ヨリシロ_ロゴ2

まちづくりの中間支援を行うNPOを立ち上げました。

前々からちょっとずつ準備していて、思ったよりも遅くなってしまったのですが、地域おこし協力隊らとともに、まちづくりの中間支援を行うNPOを立ち上げました。名前は「特定非営利活動法人ヨリシロ」です!私は本業が地方公務員ですので、無報酬の理事として参加します。プロボノというやつですね。私達の理念を現したこの素敵なロゴはうちのメンバーの牛田(旧姓若津)がデザインしたものになります。
法人の設立にあたり、なんで?何するの?というのを色んな方から聞かれます。特に同僚達からは戸惑いの反応も返ってくるので、一度ちゃんと説明しなきゃなと思い、この記事を書くに至りました。

私達のミッション

人口減少が進行する胎内市。社会課題も累積しています。未来に明るい話題は決して多くないです。
でも、ここに暮らす人たちは未来に悲観することなく、色んな課題にしなやかに向き合いながら、いきいきと楽しく暮らしています。
私達は、ここに暮らす人々の数そのものは減っていったとしても、いきいきと暮らす地域住民が残り、そうした住民らによりふるさとが守られていくことこそ大切であると考えています。

そのために私達は次の2つをミッションに活動していきます。

MISSION1:ヒトとムラの複層的で継続的な関係性のヨリシロに

住む↔住まないの2極ではなく、「観光」から「集落行事参加」「(ムラの)課題解決に協力」「定住」まで、人と地方の多様な関わり方をコーディネートしていきます。

MISSION2:ジノモノ・ソトモノのチャレンジのヨリシロに

様々な地域課題が山積する胎内市。しかしここには、そうした状況にしなやかに向き合い、いきいきと暮らす人々がいます。
また、一方で都市部の意欲ある若者にとって胎内市の様な農山村は、魅力的な挑戦のフィールドとなっています。
私達は、課題から価値創出を試みる地域住民とソトモノのチャレンジの中間支援を行い、実現のお手伝いをしていきます。

具体的な取組は?

具体的にはこんなことやれたらなぁと思ってます。あくまで計画段階なので実現しないものもあると思うし、ここにないことでもやるかもしれないし。

私達のメンバーをご紹介

私達の主なメンバーをご紹介します。関東在住メンバーも2名います。
彼らは都市部にいながら胎内市の課題解決にコミットしていきます。住んではいませんが、胎内市に関わり続けてくれる存在で、私達の理念を体現するメンバー達でもあります。

浮須崇徳(うきすたかのり)

胎内市職員として市の観光振興に取り組む傍ら、地域おこし協力隊らとともにNPOを設立。プロボノとしてまちづくりの中間支援に取り組む。
https://www.facebook.com/Takanori.Ukisu

神田圭奈(かんだけいな)

埼玉県秩父郡出身。動画クリエイターの経験を経て2017年4月に地域おこし協力隊に着任。鼓岡集落在住。
http://tainailvc.wp.xdomain.jp/category/kyouryokutai/kanda/


林基宜(はやしもとき)

神奈川県横須賀市出身。飲食店店長などの経験を経て2016年4月に地域おこし協力隊に着任。坂井集落在住
http://tainailvc.wp.xdomain.jp/category/kyouryokutai/hayashi/

牛田絵美(うしだえみ)

静岡県富士宮市出身。システムエンジニアなどの経験を経て2016年5月に地域おこし協力隊に着任。2017年9月に卒業し、現在は横浜市に在住し育児に奮闘中。
http://tainailvc.wp.xdomain.jp/category/kyouryokutai/wakatsu/

坂本雄一(さかもとゆういち)

県内のマーケティング会社において胎内市の農山村再生を支援。音楽サービスを運営する都内ベンチャー企業に転職した後も都市住民と農村の関係づくりに取り組む。
https://twitter.com/y_sakamoto_as
https://www.facebook.com/yuichi.sakamoto.509

最後に個人的な想いを。

最後に個人的な想いですが、農山村再生とか地域づくりに取り組んでいる人ならなんとなく分かっていただけるかなぁと思うのですが、これらにとって一番大切なことは、暮らしている住民自身がこの地域を好きになることだと考えてます。
「やめようと思ってた日曜大工をもう少し続けることにした」
「90歳にしてLINEを始めた」
「休みの日にご近所さんと出かけることが増えた」
「大学生が作った集落のむらだよりを名刺代わりに持ち歩いている」
地域づくりに関わった数年間で、こうした場面に何度も遭遇し、そのたびに胸が熱くなりました。住民の前向きな姿だったり、よそもの・若者との心温まる交流だったり、KPIとかの数字ではなかなか現せないけれど、このふるさとが残っていくために大切なことが実はたくさんあるんだなぁと痛感しました。
デスクの上で作文や数字だけで地域を捉えていると胸が熱くなるようなこうしたエピソードなんかは「何それ?」で終わってしまって評価もされないし、役所の予算もつかないんでしょうけど、誰かが大切にしていかなきゃいけないんだろうなぁと考えたのが、私にとっては出発点です。
当面はこんな感じで取り組んで参りますが、どうぞよろしくお願いいたします(*^^*)

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