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英語を聞く耳

我が家はネット契約の際のDisney+(ディズニープラス)加入が条件で、ザ・シンプソンズが見られるんですが、シリーズが長いので見るかずっと迷ってたんですね。でも見もしないで、他人の評価でこのアニメを決めつけるのは良くないし、長く続いているのは人気だからだと思ったので今年初めから見ています。
なんでもそうでしょうけど、はじめの数話はつまらなくはないけど面白くもなくて、見ていくうちに感動回があったりもちろん声を出して笑うこともあって、今見てるのはS6ですが、日課になっています。

初めは日本語吹き替えで見ていました。有名な日本の声優さんがほんと上手に吹き替えをしているので見ていて面白いです。でも、やっぱり英語のニュアンスが知りたいので英語字幕の吹き替えなしにして今は見てます。

ザ・シンプソンズとは

1989年年末から始まったこのアニメは12+の年齢制限がありますが、大人向けアニメですよね。
ざっくり言うと、シンプソンズ一家を中心とした、町や住民のお話です。
基本アニメなので内容めちゃくちゃですが、バランスよく悪と善のキャラクターや教訓があったりして、全然同じではないけど〈サザエさん〉みたいなアニメかも。
アメリカのコメディは基本皮肉のお笑いなので、アメリカ中流家庭のシンプソンズ一家、それを取り巻く環境や人々を風刺した内容です。

大人の情事もあるし犯罪やきたない言葉もあるけど、やっぱりテレビで放送できないF wordは絶対出てこなくて、その代わりscrew up, damn, bitchとかは言ってます。
シンプソン家の父、ホーマーが問題満載の愛すべきバカ親父なのですが、彼が10年働いている原発の社長バーンズは、度々ホーマーや一家に関わっているのに、毎回ホーマーの事だけ思えていません。定番のネタです。
ep26では、ホーマーが名前を覚えてもらうためにチョコレートの箱詰めをプレゼントして、底の方に家族写真を入れておいたら、ホーマーの顔の上のチョコ1個だけを食べきれずに残して捨てられまったんです。でもバーンズがお礼状を返したんですね、ホーマー以外の家族全員の名前宛てで。それに気づいたホーマーがついにF wordを言ったんです。その時のセリフが、

"Kids, would you step outside for a second? "
字幕(お前たち、ちょっと外へ出てくれ)
"F--"
教会のパイプオルガンがジャーンとなって一斉にハトがバサバサーっと飛び立ち、ホーマーの言葉は消されていますが隣近所に響き渡りました。

今まで散々な目にあってもそんな言葉を使わなかったホーマーの怒りが伝わる場面で、思わず笑ってしまったのですが、遠ざけなくても聞こえるのに子供たちの目の前ではなく一言断りをいれてるのがらしくて印象的でした。

以前、私の英語力について書きましたが、やっぱり使わないとなんでも忘れてしまうので、感覚を取り戻すためにも積極的に英語を聞いてます。
留学中も思っていたんですが、文法なんて気にせず、とにかく話す。
でも話したいのにボキャブラリーが少なすぎて話せないんです。
ある程度英語に慣れてくると、いちいち頭の中で翻訳しなくなります。
相手の言いたいことはわかるのに自分の言いたいことが言えない。
私はそれで悔しい思いをしてバスの中で大泣きした事がありました。
悔しいのと、当時の環境が日本と違い不便であれもない、これもない、日本ならあるのに何でないんだよオックスフォード!という怒りでした。
ホストファミリーともそのせいで言いたい事が言えず。
何でも言えばいいというものではないのですが、言わなきゃ伝わらないんです。もしそこで誤解を生むならそうじゃないとはっきり言えばいいんだし、
とにかく話す、話し合う事は大切だと思います。

とにかく、シンプソンズは私に合っていたので、これは人におすすめできます。あとSouth Parkも好きなんですが、こっちは早口過ぎてついていけない。






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