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「○○出身の人は優秀」と思わせること

1つの組織やコミュニティに必要以上に長居しすぎた結果、「自分なんか他所では通用しない」と自信を喪失。そうして転職活動したくてもできなくなり、不満を抱えながら同じ組織に所属してる人を何人か知ってる。

ぼくが2社目にお世話になった中小SIer企業では「うちの会社を踏み台にしていいよ」と入社してすぐに言われた。それでぼくは3年半で会社を辞めてカンボジアに行くことになったが、その会社には今でも感謝してる。一方で、同時期に入社して8年近く勤めている人間に久しぶりに会うと、会社に対する不平不満が多かった。

義理や恩売りで人を縛るのは簡単だが、そのやり方は現代的ではないと思う。組織や人に抱いていた感謝や尊敬の念が、恨み節に変わるのは悲しい。適切な時期にその人やコミュニティから離れること、新陳代謝は必要だと思う。「○○出身は、優秀・魅力的な人が多い」と周囲に思わせるのは関わった人達に対して恩返しになる。

カンボジアで仕事しているとき「日本で通用しないからこっちに来てるんでしょ?」的なことを言う人はたまにあった。この言葉は強くて、日本に戻ってからもしばらく囚われていたんだけど、最近「そんなこと全くないよ」と自信をもって言えるようになった。そもそも日本語が通じる時点で、随分やりやすいよ。

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