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オーダーウクレレへの道〜11〜

七里ヶ浜ウクレレスタジオのウクレレルシアー、三井 達也さんにウクレレをオーダーしています。

フィンガーボードも付き、今回はヘッドの装飾です。
ミツレレといえば、寄木細工を使った装飾が特徴的です。オーダーするにあたって、必ず寄木細工は入れたいと思っていました。

神奈川に住むようになって20年が経ち、少しずつ地元というか、地域に愛着が湧いてきたような気がしています。

寄木細工は、様々な種類の木材を組み合わせ、それぞれの色合いの違いを利用して模様を描く木工技術です。神奈川県箱根の伝統工芸品として有名です。200年近くの歴史があるようです。箱根細工の起源は古く、なんと平安時代に創始されたそうです。

子どもの頃、お土産で不思議な寄木細工の箱をもらいました。からくりになってて、なかなか開けられない箱です。小さな宝物を入れておける箱が好きでした。
当時の物はもう手元にはないですが、今でも小さな寄木の箱を持っています。

今持っている小さな寄木の箱

ということで、せっかく神奈川に根付いてきたので、神奈川の七里ヶ浜で作られた、箱根の寄木細工を使ったウクレレにしたいということで、寄木の装飾を入れてもらうことにしました。

フィンガーボードに合わせて、ウェンジを真ん中にして、両サイドはバック、サイドと同じハワイアンコアです。
色合いやバランスから、四角い寄木を選びました。

選ぶのが楽しい寄木たち

たくさんのデザインのなかから寄木を選ぶのも楽しいですね。
金太郎アメのようにいろいろな色の木を隙間なく寄せ合わせて接着して模様が作られています。色合いもきれいです。

ドラムサンダーて平に研磨されました!コアの杢目も美しいです。

ヘッドの形に切り出されました。
ウクレレのヘッドの形も三井さんならではの形です。なんともいえない素敵な曲線でデザインされています。
そして三井さんのマークも入りました!かっこいい!マークはポジションマークと同じ、メープルです。ここでも木を感じるデザインです。

ヘッドの接着です。
ウクレレが逆立ち?!とびっくりする工程もありました。クランプが重たいので、逆さまにすると安定するそうです。

ペグを装着するための穴が開きました。
割れやささくれが出ないように捨て板を当てて穴を開けてくれています。

ウクレレのエンド部分にも寄木を入れてもらいました。
ヘッドの装飾の寄木細工と色を逆にして入れてもらいました。ちょっとした遊び心です。

そろそろ完成に近づいてきました。
オーダーウクレレの道もあとわずかです。

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