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【胎内市観光2018】行楽シーズン向けに濃密な地域体験プログラムを一斉展開します。

DMO的に動いてみた

今日は本業(胎内市職員)の話を。
この春に観光振興を担当することになってから、この秋冬に向けて少しずつ準備してきたことがようやく最初のチャレンジへとこぎ着けられそうです。
それは何かと言いますと、ただの名所・景勝地巡りや一般的に着地型旅行商品として販売されているツアーなどでは体験できない、濃密な地域体験ができるプログラム群を展開することです。昨日、この取組をプレスリリースしました。マスコミ各社の反応が楽しみです。
体験プログラム群の中には自ら(市が)造成したものもありますし、他のプレーヤーが造成したものをラインナップの中に加えさせていただいたものもあります。
大切にしたことは、ただ単にプログラムをたくさん集めるのではなく、自分なりにターゲティングを一生懸命やり、胎内市の地域資源も俯瞰した上で、体験プログラム全体のコンセプトを決め、展開してみたことです。DMO的な動きを意識して取り組んでみました。
今回のラインナップの一例はこんな感じ↓


「お客様」から「ムラビト」へ

この秋冬の体験プログラムのコンセプトは「お客様」から「ムラビト」へです。一枚のスライドで表すとこんな感じ。

一連の体験プログラムでは、「農山村の何気ない営み」「胎内市の人々が培ってきた歴史・文化・風俗」「胎内市民自身が日頃食している四季の食」など、胎内市の暮らしに溶け込んでいる地域資源を、暮らしの主体である地域住民が自身のフィールドで観光客に提供します。
コーディネート次第で、地域にある全てが観光資源となり、他の地域では体験しえない楽しさを提供できるのでは!、と考えました。
さらに、今回のプロジェクトで大切にしていることとしては、観光で胎内市に訪れた観光客に濃密な地域体験プログラムを提供することを通じ、観光業者と観光客という関係性を超え、「人と人」「人と地域」の濃密な交流を育み、折に触れて胎内市を訪れる関係人口というリピーターの獲得(お客様からムラビト化)に繋げていくことです。

来季のコンセプトは未定です。


このコンセプト「お客様からムラビトへ」は私なりに一生懸命考え抜いて打ち出したもので、観光関係者が経済的に潤うだけでなく、地域そのものの持続可能性も睨んでいたり、自分としては奥深く良くできたコンセプトだと自信を持っていますが、あくまで今回のみのコンセプトになります。
今後いろいろな方の意見を聞いたり、今年度末までに策定予定の第2次胎内市観光振興ビジョン(こちらも私が担当してます。)次第では、来年春夏向けのコンセプトは全く違ったものになっているかもしれません。
でも、基本コンセプトをしっかり定め、それに基づきブランディングもしながら一体的に施策を打ち出すことがどのように結果として返ってくるのかを知るためには、今年のうちになんとしても取組を展開しておきたかった。

Destination Management は誰が担うのか

今回の取組を経た上で、、、
マーケティング・ターゲティングをしっかりやり、地域全体を俯瞰した上で、ステークホルダーを巻き込みながら、旅行商品を造成する!という役割は誰が担うべきなのか、今年度の下半期中にはケリをつけ、次期観光振興ビジョンの計画期間に入る来年度頭には、本格的に新たな施策を展開できる体制を構築したいと考えています。個人的には良いアイディアを用意していますが、まだまだ内緒です。実現しないかもしれないし・・・・でも、実現した暁にはみんなを「あっ!」と言わせちゃうもんね!

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