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社会は複雑な記述式問題の連続。解くために体験知を積もう 【 #ビジネス #思考法 】

シンプルな問題と答えが設定されているわけではなく、抽象的な課題が満ちに満ちている現代を生き抜くためにも、世の中は複雑なんだなということを認識しておくだけでも人生は生きやすくなります。

大事なことは、抽象的な概論をシンプルに捉える視点と思考を持つようにすること。その方法は、とりあえず実践と経験を積むこと以外ないということになります。


■学校教育は知識の詰め込みが中心

何事においても良い結果を出すためには、経験値が必要です。それは体験知であり、知識+感覚を伴った経験のことを指します。

本を読んだだけ、セミナーに出ただけ、教育を受けただけ、マニュアルを読んだだけではそれを使うときに直面した際に役に立たないことが多いです。

日本の学校教育は少なくともこの知識の詰め込みが中心のため、英語教育も含めて社会に出る前の状態はほぼ未体験知の状態と言えます。

そして一番重要なお金の学習とか、仕事の仕方とか価値観とか、そういう教育は一切しないのもちょっと疑問ですよね。それはまた次の機会にでも。


■社会で学べる経験値も大きく2種類存在する

では社会の仕事が全て複雑性を帯びているのかというと、実際はそうでもないことが事実です。それはアルバイトの中でも特に1つの業務をマニュアルで賄えるような業務においては複雑な知識や経験値がなくてもできることがあります。

例1)
単純な知識をインプットしてそれをフォーマットで答えるようなもの。

①知識の記憶 → ②アウトプット

とごく簡単なプロセスです。超簡単ですが、これは誰でも真似ができるということになります。あえてそうしている事例も多く、アルバイトの超シンプル作業などはいい例かと思います。


例2)
一方、インストールする知識も複雑であり、知識のインプット → 状況整理 → アウトプットという場合。これはとても高度な技術です。

①解き方の記憶 → ②文書から問題を整理 →
→③計算式(ツール)を使って思考 → ④アウトプット

この場合、明らかに例1よりも複雑な工程を経ていますし、個人の経験値を問われる工程が中間で2つ以上挿入される場合が多い例です。


■社会は例2のような複雑な文書問題の連続

上記のことから、複雑な工程を経て問題を解決したり、新しいものを発想するという行動と結果を起こすのであれば、間違いなく複雑な問題に取り組むことが不可欠となります。

そしてこれは仕事だけではなく、災害時などの緊急性ある状況に直面した時や、進路の決定、結婚、出産、就職、不動産購入などの小さなことから大きな決断をするときも同様のプロセスを経ることがあるでしょう。

社会で生きる行為そのものが複雑性の中で生きていくことに他なりませんので、自分が望む結果に近づきたいのであれば、複雑な問題に挑まなくてはいけないということになります。

そしてそれを解くためには学校教育だけでは不十分であり、自分で行動して、失敗しても良くていいのでなんども挑戦していくことが重要ということになります。


■複雑な問題を解くためにはとにかく挑む

かといって知識が役に立たないのかというのは全くそういうことではありませんよね。

少なくとも、特定の状況によってはそのまま通用することがありますし、応用する際の基礎とすることができます。

さらには、知識をインプットしていたことが、実践で何かを始めるきっかけを後押ししてくれたり、その後の学習スピードを上げる要因として生きることも多くあります。

ただ、行動することに勝るものはありませんので、とにかく人生を切り開きたいのであれば、行動することが最優先となるのは間違いないかもしれません。

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