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世に儘ならぬは

今時の若い女性なら誰でも知っていることだと思うけれど、「眉」は顔の印象を左右する。

最近話題になった、ディズニープリンセスをすっぴんにするネタにしても、オチのお姫さまが衝撃的なのは眉毛のおかげさま。というか、他のお姫さま方も、変えるべきだろ、眉。

もとい、素材のままで美しい眉を持っているラッキーな人もいるだろうけれど、我が国の多くの女性は、日々のお化粧のなかで、色んなテクニックを駆使してプリンセスな眉を目指しているに違いない。

わたしは、たっぷり20年以上、余分なところを抜いて、長さを切り揃え、足りないところを書き加えというフルコースの加工眉とつきあってきたために、自分の本来の眉がどういう形だったかなんて、とっくの昔に忘れてしまった。

そんなことを改めて思うのは、2人の我が子、ヨーヨーとあーちゃんが、見事なタレ眉、癒し顔だからなのである。

わたしも、パパも (`・ω・´) こっち系なのに対して、

ちいさい二人は (´・ω・`) こっち系。

目とか鼻とか、他のパーツは「パパから来たね」「ママに似てるね」「爺ちゃんの隔世遺伝かな」となんとなく由来を辿れるのだが、このタレ眉ばかりは謎である。

あーちゃんはまだ小さすぎるから眉頭がしっかりしてきたら雰囲気が変わる気もするが、ヨーヨーのタレ眉は、決定的。

この先、骨格の成長に伴って眉の印象も変わるのだろうか。だったら、わたしも小さい時はもしや...と思って実家にあるアルバムをたどってみると、改めて確認したちっちゃな自分たら、ヘルメット級に豊かな黒髪と、弧を描くゲジ眉で、ちっとも新生児に見えなかった。

嗚呼......と、思わず、来し方を振り返り膝をついてしまったけれど、

その点、子供達は、特に、この先余分な毛との戦いが宿命づけられている女の子のあーちゃんについては、文字通りの「生まれ持った毛並み」については、わたしよりずっと優しい感じなようで。

ちょっと、ほっとした。




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