.趣味を深めよう

ぶっちゃけ、上の二つはだいたいの人がやってることで、かけられる時間も限度があると思います。

自分は上の2つをやりながら、そのとき興味があったもの、言ってしまえば会社の業務と関係ないことに手を出しまくりました。なるべく思い出せたものを書いていくと

・Jリーグを見に行きまくった
・サッカーの戦略、戦術関係の本を読みまくった
・サッカーのデータを集めて勝手に分析しまくった
・大学のスポーツビジネスの講義に勝手に行った
・キャンプに行きまくった
・キャンプギアを買った
・メガネ用のクリップオンサングラス市場を調べた
・クリップオンの自作のためにDMM Akibaで3Dプリンタを使った
・アプリを作ろうとコードを勉強した(すぐやめた)

実際に書いてみると完全に業務に関係なくてビビりますが、この頃は余裕のある時間を上記の興味に費やしていました。

もちろんこの全てが役にたったわけではありませんが、行動量だけはあったなあと思います。ただ、この頃はまだ「これから俺、大丈夫なの?」という不安はあった状態なので、ここからどうやって克服していったかを書いていきます。

Jリーグを見に行きまくった

地元が茅ヶ崎なのもあり、Jリーグクラブ湘南ベルマーレの試合を友達に連れられ観戦。当時クラブはJ2でしたが、大卒数年目の選手がめちゃくちゃ活躍していて「自分と同い年じゃん…」と感動し、ハマりました。(出れない選手と自分を重ねることもあった)

そのとき湘南が採用していた「運動量のある若手を中心に、リスクを取って攻撃参加をする」戦略が独特だったこともあり、サッカーの戦略、戦術の研究にものめり込んでいきました。

また、湘南ベルマーレはフードパークも充実していて、毎回キッチンカーでフードを買うたびに「これってどういうビジネスでどのくらい儲かってるんだろう」と考えるようになりました。

キャンプに行きまくった

多いときは月1-2回、1年で10回以上友達とキャンプに出かけていました。最初は椅子とかランプとかちょっとした道具を集めることから始め、気づいたらテントやタープまで一式集めていました。

キャンプの1つの醍醐味として「何もない更地に生活拠点を作る」ことがありますが、テントを立てる、料理を作るなどタスクがあると初対面の人でも仲良くなりやすいことに気づき、どうやったら皆で楽しくキャンプできるかを考えながらディレクションしていました。

結果として、キャンプを通して初対面の人も含めたチームビルディングのやり方を学んでいっていたと思います。

結果:キッチンカーの経営を始めた

Jリーグ観戦でキッチンカーへのきっかけを掴み、キャンプで培ったチームビルディング力がキッチンカーにも通じるだろうと自信を持って副業としてやっていくことを決めることができました。

・Jリーグの試合観戦→キッチンカーへの興味
・キャンプを楽しむ→チームとしてどう成立させるか

を「結果として」学んでいて、それがキッチンカーの立上げと繋がっていきました。

好きなことを深めれば自分の強みに

以上から、会社が忙しくないのは時にアンコントローラブルだったりするので、そういうときは割り切って自分の興味に振っちゃうのもアリだと思います。

「これから俺、大丈夫なの?」という不安は「自分には何も強みがない」というところから来ています。

今の自分は「会社員をしながらキッチンカー経営」というレアなポジションを取ることで、「自分には何も強みがない」という不安は徐々に減っていっています。

ただ、このキッチンカー経営もJリーグの観戦やキャンプの楽しみを知らなければたどり着くことはできなかったと感じます。

思わぬ余裕を持っている若手社員はこれを気に「自分が興味を持っていること」を深めていくのはいかがでしょう。

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