いきものがかり 山下穂尊

いきものがかり 山下穂尊

2021年6月2日(水)正午 
それは突然発表された。

「いきものがかり山下穂尊 今夏を目処にグループを脱退、芸能界引退」

開催中のツアーの横浜アリーナ公演が3人ラストでのライブになるという事だった。

僕にとって山下穂尊さんは、一番好きで、尊敬する人。まさに最推しと呼ばれる存在です。

衝撃が走った。発表された文章を何度読んでも理解することが出来なかった。自問自答すると「意味がわからない」という答えしか出なかった。

発表された日は家に帰るまで3時間も掛かった。
それからは、横アリまでの一週間は、仕事には身が入らず、リフトから落ちるし、事故りそうになるし、大変だった。

色んな事を考えた。
正直なことを言うと横アリを最後のライブにしようと思っていたほどだった。

彼らを知ったのは、今から11年前の2010年の事だった、当時中学生だった僕は母親の親戚が大好きで、その親戚が作ったかんざしが連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」に使用されるから見てほしいということで見始めたのがきっかけだった。その主題歌が彼らの曲「ありがとう」だった、中学生ながらになんていい曲なんだろうと思った。
その後父親が新型セレナを買うということになった。CM曲は「風と未来」いきものがかりの曲だった。 
父は納車後、風と未来が入ったアルバムを買ってきた。僕ら兄弟は、それを借りて取り込み、聞くうちに虜になっていった。僕はその中にある「コイスルオトメ」という曲を人生で初めて好きになった。どこか自分自身を感じた曲だった。初めて買ったCDは中古だったけどコイスルオトメでした。初めてのライブはコイスルオトメ聞けるかな?ってすごい楽しみだった(やりませんでした)

そこから、セレナのCM曲、見ていた番組、見たかった番組、「笑ってたいんだ、NEWWORLDMUSIC、歩いていこう」と彼らの曲が付きまとった。

気づくとライブに行きたいと思うようになっていた。

初めて、彼らを生で見たのは、2013年7月13日ららぽーと豊洲で行われたポケモンのイベント(主題歌だった為)ここで笑顔を初披露に立ち会った。初めて見る三人の姿はとても輝いて見えた。

そして初のライブ参戦はIツアー、2013.9.11横浜アリーナ公演。1曲目が始まる時のあの空気感、あの感覚は今なお、忘れられない。ライブというものにとても感動した。当初は1公演のみの予定だったが、武道館公演が当日券が出るということで、当日券を取り、日本武道館に足を運んだ。特にあの日のぬくもりは響いた。悩んでいた時期だから本当に救われた。個人的に日本武道館という会場は特別な会場。翌年の武道館で行われた、音楽プロディーサー
島田昌典さんの島田会も足を運んだ

2015年のFFFツアーは、元々横アリのみの予定だったが、世界で一番好きな曲がセットリストにあると知り、仲間からチケットを譲ってもらい、武道館公演、横アリ2日間参加した。このツアーで初めてコイスルオトメを、聞くことができとても嬉しかった。ここから、フォロワーさんと会うようになり、各地に仲間が増えました!今では相方と呼べる存在にもこのツアーで出会った。ツアー後にはめざましライブも参加した。暑かったのをよく覚えている。

そして、人生を変えた日

2015年11月3日

彼らの15回目の結成記念日
この日は仲間とゆかりの地を巡る話になっていた。海老名の駅のホームでラゾーナ川崎でイベントをやる?という情報を仲間と耳にし、即座にラゾーナへと運んだ。20人ぐらいしかおらず最前列を仲間たちと取ることができた。3時間は待ったかな?夢だった、ねこじゃらし、夏色を聞くことができた。この日3人のSAKURAを、聞き彼らに一生ついていくと心に決めた。ファンとしての意識が変わった瞬間だった。



あの日のSAKURAは満開だった。尊敬する方とも一緒に見ることができとても嬉しかった。
この日水野さんから手渡しでもらったチラシは大切に保管している。

気づけばこの日を境にずっと全力疾走だった。

2015年はその他だと
ラジオの観覧、本間祭、エフヨコフレンズにも足を運んだ

そして、2016年デビュー10周年YEAR

3月14日のラジオの観覧も当たり、渋谷へ観覧へ、この日は、めちゃくちゃ聖恵さんに見られていた気がする

そして、次の日、3月15日デビュー10周年、彼らの地元海老名ビナウォークでのイベントは、始発で行き、10時間待って無事に最前で見る事ができた。ふと後ろを見ると彼らを見に8000人にも及ぶファンが集まっていた。胸が締め付けられるような思いだった。彼らがいかに愛されてるかが伝わってきた。デビューした際の三人のサインが入ったSAKURAのCDを見れた時はうれしかった。



彼らの地元、海老名と厚木の凱旋ライブは本当に楽しかったし、かけがえのない瞬間だった。さんまさんが来たり、山下さんが誕生日プレゼントで冷蔵庫貰ったり、特に最終日の彼らがファンに向けて、歌ってくれたダブルアンコールの「ありがとう」は痺れました。この四日間は夏休みの最高の思い出となった。なにより、その期間、地元の愛を強く感じた。

そして、「寄り切り!押し出し!!上手投げ!!!」リターンズが最終回を迎え、山下穂尊単独番組「上手投げラジオ」が始まりますと発表された時は物凄く嬉しかった。嬉しくてメールを送ったがなかなか読んでもらえず、結局メールを読んでもらったのは、半年後ぐらいだったかな?最初は読まれなくて本当に悔しかった。


2016年11月横アリで開催されたバズリズムさんのライブも当日券が出たので、参加、まさか、これが放牧前最後になるとも思っても見なかった。最後の一曲はSAKURAだった。10周年YEARはSAKURAで始まり、SAKURAで終わった1年だった。

その後は水野さんの単独のトークショー、アベマTVに行った。アベマTVは聖恵さんが「穂尊なんだ?」って反応してくれて嬉しかったのを覚えている。

そして、2017年1月5日「いきものがかり放牧宣言」
あの時は学校で見て、とても驚いたのを覚えている。リフレッシュするための活動休止だったので「行ってらっしゃい」と見送った。

もちろん放牧期間も、男子メンバーの単独のイベントには足を運んだ

2017年8月
山下さん初の楽曲提供は「History」という「Historyofpops70s」という舞台のテーマ曲で、山下さんも登壇するということで、サンプラザ中野へ初日のみのつもりが2日目も仕事終わりに当日券を知り、足を運んでいた。「History」はとても素敵な曲なので色んな人に聞いてほしいと思った。70年代への憧れを感じるような曲でした。上手投げラジオに音源化してくださいってメールしたら読んでもらえた

11月は新宿の高島屋で行われた「Talking MUSIC
 LISTING 2017」のトークイベントに登壇されるという事で新宿に始発で行き、4時間待って、24枚しかない整理券の9枚目をゲットし、3列目で見ることができました。好きな音楽やなかなか聞けない話も聞けてとても楽しかったです。




2018年10月
山下さんがスペシャルナビゲーターに就任してテーマ曲を書いたということで、長岡の「米百俵フェス」へ、10月で35℃という猛暑でした、藤木直人さんとコラボのキミがいるはサビを二人で歌ったり、ハーモニカマシマシだったりして、素敵だった。

最後の最後に出演者全員で今回のフェスのために描き下ろした山下穂尊作詞の「輝き」をファンの皆さんと歌って、(藤木さんと山下センターで山下の声めっちゃよく聞こえる)で終わり
最後にアーティストを背に向けて花火打ち上げ、四テーマぐらいあって、最後に「輝きオリジナル花火?」的なのをほっちが5からカウントダウンして打ち上げて終わりました。あんなにきれいな花火生まれて初めてみた、本当に最高だった。あの日見た花火は忘れない


そして、
2018年11月2日「集牧宣言」
ファンクラスに向けて太陽を配布。ファンクラスツアー開催の発表。再び時が動き出した瞬間だった。
2019年3月26日越谷を皮切りに、ファンクラスツアーはスタートした。チケットは当たらなかったので、グッズを買って仲間の見送りだけして帰った。帰る時に音が聞こえてきた時に「戻ってきたんだな」って思った。
自分はその一週間後の豊洲PITでのライブに参加した。初めて彼らを見た原点の豊洲でまた彼らの再開に立ち会える事はとても嬉しかった。そして初披露の「SING!」はとても痺れた。そして、この日聞いた笑顔も素晴らしかった。久々の三人の姿はとても輝いて見えた。

ファンクラスツアーの間

2019年5月2日
海老名ビナウォーク「山下穂尊です発売イベント&上手投げラジオ公開収録」
この日は自分に新たな1歩を踏み出した日でもあった。この日は自信作を持ってきてほしいということだったので、この日のために気まぐれロマンティックのMV風のほっちのキーホルダーを作りました。最後の最後に今日のために作った方いますか?ということで手を上げた所ステージに呼んでもらい、ラジオへの出演と、手渡しでほっちにキーホルダーをプレゼントすることができました。初めて、ほっちと話してとても緊張しました。録音は未だに恥ずかしくて聞けてない。あの日、握手した時のほっちの手のぬくもりは忘れられないし、手渡しで受け取ったステッカーは大切に保管しています。これは本当に忘れられない思い出。


この日以降、1年間ぐらいは月に一回上手投げラジオは読んでもらえた。

そして、2019年5月15日ファンクラスツアーファイナルZeppDiversityTOKYO

この日は、彼らの旗をようやく掴めた日でした。
聖恵さんが自分に投げてくれたタオルも掴むことができた。ほっちも投げてくれたけど取ることができなかった。
この日の心の花を咲かせようは2番からほっちがハモって最高だったのと、今まで以上に彼らと自分の距離を近く感じた。そして、ダブルアンコールの「ありがとう」はとても素敵だった。



この年は水野さんの単独のトークイベントと、さんまさんの明石家紅白の収録も行かせてもらった。
米フェスは台風17号で中止になってしまって残念だった
この年にやっていた水野さんのスパークでは11回ぐらいメールを読んでもらえた。

そして、2020年は久しぶりの全国ツアーと言うことで全部で12公演のライブに参加予定でした。大切な仲間、尊敬する方、大切な人とも参加予定だったのでとても、残念だった。疫病を恨みました。その中で何曲か出してくれたり、配信ライブしてくれたり、してくれたのでとても嬉しかった


そして、今年2021年デビュー15周年YEAR
3月14日無観客配信ライブ、事前に笑顔の動画を送ってほしいという回覧が来てたので、送った所小さくだが、モニターに出させてもらいとてもありがたかった。そして、新曲「TSUZUKU」初披露。とてもこの一年間の自分にマッチしていて、感動した。あとから山下さんの事を意識して書いたと言う事を知り、驚いた。



2021年4月14日大阪城ホール
久しぶりの有観客でのライブ
4列目だったが周りには人がおらず実質最前のような状態だった。ライブが始まる直前、円陣の掛け声が聞こえてきて、とても痺れた(気のせいかと思い相方に確認した所聞こえたとのことだった)
そして、音が鳴った瞬間、震えが止まらなかった。
そして、山下さんは、三曲目で自分に気づき、手を降ってくれた。
コイスルオトメもセットリストにあった。この日のコイスルオトメは大切な人を思い浮かべて涙が止まりませんでした。とても素敵なコイスルオトメでした。 聖恵さんがMCで「またお祭り騒ぎできるようになったらお祭り騒ぎしてくれますか?」とファンに投げかけた時、拍手する自分を見つめ頷いた。

そして、TSUZUKUでは、この一年間の自分を重ね、涙した。

久々に聞く、三人だけのSAKURAもとても素晴らしかった。

次の日は水野さんが帰りたくなったよピアノをミスってやり直したという。2日目はあ、これがライブだなって強く感じた。


そして、4月24日25日名古屋公演日本ガイシホール

初日はイベントでは何度も取ってきてはいたが、ワンマンのライブで初の最前列を決める事ができ、とても嬉しかった。3人からアクションを沢山頂けて、ありがたかった。後ろで自分の姿を見ていた仲間には「後ろ姿が幸せそうでした」と言ってもらえた。両日ともとても盛り上がった。rainbowbeamのTシャツも、聖恵さんに気づいてもらえたので、とても満足。

そして、名古屋公演の帰りの新幹線のホームで偶然ほっちと水野さんに遭遇した。ほっちに「また来てね」と言ってもらえた。よっちゃんには「いつもありがとうございます」と言ってもらえた。
新幹線に乗る際、ほっちが我々に「気をつけて帰ってね、ありがとう」と声を掛けてくれてとても嬉しかった。山下さん、水野さんともに会話するのは3回目だったがとても緊張した。

そして、脱退報道を受けての迎えた
6月10日、11日横浜アリーナ公演
MCの楽屋感含めとてもよかった、全てがいつも通りだった。いつも以上にほっちは楽しそうだった。初日の心の花を咲かせようでスポットライト当たっているほっちの姿が脳裏に焼き付いてずっと離れない。この日3人だけで演奏したSAKURAは満開でとても素敵だった。

そして迎えた、ツアーファイナル、今まで参加したどのライブよりも本当に楽しかった。この日は太陽ぐらいからずっと泣いていてこんなに人生で泣くことないだろうというぐらい泣いた。

ここにくるまでの1週間本当に色々なことを考えた。自分もラストライブかもなと思って望んだ。

聖恵さんの「この三人だから」「輝いていきたいと思うから、これからもよかったら見守って、一緒に歩いて行ってほしい」というMCを聞いて、これからも、彼らに付いていくと決めた。

ファイナルの心の花を咲かせようは一番サビからほっちがハモりを入れてきてとても素敵だった。
この後のほっちのMCで「今日来て頂いてる」って言った時に視線を感じた。
最後の地球は本当に素晴らしかった。
まさに泣き笑いせつなポップだった。
最後のSAKURAも最高だった。

初のワンマンが横浜アリーナで3人のラストの横浜アリーナで立ち会えたことをとても幸せに感じます。



あれから、2ヶ月あっという間だった。
思えばこの11年間の日々、常に僕に寄り添ってくれていたのは3人の曲、3人の姿だった。ふと思うと、初めて生で見てから、8年間で単独含め、45回彼らを見に行っていた。

本当に一つ一つが宝物でかけがえのない瞬間、景色ばかりだった。本当に沢山の景色、沢山の場所、沢山の大切な仲間達に出会わせてくれた、いきものがかりが居なければ、今の自分の人生は本当になかったです。本当に彼らには感謝しかありません。本当に感謝してもしきれない。「ありがとう」
自分という人生の物語の中でいきものがかりの3人に出会えた事は本当に幸せであり、僕の誇りです!

そして、これからも新生いきものがかり、山下穂尊、水野良樹、吉岡聖恵を応援しています。

ほっちへ何度もラジオで読んでくれたり、本当にありがとうございました!何度も名前呼んでくれてとても嬉しかったです!

ほっち本当に22年間お疲れ様でした!そして、ありがとうございました!これからの3人の物語に幸あれ!!これからも応援しています!


2021.7.31宇希(うき)

#いきものがかり
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#水野良樹
#吉岡聖恵

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