インスタグラムのストーリーズがなぜ重要なのか
「ストーリーズよりフィード投稿やリールの方がいいでしょ?だって、投稿しないとアカウント成長しないじゃん」と思うかもしれません。
たしかに、基本的にストーリーズは、フォロワーに届く設計になっています。ストーリーズを頑張ったところで、初期フェーズではあまり意味がないかもしれません。
しかし、自分たちの想いや商品を伝えたいと思っているなら、ストーリーズに注力するべきです。ただし、闇雲にアップしていると、ネガティブに働いてしまいアカウントが伸びなく恐れもあります。
そこで今回は、ストーリーズの重要性や何を投稿したらよいのかをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ストーリーズが重要なワケとは
ストーリーズが重要なワケは、深掘りしていくとたくさんあるのですが、今回は2つにポイントを絞ってみました。
①エンゲージメントが向上しやすくなる
エンゲージメントとは「ユーザー行動である」というのを前回お話ししました。
ユーザー行動が増えるので「アカウントとユーザーの接触」も増えます。接触回数が増えていくと、コンテンツがユーザーに表示されやすくなるのです。
感覚的ではありますが、ストーリーズを毎回閲覧しているアカウントの投稿は、いつも画面上に現れやすいと思います。結果的に、フィード投稿やリールもフォロワーに拡散されます。コンテンツ評価がよければ、外部にも拡散されるでしょう。
②濃いファンが生まれやすくなる
前述で、アカウントとユーザーの接触が増える話をしました。接触回数が増えると、少ないときより、アカウントに対して好意的な印象を持つ傾向にあります。
心理学でいうと「単純接触効果(ザイオンス効果)」と呼ばれ、接触する頻度が高いものに対して、心を開くようになります。個人的にも、やり取りをしたことがなくても、接触回数の多いアカウントであれば身近に感じますね。
ただし、だからと言ってストーリーズを連発すればよいわけではないと思います。興味関心のない話がダラダラ出てきても、かえって鬱陶しくなるだけでしょう。「ユーザーの興味がどこにあるのか」を適切に把握しておく必要がありますよね。
ストーリーズでは何を投稿すると正解なのか
「これが正解です!」と残念ながら断言はできません。ストーリーズは、24時間で消えてしまいますし、インサイトデータもアカウントのみにしかわかりません。
しかし、「コレは必要だよね」と思うのが1つあって、それは「投稿の延長線を意識する」ことです。なぜなら、フォローする際のきっかけとなる多くが「投稿内容」だから。
投稿内容にはまったく興味ないけど、一応フォローしておこう」といったケースはあまり無いはずです。少なくとも、投稿内容に関心があるから「フォローする」を行うわけですよね。
そのため、ストーリーズにも「アカウントの発信テーマ」の延長線でおおむねハズレはないと思います。
たとえば、グルメのアカウントなら下記のテーマを扱ってみてもよいかもしれません。
お店の内観、外観
投稿でアップしなかったサイドメニュー
ストーリーズでしか見れない最新お店情報
店主さんのお話
アカウント(中の人)の想い・自己紹介
投稿の延長線をベースにして、1〜2割ほど人感を見せていくとバランスがよいです。アカウントの成長度合いによって、「情報」と「人」の見せ方を調整するとよい気がします。
アカウントの初期フェーズは、親近感・人感は少なめにして、基本は有益発信にする。フォロワーが増えていき、認知度や関心が深まってきたら、さらに知ってもらうために、人感を見せていくとよいのではないでしょうか。
また、ストーリーズは何を投稿したとしても24時間で消えるものです。何を投稿したらよいか迷うなら、一旦投稿してみて反応を見るのもアリだと思います。
正解があるのではなく「模索しながら正解を作っていく」イメージです。
ストーリーズは「見られていない前提」でやる
「フィードやリールと同じ内容をストーリーズにアップしても大丈夫ですか?」と以前質問をもらったことがありますが、結論OKです。
なぜなら、ユーザーはコンテンツを細かく把握していないから。さらにいうなら、昨日見た投稿でさえも覚えていないと思います。
そのため、「見られていない前提」と認識し、ストーリーズにも同様の内容を提供します。ちなみに、「同様の内容=新規投稿のお知らせをする」ではなく、ストーリーズ用の素材と文字入れを行うのがよいです。
まとめ
ストーリーズ運用が重要であることは、おそらく多くの人が気づいていると思います。しかし、日々のコンテンツ配信に加えてしっかり運用しようとすると、最初はかなり大変です。
そのため、運用ハードルを高く設定しすぎず、まずはステップバイステップで試してみるのが大切です。
当然と言われればそれまでですが、やればやる分だけ上手くなります。逆に、やらない人はいつまで経っても上手くなりません。料理をするにしても、文章を書くにしても、動画を編集するにしても、「その道の上手な人」は「やっているから上手い」んだと思います。(※自戒を込めて)
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