”自分”という生き物を第三者視点で見たとき、どのようにして行きたいところに連れていくべきか、促してあげるべきなのか？　今回はそんなイメージを持ってもらう参考になったらと思ってちょっと書いてみます。

目的地、行動、メンタルの攻略法です。

目的地までの道のり＝大きな玉を転がすようなもの

目的地までの道のりとは、例えるならば「クソでっかい玉を目的地まで転がして到達するようなイメージ」かと思います。

思っていることが操作室。玉は客観的にみた、自分自信だと想像してみてください。

玉は簡単に動かない。その理由
・大きな玉（自分）は思いだけでは動かない
・動いたとしても最初はほぼ無反応に近くて結果が分かりづらい
・大きな玉（自分）はブレやすく（感情がブレやすく）、制御し続けることが難しい。たまに暴走するし故障もする
・動き出した玉は自分の意志では制御できない
・途方もない旅が待っている

この時点で分かりますけど、めちゃくちゃ面倒くさい！

では巨大な玉をゴールまで持っていく工程を細分化してみたいと思います。そしてその時とメンタルの状況や関係性についても少し触れてみたいと思います。

玉を目的地まで運ぶまでの工程

STEP1：論理的志向でアプローチ
大きな玉でも動かすコツがあるという操作室で認知します。まずは知識を得ます。

STEP2・意志力でアプローチ
玉を動かすには意思という膨大で有限エネルギーを使う必要がありそうです。大きな玉を押すにはエネルギーとコツがいるけど、試しに押してみるかという決断が必要です。

STEP3：実際に行動してアプローチ
・意志力で行動力に火を付けて玉を押してみる
・しかし玉はとても重たく、動きがとても鈍い
・ヘタすりゃミリ単位でしか動いていなくて結果が分からないことも多い

STEP4：継続したアプロ―チ
・それでも玉を押し続ける行動の継続。
・徐々に動き始める。
・そしてだんだんと勢いがついてくる

STEP5：玉にあわせて並走していく
・玉の転がる勢いにあわせて適度な力で押し続ける。
・ゴールに向かって並走するイメージ＝習慣の力。

メンタルと行動の相関関係はあるの？

行動と結果に関してメンタルの安定性などは必要か？ ですが、必ずしもそうでないと言えます。理由は、メンタルが直接玉を動かすわけではないから。メンタルに関係なく行動し続ける人は目的地にたどり着けるわけです。

偏った視点や認知、思い込みが行動を妨たげている

とはいえ、メンタルが安定していることで、すべての工程がよりスムーズに動きやすくなることは確かだとも思えます。と言いますのも、各STEPでも言い訳する自分や自信がない自分などを理由に行動しないことを正当化してしまうと、まず行動に繋がらないからです。

また、メンタルが安定していないと上記の思考が染みついていますので、少しでも自分に不都合なことがあったら、すべての行動に対して無意識でブレーキをかけたり、自分が意識して望んでいることと正反対のことを無意識にしてしまったりするんです。

意識して臨んでいることと正反対のことを無意識にしてしまったりするんです。つまり、自分では気づけていないってことです。

障害となる考え方などの例

メンタルによる歪んだ価値観や思い込みがあると、行動にブレーキがかかりやすくなり、例えば各ステップで下記のような事例が起きてしまいがちです。その例を各STEP単位であげてみようと思います。

1のパート：
・動くわけがないと勝手に決めつけて、知識を得ようとすらしない

2のパート：
・いつかやろうと先延ばしする。時間がないなどの言い訳をする。

3のパート：
・行動はしてみたけど微々たる結果に落ち込む。
・サクっとできるとか思っていたが全然違う。
・なんかおかしくね？と誰かの責任にしたがる。

4のパート：
・動いたのはいいけど、「これをゴールまでもっていくの？」という新たなる課題にぶち当たって挫折する。
・できるわけないとか言っちゃう。
・なんかおかしくね？と誰かの責任にしたがる。

5のパート：
・玉を押し続けるのがだるくなって途中でやめる。
・目的地の立て方を間違えてゴールが見えなく挫折する。
・モチベーションが上がらなくてやめる
・なんかおかしくね？と誰かの責任にしたがる。

まとめ

メンタルだけどうのこうのしても結果は出ないが、メンタルが安定していると結果が出やすくなる潤滑油にはなります。

だからといって、行動すれば結果が出るのか？　これもまたそう簡単にはいかず、結果を出すためのアプローチやテクニックも必要になってくるんですね。

結局のところは地道に行動して、失敗して修正して軌道修正してまた行動してというコツコツ作業を繰り返すことしか遠いところにはたどり着けないというイチロー選手の言葉そのままということです。