軍事侵攻から200日目に感じたこと

9月11日はロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって200日目。

ウクライナのゼレンスキー大統領は9月10日のビデオ演説で、9月に入ってロシア軍から奪還した領土が約2千平方キロに達した発表している。
早速、2千平方キロがどの程度の広さか調べてみたところ、Wikipediaによると東京都の面積が2.2千平方キロとあるので、この数日間で東京都と同等の広さを奪還したことになる。

また、ウクライナの国土面積は603千平方キロとある。6月頃の報道によると、この時点でウクライナの領土の2割がロシアに占領されていたとあったので、2割を単純計算すると121千平方キロが占領されていたことになる。
既に南部で奪還した領土もあることから、この計算が正しいとは言えないが、121千に対して2千ということは、奪還率1.6%。
反転攻勢は始まったばかり。まだまだこれからに期待したい。
 
ギルティ―・シンドローム
昨夜、NHKスペシャル「キーウの夏 戦争の中の“平和”」を見た。
海外退避しているウクライナ人は自分だけ安全であることに罪悪感を感じ、「戦争のない外国」より「戦争のあるウクライナ」の方が精神的に楽と考え帰国を決意する人もいるとのこと。
退避(=祖国から逃げた)ことへの自己嫌悪、又、日常で楽しいと感じることに罪悪感を持ち続け、ウツになる人も多いそうだ。
一概に全てのウクライナ人がそうとは言えないのだろうが、ここワルシャワで元気に働いているスタッフ達も、心の奥底にはこうした感情がきっとあるのだろう。

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