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家族の喜びを優先すること

大阪に泊まっている。ゴールデンウィークも終盤に差し掛かり 宿泊料金が急激に安くなったからだ。

大阪での目的地はスパワールドにした。温泉が好きな息子氏は日本一大きな温泉と言われるスパワールドに大満足してくれていた。

道頓堀近くの長堀橋という駅近くにあるドーミーインに泊まったのだが、歓楽街の中に大量の新築ホテルができていてインバウンドの衝撃を感じた。

夕飯はホテルから歩いていける場所にある道頓堀へ。
最初はGoogle先生で調べた焼き鳥屋さんに入ったのだけれど、息子氏がどうやら気に入らなかったご様子。幸いまだ注文する前だったので、息子氏の意見を尊重して別のお店を探してみることにした。道頓堀を家族で歩いてみる。

最終的には道端で売られているたこ焼きが気になり、ベンチに座ってたこ焼きの食べ比べをすることにした。3つ食べた中ではわなかのたこ焼きがトロッとしていて好みだった。
好き嫌いの激しい息子氏もたこ焼きは気に入ってくれたようで、最近は座って食べれないけれども今晩は比較的ベンチに座ってくれていた。

食べ終わって振り返ってみると、食べ歩きは楽しかったし、なかなかじっとしていられない息子氏にとっても楽しいし、息子氏が楽しいと僕らも楽しいし、彼の意見を尊重して良かったなと思う。

ドーミーインに帰り風呂に入ると菖蒲の湯になっていた。息子氏は菖蒲をかき集めて「ネギご飯を作ります!」と張り切っている。
自分が小さな頃、親が家のお風呂に菖蒲を入れてくれたのを思い出す。「自分一人で暮らしてたら、きっと菖蒲なんて買わないよな」と思いながら息子氏を見ていた。もしかしたら彼が喜ぶかもしれないからと思うから菖蒲を用意する。そういう家族が喜ぶかもしれないからということをしていると、結果として自分の幸福にもつながる気がした。菖蒲の湯、ネギご飯、面白いね。

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