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ガチャ終焉までのXデー2【ゲーム運営】

時代はサブスクリプションのシフトが猛スピードできています。CXMの時代だともいわれており、すべてのサービスがこれにとって代わるようなことも言われております。

CXMとはadobeのCEOが語っていた「CXM(Customer Experience Management:顧客体験管理)」を指しています。ソフトウェアの配信も運営の時代がきているということになりますね。

サブスクリプションとは、定額や従量制でサービス等を提供するビジネスモデルを指します。「所有」から「利用」というニーズにあわせた価値観の変化に対応したサービス形式ですね。新しい課金モデルです。

note読者ならば、あのAdobeがサブスクリプションモデルによって年々20%成長を遂げていて今や1兆円企業に。ビジネスモデルをソフト群のクラウドサービスに形式を変え、月額課金制になったのはご存じの通りだと思います。

ゲームもサブスクの時代へ突入

先日UBIソフトが「Uplay+」という、ゲームソフトのサブスクサービスへと乗り出しました。エレクトロニックアーツも同様のサブスクサービスを発表しており、これによって北米の巨大企業2社がゲームソフトをサブスク展開に乗り出すこととなります。

ゲームのサブスクが与える影響は?

少なくとも海外から下記の流れが確実に近い将来やってくると想像します。

・配信プラットフォームを縛らなくなる
・家庭用ゲーム機が不要になる
・パッケージ販売がなくなる
・スマホのアプリの課金形式もサブスクに移行し始める
・アプリのゲームデザインがガチャでは成り立たなくなる
 最悪rootbox規制回避のために海外から徐々に排除される
・日本国内にも影響を与え始める
・ガチャ依存で収益を上げているゲームが赤字になる
・アプリタイトル数が間違いなく減る
・開発者がたくさんリリースされる
・アプリ広告が減少する
・ゲームがよりゲームっぽくなってくる
・日本タイトルが死滅しにかかる
・日本のIPが中国にほぼ持っていかれてしまう

上のニュースで、NETFLIXが一部子供向けの番組でインタラクティブ性をもたらせた話が分岐する番組を配信するそうです。これがだんだんと浸透し、インタラクティブ性が上がってくるとそれはもはや限りなくゲームに近づいてくるはずです。というかNETFLIXがサブスクでゲームも配信できちゃうプラットフォーマーにもなりえますよね。

IPホルダーは強い状態が維持される

サブスクになるとコンテンツを豊富に持っている会社がやはり有利になります。それはいろいろなサービスをまとめて定額でドーンというようなことが作りやすいうえ、それ自体を行うだけで競争優位性が保てるからです。

ゆえにゲーム業界では、歴史ある家庭用ソフトメーカー、版権王国バンダイナムコ様、等がさらに強固な土壌となりえてしまいます。一方で単体のヒット作しか持たないメーカーさんなどは、超きつくなると想像できます。

小さな意欲作が生まれるかもしれない

サブスクとはいっても有象無象に細かいものだけを寄せ集めてもしょせんそれは有象無象です。あくまで個人的な感想ですが、switchの月額サービスで遊べるファミコンソフト群は昔はむちゃくちゃ熱狂して遊び倒しましたが、今やると、「何がおもしろいのこれ?w」って秒でやめちゃいます。

が、これはあくまで創造レベルですが収益ベースでの計算方法がタイトル単体でPLを測るというよりも事業単位でPLが切られるようになった場合、クリエイターとしてはチャレンジ作を作りやすくなるのかもとか感じています。

少なくともサブスク化の波はゲーム業界でも避けられない波だと思いますので、いろいろと変わるときがそろそろ日本にもやってくるのかもしれません。

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